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2009年5月10日 (日)

【時習26回3-7の会 0237】~「【2637の会】《クラス会》いよいよ始動!・・『青春のうたPart4』アンケートにご協力を!」「『時習26回卒業35周年記念旅行』の募集状況」「白州正子『花にもの思う春』から『俊成』→「平家物語」→『千載和歌集』→【能】『忠度』&【狂言】『薩摩守』」

■今泉悟です。 皆さん如何お過ごしですか。 さぁ、今日も【2637の会】会報【0237】号をお送りします。
 今日はまず、今年2009年夏の【時習26回3-7の会】《クラス会》に向け始動したというお話から・・。
 掲題・副題「【2637の会】《クラス会》いよいよ始動!・・『青春のうたPart4』アンケートにご協力を!」にあります様に、添付fileをご覧頂きたいと思いますが、「青春のうた」候補曲を全51曲nominateさせて頂きました。この中から皆さんがお好みの曲を複数選曲して、小生宛に返信して頂きたくお願いするものです。
〔 このアンケートは小生から【2637の会】membersの皆さん宛にmail送信した方々のみが対象です。その他の皆さんは悪しからずご了承下さい。m(_ _)m 〕
 アンケートの方法は昨年と同様です。当該添付flile「青春のうた PartⅣ 2009年」を一度、デスクトップかマイドキュメントにplotして頂き、ご希望曲の頭左横にある「check-box」を左clickして頂きますと「レ(check-mark)」が付きます。こうしてcheckして頂いた当該fileを、本mailの返信に添付して頂き、返信釦を押して頂ければOKです。ご希望曲の件数が多い順に選曲させて頂きます。充実した『青春のうた Part4』と致し度、ご協力の程宜しくお願い申し上げます。m(_ _)m
 それから、《クラス会》会場の件ですが、以前ご案内しました様に、今回は、昨今の不況下の中、費用節減を考え、前回の二次会会場である、『トライ・アゲイン』で一次会・二次会と一気通貫で行おうと考えていますが、宜しいでしょうか。従って、会費も5千円ポッキリで考えています。

 日時 : 8月15日(土)18時00分~
 場所 : トライアゲイン〔豊橋市駅前大通2-33-1 開発ビル地下1F〕
 予算 : 5000円(税金・サービス料込)

 後日今月末頃、正式にご案内を出状しようと思います。それから、もう一つご協力を・・。このmailをお送りしている皆さんへのご案内状は、葉書を出状しないで行こうと思いますが、宜しいでしょうか。OKの方はその旨返信mailを頂戴できると有り難いのですが・・。当該返信mailはご本人のご了解なしには皆さんに公表しませんので。(為念)(^ ^;)
 正直なところ、往復はがきの準備枚数が減るだけでも負担感がかなり軽減されますので、ご協力頂ければ幸甚です。m(_ _)m
 これ等の件につきまして、【2637の会】members皆さんから忌憚のないご意見をお待ちしています。m(_ _)m

■さて続いては、「時習26回卒業35周年記念旅行」の募集状況ですが、幹事〔名古屋在住〕の皆さんに確認したら、5月9日現在で61名。80名は集めたいそうです。
 【2637の会】membersの皆さんの参加者は、「宴会」のみ参加者を含め現状4名。ちょっと少ないですね。我等26回卒は10クラスあったのですから、1割として現状6名強で平均ですから、6~8名は参加して頂けると有り難いのですが・・。是非ともご協力のほど、宜しくお願い申し上げます。m(_ _)m 今日は、やけに「m(_ _)m」が多いですね。(笑)

■さて小生、このGWの前3日間(5月2(土)~4(月))は、庭の草取りで殆ど終わってしまいました。 後半の5(火)~6(水)は生憎の雨で、部屋の掃除と読書と勉強(←嘘(笑))。晴耕雨読の五日間でした。(笑)
 その読書の中で、最近購入した白州正子著『花にもの思う春』(平凡社ライブラリー)がなかなか良かったので、その中から「俊成」巻頭の一部をご紹介します。
〔白州正子『花にもの思う春』から『俊成』と新日本古典文学大系「勅撰和歌集『千載和歌集』」〕
01

