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2010年4月の4件の記事

2010年4月24日 (土)

【時習26回3-7の会 0287】~「04月17日:【時習26回卒業40周年記念旅行に向けての集い〔第一回〕】開催報告」「04月21日:『新東名高速道路建設現場視察会』に参加して」「04月08日:『文化勲章受章― 近代日本美術の精華』から〔その3〕」「04月24日:新・豊橋名物『豊橋カレーうどん』一斉発売」

■今泉悟です。 皆さん如何お過ごしですか。 さぁ、今日も【2637の会】《会報》【0287】号をお送りします。

■さて、最初の話題は、先週末開催しました【時習26回卒業40周年記念旅行へ向けての集い〔第1回〕】の開催報告です。
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 去る04月17日(土)豊橋駅前大通2丁目、開発ビル地下1階の「トライアゲイン」にて、掲題の同期会を開催しましたのでご報告致します。
 参加者は、旧【3-01~10】の全クラスから、男性18名、女性09名の総勢27名。開始の17時半から21時過ぎまでの四時間近くを、賑やかに、そしてとても楽しく過ごすことができました。
 当初参加を予定していた旧【3-5】の平田さんが仕事の関係から欠席となった代わりに、旧【3-10】の朝倉君が参加してくれたほかは予定通りの参加者により執り行われました。
 参加下さった皆さん、ありがとうございます。「卒業以来の旧交を温めた」なんて懐かしく嬉しいこともありました。
 今回の学年同期会は、地元豊橋市内および同市周辺にお住まいで、小生が mail address を把握している皆さん、そして前回の名古屋幹事の皆さん、そしてそれ以外の有志の皆さんが集まって下さいました。山田(高沢)さんは遥々東京から参加してくれました。
 さて、4年後の平成26〔西暦2014〕年が、我等時習26回卒業生の卒業40周年にあたり、これ迄平成16年に卒業30周年記念で「上高地→松本」、同じく、昨年の平成21年に卒業35周年記念で「館山寺」の「卒業記念旅行」を執り行って参りました。
 これ等に続いて「さぁ、次は何処へ行こうか?」ということをこれからジックリ決めて行きたいと思います。
 参加人数も、前回が79名でしたので、皆さんから旅行の行き先の希望地を伺い、前回より一人でも多くの『卒業40周年記念旅行』にしたいと思います。
 これから、毎年3回、次の通り挙行して参りたいと思います。
 [1]〔春〕5月中旬の土曜日※
 [2]〔秋口〕9月上旬の土曜日
 [3]〔正月〕1月03日
 ※今回は4月に執り行ないましたが、年度始めで皆さん結構忙しく、欠席が多かったことを反省し、〔春〕は来年から毎年5月にします。

 従いまして、次回の集いは、本年09月11日(土)17時半から、会場は今回と同じ【2637の会】《クラス会》会場でもある「トライアゲイン」を予定しています。
 今回参加出来なかった【2637の会】members の皆さんも、次回は万障お繰り合わせのうえ、参加頂ければと思います。
 添付写真は、参加者27名全員による全体写真です。
 皆さん、いい顔していますね。実に若々しい・・。

■次の話題は、一昨昨日04月21日(水)13時00分~18時過ぎにかけて、地元団体主催の『新東名高速道路建設現場視察会』に参加して来ましたので、その模様について概略をお伝えします。
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 13時すぎに Bus で豊橋駅前を出発した我等は、まず、その Bus の中で、NEXCO中日本の課長さんから、所管の「新東名高速道路」工事の現状について、説明を受けた。そして、最初に向かったのが、[1]鳳来 tunnel 工事現場である。
 今回の視察会での happening をニつご紹介します。

[101]伊東君と
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––––––––––––––––––––––––––[102]大場君【3-9】と
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 この視察会では、まず【2637の会】members の一人、伊東君も参加。Bus内では席を並べて座った。そこで、伊東君から紹介して貰ったのが、豊橋市の建設部から大場Y君〔旧【3-9】〕である。小生は、大場君とは初対面であったが、伊東君の紹介で直ぐ懇意にさせて貰った。添付写真は、小生が、伊東君[101]と、そして大場君[102]との夫々 snap shot である。

[103]&[104]鳳来 tunnel 坑内の模様
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 さて、工事現場の模様についてご説明します。鳳来 tunnel の中は、下り線を入口から160m掘り進んだ坑内の模様[103]と、最先端[104]の処である。この鳳来 tunnel の施工業者は清水建設である。鳳来 tunnel は上り線から start し、現在、上り線540m、下り線160m、掘り進んでいるとのことである。

[105]上長山 arch-culvert & [106]本宮山 tunnel 概略看板
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 次に向かったのが、〔2〕本宮山 tunnelの工事現場。ここは今日我々が到着した直前に発破が掛けられた為、坑内見学は叶わなかった。こちらの施工業者は大林組。本宮山 tunnel の掘削は、漸く本坑が下り線で210m掘り進んだ処。上り線は未着工。
 因みに、愛知県下の新東名高速道路の tunnel では、鳳来 tunnel が2.5kmで一番長く、次いで本宮山 tunnel 2.0kmである。
 さて、ここで【2637の会】membersの皆さんに quiz を一つ。
 【質問】添付写真は[105]arch-culvert[アーチ・カルヴァート(=「暗渠:地下に埋没した通水路」という意)]というものであるが、これは何の為にあるのでしょうか?
 因みに、大きさは、高さ20m×幅15mの楕円柱。そして、concrete 製の楕円柱の外周の壁の厚さは、1.6~1.7mと極めて頑丈に出来ている。 tunnelを作る必要がない所にわざわざ頑丈な tunnel を造る様なものであるのだが、不思議ですね?
  * * * * *
 【正解】本宮山 tunnel 等、で排出された土砂を、この culvert の上に被せて円滑に残土処分する為のもの。残土を他地域に輸送するより近隣の窪地に埋めることにより、環境面に配慮し乍ら、処分先の確保や輸送に係る経費節減を図ることができるという訳である。

