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2008年1月18日 (金)

【時習26回3-7の会 0149】~「大寒」「『三井記念美術館』&『ブリヂストン美術館』」「冬の季語『探梅』」

■今泉悟です。 皆さん如何お過ごしですか。 さぁ、今日も【2637の会】会報【0149】号をお送りします。

■さて、時節は移ろい、明々後日の1月21日は「大寒」である。1月6日「小寒」で「『寒』の入り」となり、2月4日の「立春」で暦の上での春となる。とは言え、ご当地豊橋では、2月11日に八町の神明社にて開催される『鬼祭り』が終わるまでは寒い。鬼祭りの頃の思い出としては、不思議と「鬼祭りには雪が舞った」ことを覚えている。今から40年ほどの遠い昔、小・中学校時代の記憶として・・。
▼地球温暖化が懸念される昨今ですが、流石にここ数日は寒い日が続きますね。我が家でも、満83歳の親父が風邪に罹り、38~9度Cの状態が数日続き、病院に付き添ったり、結構大変な数日間であった。風邪といっても如何せん高齢者のことである、突然、肺炎等が心配になる。小生の反省を踏まえ、親御さんがご健在の皆さんに提言します。「今、まさに極寒の時期。ご高齢であるご両親がに風邪を罹患されない様、気配りされることをお薦めします。」

0102_205▼話変わって、小生、先週央の16日(水)、仕事の関係で上京した。そして、仕事が片付いた昼下がり・・。まだ帰豊するには時間があったので、日本橋三越本店横の旧三井本社ビル7階にある「三井記念美術館」と、八重洲にある「ブリヂストン美術館」に行き、絵画等を鑑賞した。添付写真は、三井本社、三井住友銀行、三越の建物が林立する風景と三井本社ビル内の「三井記念美術館」案内、そして「ブリヂストン美術館」の建物看板である。小生、東京には3回に亘り通算8年住んだ(1983.11-'84.3, 1986.4-'91.3, 1995.5-'98.2)。しかし、両美術館とも前は何度か通ったが、入館したことは一度もなく、まさに「灯台、下暗し」でした。たまにしか訪れなくなると訪れてみたくなるのは性(さが)でしょうか。(笑)

0304▼まずは、「三井記念美術館」で開催中の「『国宝 雪松図と近世絵画』展(2007.12.23~2008.01.31開催)」である。同美術館には、三井家の家宝を中心に国宝が6点所蔵されており、今回はそのうちの一つ「国宝 雪松図屏風 円山應擧(江戸時代・(1733-95))」が展示されていた(添付写真ご参照)。
【解説】一面の雪の中に煌く光を照り返して屹立(きつりつ【筆者注】聳(そび)え立つ)する松の姿を、墨と金泥と紙の白色のみで感情豊かに描き出している。松は輪郭線を用いない付立(つけたて)と呼ばれる画法をもってし、右隻には直線的で力強い老松、左隻には曲線的で柔らかい若木を配している。写生画法に、伝統的な装飾画風と融合させた平明で清新な応挙様式の代表傑作である。
【筆者comment】▼三井家のお宝中心に所蔵された逸品の数々。江戸時代から明治・大正・昭和の大富豪三井家の財閥の資力の大きさと奥深い文化への関心の深さを感じ入った1時間であった。