 そして、「白州正子『花にもの思う春』から『俊成』→『【平家物語】から〔忠度都落(ただのりみやこおち)〕』→『千載和歌集』→【能】『忠度』&【狂言】『薩摩守』」と想像逞しく連想してみました。
 添付写真は、「白州正子『花にもの思う春』&新日本古典文学大系『千載和歌集』」と「【能】『忠度』の武装姿の『忠度の霊(後ジテ)』〔喜多流〕」。
 それでは、、「白州正子『花にもの思う春』から『俊成』」をご紹介します。

 平家物語「忠度の都落の事」には、平家の一門が総崩れになって、西海へ落ちて行った時、薩摩の守忠度は何を思ったのか、急に途中から引き返し、藤原俊成の館へ馳せ参じた。すわ、落人が帰って来たと、門の中では騒ぐ様子であったが、「忠度」と聞いて、俊成は、直ちに内へ招じ入れた。〔←【小生注】ここのところは、【平家物語】〔忠度都落〕が詳しく記している〕
 忠度は俊成の和歌の弟子であったが、ここ二、三年は戦いにあけくれて、ご無沙汰したとの詫びをいい、今度ばかりは平家の運命もつき果てました。ついては今もし世の中が静まって、勅撰集を撰ぶようなことがあれば、せめて一首なりとも入れて頂きたい。生涯の思い出に、草葉の蔭から嬉しく存じましょうと、自作の歌を集めた巻物を取出し、俊成に託して去って行った。
 その後、世の中が静まって、後白河法皇の院宣により、千載集が編纂された時、あまたある忠度の秀歌の中から、「故郷の花」の一首が撰に入った。ただし、平家は勅勘の身であるため、「詠み人しらず」としてである。

【千載和歌集】〔巻第一〕(春歌上)
   故郷(ノ)花といへる心をよみ侍(はべ)りける    よみ人しらず

 さゞ波や 志賀のみやこは あれにしを むかしながらの 山ざくらかな

【意】さざ浪の志賀の古い都は荒れ果ててしまったが、長等(ながら)の山の山桜は昔の儘に美しく咲いているよ。
【解説】「さざ浪(楽浪)」は琵琶湖南西岸の古名。「さざなみや」で志賀(滋賀)の枕詞。「志賀のみやこ」は天智天皇の大津京のこと。壬申の乱後、廃都となる。「むかしながら」は「昔ながら」に「長等の山」をかける。俊成は、平氏への鎮魂の意を込め、滅びの世界の中に花の美の永久を讃えたこの一首を千載和歌集に選び入れた。
〔以上、新日本古典文学大系『千載和歌集』から〕

 この逸話は、意外に多くのことを物語っていると思う。それは、源平時代に、俊成が和歌の世界で重要な位置を占めていたこと、歌人にとって勅撰集に撰ばれるというのが、どんなに名誉なことであったか、忠度ほどの武将が、危険を冒して頼みに行くほど執念を燃やしたこと、一時は天下をわが物にした平家の公達が、宮廷歌人には全く頭があがらなかったことなどが、目に見える様に描かれている。
 後にこの逸話は、能の『忠度(添付写真ご参照)』と『俊成忠度』に脚色されたが、ともに言われる「夢幻能」で、忠度の幽霊が現れて、「詠み人しらず」と書かれたことに対する恨みを述べ、最後は一の谷で討死したいきさつを再現して終わる。
 この二作のうち『忠度』は、世阿弥の作と伝えられ、花も実もある武士の妄執を、心ゆくまで描きつくしている。時代を俊成の死後に設定し、その子の定家に、『千載集』の歌に作者の名をつけてくれと伝言するなど、細かい工夫が凝らしてあるのも、世阿弥らしい。室町時代の芸能人にとって、俊成・定家父子は神の如き存在で、「幽玄」の歌論を、猿楽に取り入れたのも世阿弥であった。(以下略)