 計画では、御殿場IC~引佐ICが2012年度、新城IC~豊田東JCが2014年度の竣工を目指しているが、静岡県内より、愛知県内の工事進捗が計画対比遅れ気味とのことであるが、NEXCO中日本の説明では、「予定通りの竣工を期す」と力強い発言があった。

【小生comment】
 視察会に参加して小生は、心強い印象を得た。
 伊勢湾岸道路が東名高速道路と繋がった2004年12月の以前と以降では、岡崎ICを中心に、東は「音羽蒲郡IC]から西は「豊田東JC]までの区間で、以前では14~17回/年であった渋滞が、以降では、上り線が約200日/年、下り線が300日/年と急増している。利用者としては、常々不便を感じているので、一日も早い「新東名」開通が望まれる。

■さて次の話題は、前《会報》でお伝えした、04月08日:『文化勲章受章 ― 近代日本美術の精華』の〔その3〕をご報告致します。
 今回は、お約束通り【日本画】の第3回目。東山魁夷[昭和44年受章]、杉山寧[昭和49年受章]、片岡球子[平成元年受章]、佐藤太清[平成04年受章]、岩崎英遠(ひでとお)[平成06年受章]の5人の作品です。
 因みに、佐藤太清については、《会報》【0267】号にてご紹介させて頂いています。京都府福知山市が生んだ日本画家です。
       ↓↓↓↓↓
 http://jishu2637.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/26-0266112829-6.html

 日本画の傑作は、日本人が持っている独自の感性が発露され、我々日本人の心の琴線に触れる作品が多い。日本人が持っているDNAがそうさせるのだろうか? 何れにしても、我々に安寧と共感を与えてくれることは間違いない様だ。
 それでは、ご高覧下さい。

[11] 東山魁夷『凍池』1977年
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––––––––––––––––––––––––[12] 杉山 寧『晶』1969年
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[13] 片岡球子『面構 戯作者山東京伝』1995年
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––––––––––––––––––––––––[14] 佐藤太清『雨の天壇』1979年
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[15] 岩崎英遠『曙光』1988年
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■今日、最後の話題は、掲題にあります様に、新・豊橋名物「『豊橋カレーうどん』一斉発売」のお話です。昨日23日の中日新聞や地元新聞に掲載されました。今日04月24日から、豊橋市内の40のうどん店で一斉に販売されました。新聞記事の抜粋は以下の通りです。

 豊橋市の新たなご当地グルメとして、豊橋観光コンベンション協会と豊橋商工会議所、市が連携し『豊橋カレーうどん』を生み出した。〔中略〕100年以上の歴史がある「豊橋うどん」に市民に馴染みのあるカレーと特産品のウズラの卵を加え、さらにとろろとご飯も入れた斬新な1杯。24日から市内40のうどん店で一斉に売り出す。

【小生comment】
 この『豊橋カレーうどん』には、統一した調理方法、所謂「定義」があるのでお伝えします。

 ①自家製めん100%、 ・・で、・・※器の底から
 ②ご飯、
 ③とろろ、
 ④カレーうどん、   ・・の順に入れ、
 ⑤ウズラの卵、    ・・を使用する・・というものである。
 添付写真の『豊橋カレーうどん』の絵をご覧下さい。

[『豊橋カレーうどん』図]
Photo


 以下のURLは、中日新聞『豊橋カレーうどん』の記事です。ご参照下さい。
 ↓↓↓↓↓
 http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20100423/CK2010042302000024.html

 香川県の讃岐うどん、秋田県の稲庭(いなにわ)うどん、と並ぶ日本3大うどんを目指すという。器の底に「とろろ」と「ご飯」があり、うどんを食べた後、カレー雑炊として「一杯の丼で二度美味しい」という、ご当地豊橋人気質も反映されている処は流石だ。(笑) 「浜松の餃子」の様に hit するといいですね。
 小生も、近いうちに一度食してみたいと思います。

■今日のお別れは、小生がつくった恋の拙歌を一首ご紹介してお別れしたいと思います。
【序詞】
 雨が降る暗くなった宵の口の街を、昔、恋した人を思い浮かべ乍ら詠める。

 黄昏(たそがれ)の街雨に濡れ恋に濡れ
               彷徨(さまよ)ひ歩む我が身なりけり  悟空

 ま、それにしても、最近は雨がよく降りますね。『穀雨』だから当然かナッ・・。
 では、また・・。(了)

2010年4月16日 (金)

【時習26回3-7の会 0286】~「04月10日:【時習26回ミニ同期会】開催報告」「04月08日:『文化勲章受章― 近代日本美術の精華』から〔その2〕」「安保徹著:『老けない人の免疫力』を読んで」

■今泉悟です。 皆さん如何お過ごしですか。 さぁ、今日も【2637の会】《会報》【0286】号をお送りします。

■さて、最初の話題は、いよいよ明日になりました【時習26回卒業40周年記念旅行へ向けての集い〔第1回〕】のご案内の最終報告です。
 実は、最近【2637の会】《会報》は原則毎週土曜日に配信させて頂いていましたが、小生、明日は朝一番から外出。その儘17時半開催の【時習26回卒業40周年記念旅行へ向けての集い】に向かいますので、帰りは深夜になってしまいそうですので頑張って今日配信させて頂くことにしました。
 今日04月16日午後19時00分現在27名の皆さんから出席表明を頂戴しました。一回目の【学年同期会】としては一応恰好がついたと思います。
 尚、これまでに【2637の会】members の皆さんでご案内を差し上げた方々のうち、伊庭さんから大変嬉しい次の様な mail を頂戴しましたのでご紹介させて頂きます。

 「今泉 悟様 / 毎週の会報、楽しみに拝読させて頂いています。〔中略〕 
 夏休みの3-7の会には参加させて頂こうと楽しみにしています〔中略〕。
 参加される皆様のご活躍をお祈りいたします。/ 伊庭 理恵子」。