▼次いで日本橋から踵を返して八重洲へ・・。今度は「ブリヂストン美術館」である。こちらは、『ブリヂストン美術館コレクション展』(2007.12.01~2008.01.27開催)である。leafletに記載されている様に「ブリヂストン美術館のコレクションの中から、モネ、ルノワール、セザンヌ、マティス、ピカソなどの西洋近代美術と、黒田清輝、藤島武二、安井曾太郎などの日本近代洋画を中心に、約180点の絵画と彫刻を紹介」と、まさに珠玉の傑作ばかりの展覧会。小生、展覧会場は、ブリヂストン美術館ビルの2階。彫刻のモニュメント群を見ながら、最初の企画展示室へ・・。
▼そこで小生、(著名画家と作品群の多さと質の高さに感動のあまり暫し放心状態となり)絶句した・・。レンブラントから始まり、あのバルビゾン派のミレー、コロー、そしてクールベ。印象派、ポスト印象派の部屋に入ると、マネ、モネ、セザンヌ、シスレー、ゴーガン、ゴッホ、ピサロ、ルオー、ルドン、モロー、デュフィ、アンリ・ルソー、ボナール、ピカソ、マティス、クレー、デ・キリコ、日本の西洋画家も、浅井忠、黒田清輝、藤島武二、青木繁、岸田劉生、安井曾太郎、岡田三郎助、佐伯祐三、etc.
【筆者comment】▼皆さんにご紹介する絵も、素晴らしい作品が余りに多く、ご紹介作品をchoiceするのに相当迷ってしまった。そこで、過日、湖東三山の紅葉をmailさせて頂いた時と同様、各写真の容量を大幅に落とし(要は、小さくして)、沢山添付することにした。それにしても、これだけの傑作群を収集したブリヂストン美術館創設者である石橋正二郎氏の眼力と財力は流石であり、その功績は多大である。見識ある立派な先人がいる日本も捨てたものじゃぁない!(笑)
0618567a_2071865121874a131884a17a191908a211907a231887 241886a271870a291925a301890a311925a331901a351902 3619089 381904a411927a481935a491942a50189590a511932a531910a551913a_2 561923aおまけは、お土産コーナーである。ブリヂストン美術館の主要コレクションのDVDが1,000円で売られていた。帰宅後、早速視聴58190608a_2 591918a_2 してみたが、「感動よ、再び!」であった。

【後記】■今日の締め括りは、前号に引き続いて『梅の花』についてのこぼれ話を一つ・・。
▼中国は唐の時代、梅は名花とされ日本にも奈良時代に観賞用の花として伝来。梅は、わが国でも文化人に愛され、『万葉集』でも花見の宴の歌を中心として、桜よりずっと多く詠まれていた。
▼平安遷都後でも、宮中紫宸殿前の左右の花も、最初は「左近の『梅』、右近の橘」であったものが、「左近の『桜』、右近の橘」に変わった(【筆者注】仁明天皇(承和年間)834年~村上天皇時代963年の間に変わったことはほぼ間違いない。詳細を述べると長くなるので、このお話はまたいつか・・)。
▼古今和歌集(延喜5年(905年)成立)の頃には、桜が梅の2倍も歌われる様に。さらに300年後の新古今和歌集の頃では桜が梅の4倍も歌われている。(為念)
▼ところで、『梅』の話である。ご紹介するのは、『探梅(たんばい)』である。『探梅』を「冬の季語」にしたのは、松尾芭蕉である。

▼貞享四(1687)年の冬、芭蕉は尾張と三河をかなり足繁く動き回り、門下等と句会を催していた様である。11月4日鳴海・知足亭に到着。爾来、6、7、9日と知足亭で興行、そして伊良子崎(旧・渥美町保美)へ「鷹一つ見付けてうれしいらご崎」で有名な愛弟子杜国を訪ねに行く。そして、また16~20日に知足亭、それから24日に熱田の桐葉亭にて興行。26日、28日、12月1、3、4、9日も興行を続けた。そして、12月10日過ぎに名古屋の防川亭の興行の発句で次の様に詠んだ。

 香を探(さぐ)る 梅に藏見る 軒端(のきば)かな  芭蕉

【解説】これは挨拶の俳句。春に先立ってひらく梅の香をたずねて、そこに立派な土蔵のある家を見つけたというのである。富豪防川の、富者でありながら、風雅を失わない心を讃えた俳句。芭蕉が、『探梅』をここで初めて冬の季語として詠んだのである。「探る」という言葉には、まだめずらしい、早過ぎるものを「探す」という意味があり、「冬の季語」とした訳である。

 探梅や 枝の先なる 梅の花   高橋素十

【解説】寒気の中、日の光も僅かに明るさを増し、微かな春の気配を感じ取ったかの様な梅の花(寒梅=『探梅』)が、枝の先にポツリと咲いている。
前号でご紹介した豊橋「向山梅林公園」の紅梅・白梅をまさに思い浮かべられよう(【0148】号の添付写真ご参照)。服部嵐雪の「梅一輪 一りんほどの あたゝかさ」とはまた趣きを異にしたいい句である。

では、また・・。(了)

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