以下に、その【能】『忠度』と、【狂言】『薩摩守』のあらすじをご紹介しますのでご高覧下さい。
【能】 〔 忠度 〕修羅物・夢幻能、世阿弥作
02

 時は春。藤原俊成没後、身内に仕えていた人が出家し僧(ワキ)となり西国行脚の旅に出た。須磨の浦に着く。以前より噂に聞いていた桜を愛でていると、塩を焼く薪を背負って現れた老漁夫(前ジテ)と出会う。その老人は桜の木に手向けをする。日が暮れ、僧が老人に宿をと頼むと「今宵はこの木陰に宿るが良い」と言いい、この桜木が「行き暮れて木(こ)の下蔭(したかげ)を宿とせば、花や今宵の主ならまし」と詠んだ薩摩守忠度の墓標の木だと言う。忠度と俊成は和歌の子弟関係にあったので俊成縁の僧が手(た)向けをすると、老人は回向を喜び自らが忠度の亡霊であると仄めかし花蔭に消える。 
 後刻、仮寝の僧の眼前に甲冑姿の忠度の霊が出現。『千載和歌集』に入れられた歌が「読み人知らず」となった無念を告白。そして和歌へ寄せる思いと、一の谷の合戦で岡部六弥太と組んで落命したことを再現し、僧に回向(えこう)を頼み花の下に消える。.『源氏物語』須磨巻の雰囲気が漂う風雅な修羅能。

 この【修羅能】のmain themeである歌、とてもいい歌なので、もう一度ご紹介したい。

 行き暮れて 木の下蔭を 宿とせば 花や今宵の 主ならまし

【狂言】 〔 薩摩守 〕
 茶屋は無一文の僧に同情して、天王寺参詣のために船をただ乗りする方法を教える。その方法とは、秀句(洒落)好きの船頭に「船賃は、薩摩守」と言うこと。そのこころは忠度(タダノリ=只乗り)なのだが、いざ船を下りる段になって秀句の心(オチ)を忘れてしまった僧は、渡守の問いに「青海苔(アオノリ)」と答えてしまう。

【筆者comment】
▼平忠度の官職は薩摩守。「忠度(タダノリ)」=「只乗り」=「無賃乗車」(←狂言では車でなく船)を「サツマノカミ」と称する隠語はこの狂言『薩摩守』がrootsという。でも、この「サツマノカミ」という隠語も現代ではほとんど死語ですね。(笑)
 いずれにしても、「 さゞ浪や 志賀のみやこは あれにしを むかしながらの 山ざくらかな 」の歌を中心に、「平家物語」「勅撰和歌集『千載和歌集』」「【能】『忠度』」「【狂言】『薩摩守』」、果ては隠語の『サツマノカミ』と・・、「平忠度」という一人の人物の存在が、感動的な史実として奥ゆかしく、美しい『日本文化』の調べとなって花開き発展して行く。この日本文化の流れが脈々と現代にまで継承され続けている・・。 久し振りに感動的な余韻漂う『日本の美』を見つけた様な気がした。

【後記】

 祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり
 娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす
 おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。

 おなじみ「平家物語」の冒頭の件(くだり)だが、これを読む度、滅びの世界の空しさを感じる。
 その時、何故かふと、「紫蘭(シラン)」の花が思い浮かんだ。 拙宅の近所の庭先に群生して咲いていたシランの花。 その花の可憐さが、滅びの世界とどう結びつくのか理由は定かには解らないが、至極自然に感じられた。
 そこで今日の締め括りは、可憐な花「紫蘭(シラン)」(添付写真〔03〕〔04〕ご参照)を詠んだ句をお届けしてお別れします。
〔03〕〔04〕紫蘭
0301
0402


 紫蘭咲いていささかは岩もあはれなり  北原白秋

【意】紫蘭の美しさがしみじみと伝わって来る秀句。

 ついでに、小生の拙句も・・

 雨脚に 煙りて映える 紫蘭かな  悟空

【意】五月雨が降っている庭に、煙ってもなお赤く明るく輝いて見える紫蘭の花のえも言われぬ美しさ・・。

 では、また・・。(了)

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