伊庭さん、ありがとうございます。
 そして、今夏の【2637の会】《クラス会》への「参加表明」有難うございます。
 【2637の会】《クラス会》については、今年に入り、金子君、淳司君、そして伊庭さんと3名の皆さんから「出席表明」を頂戴しています。とっても嬉しいです。
 また、竹内君からは「事前の集いには出れないけど卒業記念旅行には参加するよ」と言ってくれました。竹内君、ありがとう!
 「記念旅行に参加するよ」というこの言葉は幹事にとって心強い励ましになります。嬉しいです。
 それから伊東君、守田君からは「所用にて17日は欠席」の旨連絡を頂戴しました。
 皆さんからの温かい心遣いに心よりお礼申し上げます。m(_ _)m

 ご参考までに、参加表明者27名の方々は以下の通りです。

【クラス別参加人数と参加表明者名】
[01]2名:山田(高沢)・榊原
[02]1名:中嶋
[03]2名:小林・谷山
[04]2名:岩瀬(S)・黒柳(鈴川)
[05]3名:鈴木(杉浦)・平田(倉内)・山本(A)
[06]5名:大谷・嘉森・黒柳・中村・山本(Y)
[07]2名:今泉(悟)・林(K)
[08]5名:大町(本田)・杉浦・長坂(山口)・宮路・矢野
[09]2名:杉原(小林)・林
[10]3名:伊藤(A)、今泉(H)・武野
〔以上27名(2010年04月16日19時00分現在):クラス順・五十音順・敬称略〕


■次の話題は、先週末の04月10日(土)17時半から、明日の【学年同期会】の前哨戦として有志による【時習26回ミニ同期会】を、明日の会場となるトライアゲインにて開催しましたのでご報告します。
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 参加者は、class 順に、【3-2】飯田H祥君、【3-6】水藤T詳君、【3-7】林K子さん、小生、【3-10】手塚T君、の5人です。
 手塚君を除く4人は、旧【1-4】のclassmates。手塚君と小生は、同じ就職先であった銀行時代から旧知の間柄。30歳代初めの頃、東京本部で、彼は国際関係部員、小生は事業調査室員として親交を結び、三年程前には、小生が田原支店、彼が新城支店と、同じ豊橋地区の同僚として親しくさせて頂いた。手塚君はまた、水藤君・林さんと中部中学の同窓同期ということもあり集まることとなりました。
 飯田、水藤、手塚の3氏は明日の【学年同期会】は所用があり、参加出来ない為、一週間前の【ミニ同期会】に参加してくれた訳でもあります。嬉しい話です。
 この集いの中で、現在、時習館高校の数学の先生である飯田君から最近の時習館の話を聞かせて貰いました。
 例えば、今年度から校長が替わり、「@65分/時限×5時限 → @50分/7時限」へと時間割編成が変わった話とか、去年で第2回目となる「全国数学選手権大会」で時習館が全国制覇を二連覇した話等々をジックリ聞かせて貰いました。
 この時習26回5人の同期会は大変盛り上がり、気が付いたら23時。あっと言う間の5時間半でした。明日の学年同期会も間違いなく盛会となると確信しています。

■さて続いての話題は、前《会報》でお伝えした、04月08日:『文化勲章受章 ― 近代日本美術の精華』の〔その2〕をご報告致します。
 今回は、お約束通り【日本画】の第2回目。鏑木清方〔2作目〕、前田青邨、川端龍子、堂本印象、山口蓬春の5人の作品です。
 ※川端龍子の実弟が「 金剛の 露ひとつぶや 石の上 」の句で知られる俳人川端茅舎である〔《会報》【0255】ご参照〕。↓↓↓
http://jishu2637.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/26-025526352637.html

 これ等の絵は、何れも日本画であるが、各人各様で作風が異なっている。が、何れも夫々品格が備わり、味わい深い傑作揃いである。添付写真の絵で、本物が持つ魅力の一端でもお伝え出来ればと思います。

[06] 鏑木清方『先師の面影』1949年
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––––––––––––––––––––––––––––––[07] 前田青邨『鯉』1963年
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[08] 川端龍子『影富士』1957年
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––––––––––––––––––––––––––––––[09] 堂本印象『交響』1961年
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[10] 山口蓬春『夏の印象』1950年
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■次の話題です。小生、健康オタクのせいか、本屋に行くと、必ず「予防」「健康」「免疫」「若返る」「anti-aging」「ボケない・・」「癌が治る」「錆びない」等々の Key words に眼が行ってしまう。そして、それ等の本の幾つかを摘み読みして、そのうちの幾つかをいつも買って来てしまう。今日ご紹介する本もそうした本の一冊である。(笑) その一部をご紹介します。

【安保徹著:『老けない人の免疫力』】
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『癌を自然に治す「4か条」』
〔前略〕私達人間の体内には、凡そ60兆もの細胞があり、それ等の幾つかが stress に晒されることにより癌細胞になります。実は人間の体内では、毎日癌細胞が生れているのです。癌細胞を攻撃して、発症する前に死滅させる役割を担っているのがリンパ球( Lymphocyte )で、その中でもNK細胞とT細胞が癌に対して強力な攻撃力を発揮します。そしてその指令を出しているのがマクロファージ( Macrophage )です。
〔中略〕免疫力を正しく作用させて、癌を自然治癒に導く4か条を説明しましょう。

◎第1条・・生活習慣の改善◎~ (次の様な)習慣を省みる~
 ・無茶な長時間労働 ・人間関係での悩み ・長期間の夜更かし ・頑張り過ぎ
 ・怒りっぽい ・自分を責めてばかりいる ・偏食 ・長期間の薬の服用

◎第2条・・癌を必要以上に怖がらない◎
 「癌」と聞けば、誰でも大きな shock を受ける〔中略〕が、これは〔中略〕「癌=死」という誤った〔中略〕(迫観念)があまりに強く刷り込まれているからです。
 〔中略〕敢えて言います。癌は死に至る病気ではありません。
 癌という病気は、人間の生き方を見直す signal と考えて下さい。そしてあまり深刻に考えすぎず、気楽に付き合う事が治癒に向けた最も良い心の対処方法です。

