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2008年1月 8日 (火)

【時習26回3-7の会 0147】~「【2637の会】の皆さんからの年賀状〔その3〕」「俳人『飯田龍太』の代表作」「坂東眞理子『品格のある親子関係が、老後を幸せにしてくれます』より」

■今泉悟です。 皆さん如何お過ごしですか。 さぁ、今日も【2637の会】会報【0147】号をお送りします。最近の会報の配信頻度が多目ですが、お赦し下さい。

2637blog■さて、副題の【2637の会】の皆さんからの年賀状〔その3〕の件です。添付写真をご覧下さい。今日までに、さらに内山君と小久保君から年賀状を頂戴しました。ありがとう。これで、24名25枚の年賀状を頂戴しました。中山君のmailを含めると、実に25名26枚の年賀状&e-mailを頂戴したことになります。【時習26回3-7の会】の皆さんの律儀さには頭が下がります。(と言って、賀状をくれない方々がどうのこうのということではありませんので、くれぐれも誤解されませぬ様に・・。(笑))

Photo■続いては、この一月の季節をイメージして著名俳人の俳句を紐解くと、飯田蛇笏の息子、飯田龍太の作品が二つほど浮ぶ。

 一月の川
 一月の
 谷の中


【解釈】▼全景山国の雪景色。一本の川が続いている。淡墨で画いた川が谷をなぞっている。ほかには何の色もない―極寒の清冽な静寂。一という言葉を重ねて何も言わない。モノトーンの世界が果てしなく広がる。(金子兜太監修「日本の名俳句100選」)
▼年が改まるとともに万物が新しくなる「一月」。厳しい寒気の中。人影もなく、太古さながらの大自然に戻った様な谷間を一本の急流が貫く。「一月」の語句の反復によって、新しい年の焦点を谷川に絞り、含蓄豊かな初景色を浮かび上がらせた。昭和44年作、句集『春の道』所収。(鷹羽狩行『鷹羽狩行の名句案内』)

 大寒の一戸もかくれなき故郷

【解釈】▼「大寒(だいかん)」は立春前の15日間を言うが、最も寒度の厳しい時期である。その寒さにめげずに「一戸もかくれなき故郷」がある。小高い場所から見下ろしているのだろうか。この「故郷」こそわが故郷、と作者は誇らしく宣言している。誰しもがそうはいくまいが、故郷はかくありたいものだし、かくあって欲しいものだ。故郷の人々との交流の深さや故郷を慈しむ真情がかくも堂々とした一句になった。(宗内数雄『こころを詠んだ「昭和の名句」』)
▼「大寒」は一月二十日頃にあたり、一年でも最も寒さが厳しい季節です。野山の草木は悉く枯れ、辺りは寒風を遮るものもありません。故郷の集落は、ひたすら寒さに耐え、夫々の暮らしを守っています。作者もその中の一戸にあって、地に根を下ろした暮らしをしているのでしょう。寒さが極まる中で、澄み切ったものを感じさせます。この句を声を出して読んでみると、「ダイカンノ イッコモカクレナキコキョウ」という、きびきびとした調べの快さを感じる筈です。カ行音が七つもあることで、軋む様な緊張感も伝わってきます。中七から下五にかけての「イッコモカクレ ナキコキョウ」という句またがりは、一句の堂々とした風姿を際立たせています。内容と調べが一致した作品として、一分の隙もありません。俳句の格調ということを改めて感じさせます。(鷹羽狩行『諳(そら)んじたい俳句88』)(昭和29年一月作『童眸』所収)

【筆者comment】▼飯田龍太について、榎本一郎は『新・俳人名言集』で次の様に紹介している。

▼龍太は、現代俳壇の最高峰で活躍した俳人の一人。父蛇笏の没後、「雲母」の主宰を継承した。故郷山梨県東八代郡境川村(現・笛吹市)にあって、言語に対する鋭敏な感覚を武器として、透明度の高い句を作り続けた。平成19年没。86歳。<大寒の一戸もかくれなき故郷><一月の川一月の谷の中>が代表句。
【表現としての俳句の面白さ『俳句の本Ⅱ』】
▼俳句の感銘というものは、きわめて直感的なもの。一読に響き、六腑にしみわたって間髪を入れないものであり、くどくど説明することによって成程と合点する様な作品は、所詮二流品である。(飯田龍太)
【筆者comment】▼成程、飯田龍太自身の言う通りである、と思う。

【後記】■今日の締め括りは、PHP「ほんとうの時代」(2008年1月号)から、坂東眞理子「品格のある親子関係が、老後を幸せにしてくれます」よりです・・。

▼(前略)曹洞宗のお経のひとつに『修証義』というものがあり、その中に愛語という教えがあります。私はそこで説かれている、愛されるより愛するほうが人生を豊にするという教えがとても大切だと考えます。子供や孫を愛するとか、かつての部下を愛するとか、そういう愛情というものは人生を豊かにしてくれます。(以下略)
【筆者comment】▼『修証義』の【愛語】についてです。・・・不安な時、困っていることを安心して相談できる家庭や、学校や、友人や、行政などが成り立つ社会の基本が【愛語】です。

▼愛語というは、衆生を見るに、先ず慈愛の心を発(おこ)し、顧愛の言語(ごんご)を施すなり。慈念衆生猶如赤子(じねんしゅじょうゆうにょしゃくし)の懐(おも)いを貯えて言語するは愛語なり、徳あるは讃(ほ)むべし、徳なきは憐れむべし、怨敵を降伏(ごうぶく)し、君子を和睦ならしむること愛語を根本(こんぽん)とするなり、面(むか)いて愛語を聞くは面(おもて)を喜ばしめ、心を楽しくす、面(むか)わずして愛語を聞くは肝に銘じ魂に銘ず、愛語能(よ)く廻天の力あることを学(がく)すべきなり。

【訳】▼慈愛の言葉は、人々を見る時真っ先に優しさの心を働かせて顧みる様な、愛の言葉を差し上げるのです。慈しみの心で人を見るとは、赤ちゃんを見る様な気持ちで言葉を使うことで、愛語です。人としての善き徳のある人は讃えるべきです。徳の薄い人には哀れみの心で接して行きたいものです。憎い敵を説き伏せ、権力者同士を和解させて争いを回避させるのも、慈愛の言葉が根本なのです。面と向かって真心や愛のある言葉を聞くと、人は喜びが顔に表れ、心を楽しくして下さるものです。陰で真心のある言葉を人伝(ひとづて)に聞くと、肝に銘じて感動するものです。愛語こそ、帝王の意思や天帝の意思をも変える力があることを知らなければなりません。

では、また・・。(了)

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