◎第3条・・3大療法に頼るべからず◎
  ~ 免疫学的見地から「矛盾した3大療法」~
 (3大療法とは)「癌手術」「放射線治療」「抗癌剤治療」のこと。
〔中略〕基本的に、手術で身体にメス( mes (蘭))を入れるということは、細胞や組織に傷をつけていることと同じです。こうした外傷を受けると交感神経優位になり、免疫力が低下します。
 また、放射線治療や抗癌剤治療は、白血球を減少させ、癌と闘う力を奪う為、医者からの進言があっても断ることが肝心です。また、治療を進行中の人は、即刻中断することが賢い選択です。

◎第4条・・副交感神経を優位にして免疫力を高める
 副交感神経を刺激することでリンパ球が増え、免疫力が正常に作用し始めます。交感神経が優位で顆粒球の増加になった為に発症した癌細胞も、自律神経の balance が保たれることによって自然と退縮し、やがては消滅して行きます。

 癌を恐れている人、或いは、例え今癌に蝕まれている人でも、以上の4か条を確り守って、日々の生活を生きいきと過ごせば、癌は恐れる足るものではありせん。(了) 

【小生comment】
 癌は、stress の蓄積が大きな原因の一つの様だ。我々は、日常生活の中で、stress と無縁に過ごすことはまず不可能であるが、一日のうち何時間は、stress から解放された環境を一定時間創り出すことは可能である。そしてその間、身体を relax した状態に置けば、副交感神経優位の状態になり、免疫力が高まって、癌細胞を死滅させ、癌発症を未然に防いでくれる、という訳か。努めたいものである。

では、また・・。(了)

2010年4月10日 (土)

時習26回3-7の会 0285】~「04月08日:『文化勲章受章 ― 近代日本美術の精華』を観て」「文藝春秋SPECIAL2010年季刊春号~〔柴門ふみ&山田昌弘・対談『迷走する夫婦』より〕」「senior market の歩き方~ Key word は " Successful aging "」

■今泉悟です。 皆さん如何お過ごしですか。 さぁ、今日も【2637の会】《会報》【0285】号をお送りします。

■さて、最初の話題は、一週間後の04月17日に迫って参りました【時習26回卒業40周年記念旅行へ向けての集い〔第1回〕】のご案内の続報です。
 前回の《会報》配信後、今日04月10日15時00分現在19名の皆さんから出席表明を頂戴しています。開催日までまだ一週間ありますので最終的には30名程の皆さんの参加を目指しています。
 何度も繰り返して恐縮ですが、【2637の会】members の皆さんから一人でも多くの参加を希望します。お願いします。m(_ _)m
 ご参考までに、参加表明者19名の方々は以下の通りです。

【クラス別参加人数と参加表明者名】
[01]2名:山田(高沢)・榊原
[02]1名:中嶋
[03]0名:―
[04]1名:岩瀬(S)
[05]2名:鈴木(杉浦)(Y)・山本(A)
[06]4名:大谷・黒柳・中村・山本(Y)
[07]2名:今泉(悟)・林(恭)
[08]4名:小野・長坂(山口)・宮路・矢野
[09]1名:林
[10]2名:今泉(H)・武野
〔以上19名(2010年04月10日15時00分現在):敬称略〕


■続いての話題です。掲題・副題にあります様に、04月08日:『文化勲章受章 ― 近代日本美術の精華』を観て参りましたので、ご報告致します。
 この展覧会は、会場の「松坂屋美術館」の経営母体である『松坂屋』が、デパートに業態変換して今(2010)年で百周年を迎え、その記念事業の一環として、日本美術分野で文化勲章を受章された87人の芸術家〔【日本画[38名]】【洋画・版画[20名]】【彫刻[08名]】【工芸[15名]】【書・篆刻[06名]】〕の作品を一堂に集めたなかかな粋な企画であった。
 一点目・二点目に、洋画家、藤島武二・岡田三郎助の夫々美しい裸婦像から始まり度肝を抜かれた。展示作品は、流石に文化勲章受章者ばかりの作品だけあって、何れも気品があり、「ウーム」と唸らせる masterpiece 揃いであった。
 【洋画・版画】だけ取ってみても、先程の二人の他、安井曾太郎、梅原龍三郎、岡鹿之助、中川一政、小磯良平、荻須高徳、棟方志功 etc.。
 【日本画】では、横山大観、川合玉堂、上村松園、小林古径、鏑木清方、前田青邨、川端龍子、奥村土牛、東山魁夷、杉山寧、片岡球子、平山郁夫、加山又造 etc.。綺羅、星の如き maestro 達である。
 そこで今日から【日本画[19名・20点]1~4回】【洋画・版画[11名・12点]5~6回】の計6回 series で、これ等の masterpieces をご覧に入れて参りたいと思います。では、どうぞ・・

[01] 横山大観『雨後之山』1941年
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––––––––––––––––––[02] 川合玉堂『湖畔雪齋』1955年
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[03] 上村松園『鼓の音』1940年
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––––––––––––––––––[04] 小林古径『牡丹(白)&(紅)』1943-44年
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[05] 鏑木清方『慶喜恭順』1936年
051936


[柴門ふみ氏&山田昌弘氏]
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■次の話題です。これも、掲題・副題にある様に、前号に引続き、「文藝春秋 SPECIAL 2010年季刊春号~〔柴門ふみ&山田昌弘・対談『迷走する夫婦』〕」からの一部『友だち夫婦を目指す』がなかなか良かったので、ご紹介します。
 山田氏は、社会学者で中央大学教授。「パラサイト・シングル( parasite single )」等の流行語を生み出した。柴門氏は、漫画家・essayist。
 両氏とも1957年生まれですから、我々とほぼ同じ年代ですね。ではどうぞ。

【山田】 私、これからの夫婦は幻想を持たずに、お互い友だちみたいな形で付き合えばいいと思っているんですよ。夫婦は romantic じゃないといけないという、幻想を持っている人ほど、破滅し易い。
【柴門】 それは夫婦だけじゃなくて、家庭に対しても同じですね。親が子供にいい成績を望むとか、妻が夫に出世を望むとか。そういった幻想を持たずに、こんな程度だと思えればいいのですが。
【山田】 だから、幻想の相手をヨン様にしてくれれば。(笑)
【柴門】 ただ、やっぱり家事労働の負担は女性に来るので、老後はそれが一番問題になりますね。女だけで楽しくお茶を飲んでいても、ダンナがいれば、「あ、時間だ。ご飯つくりに帰らなきゃ」って。そんな時は、未亡人や独身の女友だちが羨ましくてたまらない。よく、同年代の夫婦同士でうちの別荘に集まることがあるんですが、見ていると、50代の男性は一歩たりとも動かない。お皿一枚洗うのでも、今までやったことがないから、どうしていいかわからない。下手に動かない方が迷惑をかけない、とかなんとか言って。そういう人は、定年退職して家にいる時間が増えても同じでしょうから奥さんは大変だろうなと、思ってしまいます。だから、50、60の男性はその辺りをちゃんとして欲しい。
【山田】 妻に幻想を抱かなくていいから・・。
【柴門】 具体的に動いて欲しい。(笑)
【山田】 既に、家事が出来る男性と出来ない男性で格差が生じていると思います。「自分は男として偉いんだ、妻は自分のことを愛してくれている筈だ」と、幻想を信じて老後を過ごす人と、上手く妻の要求に応えて一緒に楽しく遊ぶことが出来る人と。昔は老後もそれ程長くはありませんでしたが、今は定年後の時間が長くなっていますからね。
【柴門】 そうですよね。今70代であれば、幻想を抱いた儘でいいかもしれない。だけど、50代の夫から、「オレは死ぬ迄仕事だけをやり続けるぞ」と言われたら、失望する妻は多いと思いますよ。夫の退職後は、何でも分担し合って楽しく日々を過ごしたいと思っていますから。日常を楽しむことが女は凄く好きなんですよ。
【山田】 これからの男性は、友だち夫婦を目指していかないと、つまらない老後が待っている。これは、いい advice になりますね。(笑)(了)

■さて、続いての話題、掲題・副題にあります様に、「senior market の歩き方 ~ Key word は " Successful aging "」〔三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株)刊『SQUET』2010年04月号から〕です。
 まず、本題に入る前に統計的情報〔 data で読み解く高齢者像〕からご覧下さい。

●世界最速、超高齢社会●
 65歳以上人を「高齢者」といい、その高齢者の人口が総人口に占める割合を「高齢化率」といい、3分類される。

 ①高齢化社会〔 高齢化率 7~14% 〕
 ②高齢社会〔 同 14~21% 〕
 ③超高齢社会〔 同 21%以上 〕

 〔 日本の高齢化率の推移 〕
  1950年 04.9%
  1960年 05.7%
  1970年 07.1%
  1980年 09.1%
  1990年 12.0%
  2000年 17.3%
  2010年 22.5%
  2020年 27.8% 予想
  2030年 29.6% 〃
  2040年 33.2% 〃
  2050年 35.7% 〃

 ※2000年までは総務省「国勢調査」、2010年以降は国立社会保障・人口問題
  研究所「日本の将来推計人口(平成14年1月推計)より

 日本は1970年に高齢化社会、1994年に高齢社会、そして世界に先駆けて 2007年、超高齢社会となった。因みに、2009年09月15日現在、総人口1億2,756万人のうち65歳以上が2,898万人、高齢化率は 22.1%である。
 2015年には4人に1人、2030年には3人に1人が65歳以上となる見込みである。

●「おひとりさま」が増える●
 2007年現在で、高齢者世帯は1,926万世帯。全世帯数の4割に達し、その中で高齢者のみの世帯は1,000万世帯を超えた。また、所謂「おひとりさま」=「単独世帯」の増加も顕著。2000年からの5年で、100万世帯も増加した。〔以下略〕

【 senior market の歩き方 ~ Key word は " successful aging "】
        〔ドムス・インターナショナル代表取締役 松村清氏〕

●「健康」「美しく」は永遠の theme ●
 〔前略〕高齢化の入口を潜(くぐ)るのは(日本より)欧米の方が早かった。この為、senior marketing についても先行事例が多い。〔中略〕
 現在、米国の senior 層が熱い関心を寄せているのは「 Successful aging (幸せな歳の重ね方)」である。「健康体」・「健全な精神」・「活動的な life style 」が successful aging の三大要素。これは日本の senior 層にも共通する考え方だ。
 successful aging という観点から、私は今後、次の4つの市場が成長すると考えている。
★【第一】は、health market (健康市場)★
 米国では50歳を過ぎると「pill taking age (薬の世話になる年代)」と呼ばれる。この年代の増加で必然的に医療費が高騰する。米国の医療費が高額なのは周知の通りだが、日本でも政府は、2008年現在で 34兆円の医療費が、2025年には 56 兆円になると予測している。この儘放置すれば国民皆保険制度が破綻しかねない勢いだ。
 そこで登場したのが、self medication (自己健康管理)という考え方である。〔中略〕健康管理を徹底して病気を予防しようというもので、metabo( lic )対策等はその典型と言える。
 その受け皿として期待されているのが drugstore である。1990年代以降、drugstore 市場は急成長し、消費不況の中、現在も市場が伸び続けている。この他〔中略〕、歩くことに着目した foot care や関節 care、食事に関わる口腔 care、尿失禁等を含めた広義の home health care (介護 care )、筋力 up 運動等の fitness care 等がある。
★【第二】は、looking good market (美容・fashion 市場)★
 〔前略〕美しくありたいというのは、年齢に関係なく女性にとって永遠の theme だろう。現在、anti-aging (抗老化)用化粧品市場は急速に伸張中。特に「肌の若返りは心の若返り」とい言われ、ドクターズ・コスメ(( doctor's cosmetics ) = 専門医や医療機関等との連携で開発された化粧品)の伸びが著しい。
 また今後、実年齢より若く見せたいという down aging market の伸張が予想される。〔中略〕顔のシワやシミ取り、植毛等(等の分野だ)。〔中略〕
 近年、化粧することで高齢者が元気になる効果が実証され、米国では個人の美容院が顧客宅を訪問して化粧する service も出て来た。また、傷等を隠すことで患者の社会復帰に貢献する美容という考え方から、東京女子医科大学病院に rehabili( tation ) make 科が設置される等、「コスメ・セラピー( cosme ( tic ) therapy )」と呼ばれる新しい分野も誕生している。

●快適な生活や新たな楽しみに目が向いてきた●
★【第三】は、comfort market (快適生活市場)★
 これからの社会は〔中略〕(肢体不自由という) handicap を克服する社会へと変化して行くだろう。〔中略〕ユニバーサルデザイン( Universal Design、UD と略記 = 文化・言語・国籍・年齢・性別の違い、障害の有無、能力の高低等に関係なく利用できる施設・製品・情報の設計のこと)の concept はその典型である。〔中略〕
 「高齢化」人口増加により、これから伸張が予想される分野を列挙すると・・
 ①生活分野:室内での居住時間が増加→ home fashion 店や interior shop。
 ② pet 市場:独り暮らし増加→ 「もう一人の家族」として pet の需要増。
 ③宅配 service〔商品・食事〕:super market の惣菜等、「中食」serviceも。
★【第四】は、enjoyment market (お楽しみ市場)★
 例えば、旅行でも、従来型の物見遊山的なものから、陶芸や社寺で住職から講話を聴く等の、体験・実行型が主流に。〔中略〕また、senior を対象とした生涯学習市場も花盛りである。〔後略〕

●旧来の「高齢者の image 」からの脱却が不可欠●
 ただ、senior market で成功する為には、いくつか注意すべき点がある。
senior 層は多様な価値観を持っている為、画一的な mass marketing は成功しない。
 また、実年齢と image 年齢の乖離もある。〔中略〕
 もっと注意すべきなのは、naming である。 senior 向けの商品や service で、老いや年齢を感じさせるものは絶対に避けなければならない。例えば、「50歳以上の女性の為の化粧品相談会」と銘打っても人は集まらない。
「10歳若返る化粧品相談会」とすれば、40代以上の女性は vivid に反応する。米国の golf 大会が2003年に、PGA Senior Tour から Champion's Tour に改称したのもそうした理由からである。
 また、広告宣伝にも注意が必要だ。
 高齢者夫婦が仲良く手を取り合って元気に生活しているといった pamphlet や poster を(日本では)目にするが、こうした表現は米国では通用しない。平均寿命の違いから、高齢女性の単身者が非常に増えており、この層に嫌われるのだ。女性二人に男性一人の様な組合せにすることで「自分もこの人達の仲間だ」と思わせる工夫を施すべきだ。
 店舗に於いても、age friendly な店づくりが求められる。高齢者は視力が衰えて来るだけでなく、色の判別もつき難くなる。〔中略〕色や明暗の差をはっきりつけることが重要である。
 最後に、同じ senior 層といっても、年齢によって意識に大きな隔たりがある(ことに留意すべきである)。例えば、戦後の高度経済成長期以降に青春時代を過ごした人々は「価値あるものにはお金を払っても良い」と考える傾向
が強い。一方、戦前生まれの人達は「もったいない」「節約は美徳である」という意識が強い。〔中略〕 (ただこの傾向も、時の経過に伴い)「節約は美徳」の人々が減り、「価値あるものにはお金を払っても良い」人々が増えて行く
だろう。ここにも business chance が眠っている。(了)

【小生comment】
 これからの超高齢社会では、65歳以上の高齢者向けの business は、探せばきっと沢山あるだろう。

【後記】今日は、我が家の庭に咲いた海棠と、李(スモモ)の花をご覧に入れ乍らお別れしたいと思います。

[左]我が家の海棠の花
51100328

–––––––––––––––––––––[右]同じく李の花
52100328_2

では、また・・。(了)

2010年4月 3日 (土)

【時習26回3-7の会 0284】~「ほんとうの時代2010年04月号:茂木健一郎〔脳を活かす『読む・書く・話す』技術〕から」「文藝春秋2010年季刊春号:田辺聖子『結婚生活のヒケツはひとつ。見て見ぬふり』から」

■今泉悟です。 皆さん如何お過ごしですか。 さぁ、今日も【2637の会】《会報》【0284】号をお送りします。

■さて、最初の話題は、04月17日開催予定の【時習26回卒業40周年記念旅行へ向けての集い〔第1回〕】のご案内の続報です。前回の《会報》配信後、確認の案内 mail を手配させて頂いた結果、今日04月03日22時00分現在17名の皆さんから出席表明を頂戴しました。開催日まであと丁度二週間。今週辺りから本格的に出欠の回答を頂戴できるものと思います。今日一日だけで3名の方々から
出席表明を頂戴しました。
 【2637の会】members の皆さんからの参加を大いに期待しています。
 とくに08月のお盆に出席できない方は、この04月17日に参加して頂ければ大変嬉しいです。今日現在で【2637の会】members の皆さんで参加表明を頂戴した方は、小生の他は林K子さんお一人です。
 幹事を助けて下さい。お願いします。m(_ _)m
 ご参考までに、今日19時現在の参加表明者17名の方々は以下の通りです。

【クラス別参加人数と参加表明者名】
[01]2名:山田(高沢)・榊原
[02]1名:中嶋
[03]0名:―
[04]1名:岩瀬(S)
[05]2名:鈴木(Y)・山本(A)
[06]4名:大谷・黒柳・中村・山本(Y)
[07]2名:今泉・林(K)
[08]3名:小野・長坂(山口)・矢野
[09]1名:林
[10]1名:武野
〔以上17名(2010年04月03日22時00分現在):敬称略〕


■続いての話題です。掲題・副題にあります様に、最近小生、「ほんとうの時代2010年04月号: 茂木健一郎 『脳を活かす「読む・書く・話す」技術』」を読みましたので、これからまずお伝えします。
201004special2010

 今回の茂木氏の『脳を活かす「読む・書く・話す」技術』は、「ボケ防止と共に残された人生を、元気に明るく楽しく生きていく」処方箋として参考になると思いますので、どうぞご覧下さい。

《脳が若返る生活術》【若さを保つ 脳にいい習慣】~
         茂木健一郎【脳を生かす「読む・書く・話す」技術】から

【「感動する」ことが脳の働きをよくする】
 脳の可能性は無限です。〔中略〕好奇心を持って、少し梃子摺る様なことを意識的にし続けたりしていれば〔中略〕70歳〔中略〕或いはそれ以上になろうが、脳の可能性は閉ざされることはないということです。〔後略〕

【学ぶことの目的は人格を作り上げること】
 学び続けると、感動にもよく出合います。新たな発見に出合って、心が揺さぶられます。学ぶことは、若さを保ち続ける秘訣の一つでもあるのです。〔中略〕
 読むこと、書くこと、話すこと、全て学びになります。幾つになってもあらゆる方法を駆使して学び、脳も人格も、成長し続けることは楽しいことだと思います。

【「読む」技術編~できるだけ沢山の本を読もう】
 〔前略〕百冊読んだら百冊分、五百冊なら五百冊分、土台が出来て、視界も開けて来ます。〔後略〕

【「書く」技術編~意識して手書きで文章を書いてみよう】
 〔略〕
【「話す」技術編~取り繕わず自分を正直に出して話そう】
 脳は noise (雑音)やゆらぎをとても大切にしています。それらがあるからこそ私達は communication を取ることができ、創造性を発揮することも出来ます。
  〔中略〕人と会話をする時、私達は相手が次の瞬間、何を話すか、あまり分からない儘 communication を取っています。〔中略〕そうした予測不可能な会話をも楽しむゆとりを持って欲しいと思います。
 会話の第一歩は、〔中略〕あまり興味のない分野の話でも、先入観や偏見を持たずに、意識的に好奇心を持って耳を傾ける姿勢が大切です。
 具体的に話を進めていく場合は、自分を正直に出すのが一番。嘘をつかず、取り繕わず、知ったかぶりをしないで、素直に接する。〔中略〕
 質問する時は、熱を持つことが大切です。〔後略〕

【小生comment】
 茂木氏の言っていることは、一言で言えば、「脳は使えばどんなに歳をとっても成長する、ボケない」と言うことですね。

■さて続いては、これも掲題・副題にあります様に、「文藝春秋2010年季刊春号:田辺聖子『結婚生活のヒケツはひとつ。見て見ぬふり』から」です。
 「半世紀を超える作家生活の中から生れた数々の Aphorism (=箴言・警句)。『夫婦づきあい』に役立つ名言を pick up 」・・と言う banner headline に惹かれて読んでみましたら、これが大変面白い。
 そこで、その一部をご紹介させて頂きます。ほんと、この文章は殆ど全て面白いので、もしご興味ある方は、ご購入の程を・・。(笑)
 聴き手は作家の諸田玲子氏です。 では、どうぞ・・

      〔前略〕
《諸田》 ご講演を纏めた『蜻蛉日記をご一緒に』はとても人生勉強になりました。『蜻蛉日記』も夫婦の話ですね。
【田辺】 千年以上経っているけれども、まだ色褪せていません。〔中略〕
《諸田》 蜻蛉(道綱の母)が一夫多妻制の世の中で夫(藤原兼家)の愛情を独占めしようと苦悶する姿が描かれていますが、ここには結婚の真髄が詰まっている感じがします。
【田辺】 蜻蛉って凄いでしょう。夫が誤魔化していると、「この前言うてたことと違うやないの」と平気で言える人なのね。
《諸田》 先生の aphorism の中に「女とは許すことが出来ても、忘れることは出来ぬ動物なり」というのがありました。
【田辺】 そうそう、女は忘れない。勿論蜻蛉も。〔中略〕 
《諸田》 「男と女というのは兎に角組合せの問題だ」という・・〔中略〕
【田辺】 そうね。組合せ以外に考えられるとすれば、どっちかが飛び抜けて賢くて、その飛び抜けて賢いほうに愛がある場合。これは上手く行く。「いいよ、いいよ、生まれつきなんだから」と考えてくれたり〔中略〕諦めてくれたりするのね。 
《諸田》 つまり「見て見ぬふり」というのも愛なんですね。
【田辺】 それも愛の一種やからね。『蜻蛉日記』を読んでいると、ほんとに男と女が二人で暮らすというのは大変だなぁ、一つの業なんだなと思うのね。
      〔中略〕 
《諸田》 「『蜻蛉日記』の何処が面白いの?」という人も多い様ですけど。
【田辺】 訳分からずの相手に手を焼いた人でなければ、この作品の良さは分からないかもしれませんね。分かっていても、痛みをもって読めないという人もいる。
 でも、夫婦というのはやっぱり痛みがあってこその夫婦でしょう。
《諸田》 きっと、蜻蛉は真面目過ぎるんですよね。彼女の様に凄く真面目で律儀な人って、常に相手に求めてしまう。
【田辺】 もっともっと幸せになりたいという幸せ願望が下でトロトロと燃えている。
      〔中略〕
 兼家は、割合キチッとしたものを持っていて、時には「俺も悪かったかな」なんて考えたりする。いい男ですよ。政治的にもかなり賢く立ち回っているので、一流の政治家やったと思いますね。そんな男が女に引っくり返されて
難儀しているんだから、男と女は面白い。
《諸田》 そこが兼家の可愛いところですよね。
【田辺】 大変美人だった蜻蛉にちょっと脹(ふく)れられたりすると、「拙(まず)かったかなぁ」と思う。そこが可愛い。
      〔中略〕
《諸田》 なのに蜻蛉は突き詰めてしまうんですよね。見て見ぬふりができない。
【田辺】 片や兼家は「わかるけどな」というところで終わってしまう。言葉を繰り出せないのね。 
《諸田》 男の人の vocabulary が少ないのは今も同じですよ。〔中略〕
      〔中略〕
《諸田》 男の人に何か一言ありますか?
【田辺】 そうね。一番男にあらまほしい(【小生注】=そうあって欲しい)ものは可愛げね。
 女は賢いから、「ありがとう」という言葉一つでも、口だけで言っているのかどうか、すぐ分かってしまう。ほんまにこの男言うとるなと感じる時には、心が匂うんですね。
《諸田》 「心が匂う」ってとてもいい言葉ですね。
【田辺】 でもね、そんな可愛げを持っている男、めったにおらへん。 
《諸田》 それなら探します、これから。
【田辺】 いや、つくらなあかんのよ。
 「あんた、ほんとにそう思ったでしょう?それが匂ったから嬉しかった」と言ってあげると、男の頭の中に、「あいつ、あの時えらい喜びよったな」と残る。賢い男やったらそこから学ぶもんです。
《諸田》 分かりました。そうやって、どんどんどんどん賢い男を創って行く訳ですね。頑張ります。(了)

【小生comment】
 田辺聖子氏の発言には、経験と愛情豊富な夫婦観に裏打ちされた自信というものが窺える。小生も、田辺聖子氏の著書『蜻蛉日記をご一緒に』を一読してみた。千年以上も前の話乍ら、氏の言葉を借りると、兼家と道綱の母の夫婦間のやりとりが、まるで現代に迄聞こえて来そうに感じた。
 「夫婦の関係とは、難しくもあり、面白くもある」ものかな。
 折角ですから、田辺聖子氏著『蜻蛉日記をご一緒に』の中から、そのごく一部ですが、ご紹介したいと思います。では、どうぞ・・

※上村悦子著『蜻蛉日記』(上)(中)(下)全訳注 & 田辺聖子著『蜻蛉日記をご一緒に』
Photo


〔『蜻蛉日記』の作者の名前はわかっておりませんから、仮に「蜻蛉」という名前にしておきましょう。〕
 例えば、このヒロイン〔【小生注】=「蜻蛉」〕は、凄くこう、猛々しいんですね。
皆様もご承知の様に、小倉百人一首に、”右大将道綱の母”という名前で蜻蛉の歌が出ております。

 なげきつつ独り寝(ぬ)る夜の明くる間は いかに久しきものとかは知る

 夫の足が暫く途絶え、やっと訪ねて来た時、その前に色々夫の艶聞を耳にしておりましたものですから、戸を叩いても開けさせない。女房たちが<あっ、殿がいらっしゃいましたよ、戸をお開けしましょうか>と言いますけれど、<開けないでいいわ>と言うのです。それは、蜻蛉は本当は来て欲しいのだけれども、夫の他の愛人に嫉妬する
あまり、ちょっと突っ張ってやろうと、すねてふてくされている訳です。夫の兼家は、暫く戸を叩いていたんですけれども、痺れを切らしたのかして帰って行きました。
 その明くる日に蜻蛉は先程の歌を書いて、・・その頃の文の便りといのは、『源氏物語』にもありますけれども、何かその歌なり、手紙の文章なりに相応しい、木の枝なり花なりをつけて贈るのが習(ならわし)です。蜻蛉はこの歌に、色の移ろった、萎れかかった菊の花を添えて、<こんなに悲しんで、長い独り寝の床に夜明かししている私の気持ちなんか、とっても男の貴方にはおわかりにならないわ>と言う様な意味の強い調子のマジメな歌を遣ります。兼家の方は、も少しちゃらんぽらんな男ですから、それに対して<いやまあ、夜通しでも戸を開けてくれるまで待とうと思ったが、急ぎの用事もあってね>とか言い繕って、

 「げにやげに冬の夜ならぬ真木の戸も 遅くあけるはわびしかりけり」

 ――なかなか開けて貰えないのも辛いものだ、というふうな、一見しおらしい、しかしちょっとはぐらかして舌を出している様な返事をするんですけれどね。
 「なげきつつ」という歌の調子などは、これは後世、名歌の一つにされていますけれども、歌の文学的価値はともかく、我々女性からみても、もうちょっと上手な駆け引きがあるんじゃないかと。二十世紀の我々はもっと老獪になっておりますから、久しぶりで来た夫がどんどん戸を叩いているのに、すねて開けさせない、という突っ張り方をす
るよりは、普通もう少し上手いやり方をしたのではないかと思いますけれども、そんなところが、蜻蛉は教養高き女の人ですけれども、女の本性むき出しで大変あからさまに出てる訳ですね。〔中略〕
 だけど、この年〔【小生注】昭和63年=田辺聖子氏60歳(当時)〕になってみますとね、そういう蜻蛉のいやらしさというのは、まあ、少し可愛ゆく見えてきたんです。悪女とは言い乍ら、自分の中にもあるいやらしさというのをその儘突き付けて見せてくれた様で、これは理解出来る悪女みたいな気がする。親近感を覚えて来た。〔以下略〕

【小生注】因みに、蜻蛉の夫、藤原兼家は、藤原道長の父。

【後期】さて、今日の締め括りは、先週に引続いて、冨安風生の俳句をご紹介してお別れしたいと思います。

 まさをなる空よりしだれざくらかな

100403

【解説】この句は従前の《会報》【0163】(2008年3月20日)号にてご紹介させて頂いていますが、今の時節にピッタリの句であり、ご紹介させて頂きました。
 添付写真の枝垂桜は、今日昼過ぎに新城CC近くの道路脇にて撮影したものです。
白雲があり、まさを「真っ青」なる青空でないのが「たまに瑕(きず)」ですが・・。

 菜の花といふ平凡を愛しけり

Photo_2

【解説】「菜の花が家の周りに咲いている」という、ちょっと昔の日本人の日常生活ではごく当たり前の平凡な一齣(ひとこま)を歌った句であるが、それが今では、自然ではあるが、とても新鮮な感覚で目蓋(まぶた)に浮かんで来る。

 添付写真は、豊橋市内、中部中学校近くを流れる牟呂用水脇に咲いた菜の花です。
これも今日撮影したものです。
 平凡だけれど、何処か何とはなしに惹かれる美しさがあり、とてもいいですね。
 では、また・・。(了)

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