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2010年8月の4件の記事

2010年8月28日 (土)

【時習26回3-7の会 0305】~「08月19日:講演:大変革を生き抜く~第2部『石浦章一/老いない脳をつくる10の生活習慣』」「本当の時代 2010年09月号~『スロトレ 石井直方/筋力をつけることに年齢的な限界はありません』」

今泉悟です。皆さん、如何お過ごしですか。さぁ、今日も【2637の会】《会報》【0305】号をお送りします。

■さて今日最初の話題は、08月14日に開催した【2637の会】《クラス会》についてお二人の方から感想 mail が届いていますので、ご紹介させて頂きます。
 実は、前号の《会報》にてご紹介すべく準備を進めておりましたが、何回も編集しているうちに誤って drop してしまいました。
 classmate の渡辺さんと、旧【3-2】の助っ人中嶋君のお二人です。

【渡辺さん】
Sent: Monday, August 16, 2010 8:55 PM
Subject: ありがとうございました
先日は楽しい一時を過ごさせていただきありがとうございました。
気心知れた仲間との語らいは楽しいですね。
今回石田君と初めて話しました。
高校時代一度も話した事なかった気がしてます。
それでも普通に話せるってやっぱり同じクラスのよしみですよね。
ずっと幹事をして下さるとの事、よろしくお願いします。
またお会いできる日を楽しみにしています。

【中嶋君】
Sent: Monday, August 16, 2010 9:20 AM
Subject: ありがとうございました。
今泉様、8/14は本当に御苦労様でした。峯田君、彦坂君、市川君等は話ができ有意義でした。本当にありがとうございました。
帰りは方向が一緒であったので石田君とタクシー(中略)に同乗して帰りました。
3-2出身である私にはいつもうらやましく思っています。酒を飲んで、原田君、彦坂君と半分踊りながらカラオケを歌うなんて本当に最高ですね、私にとっては夢のようで、「実にうらやましい」の一言です。しかしここまで来るのに貴君のなみなみならぬ努力があるからだと思います。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
                   中嶋Y行

【小生comment】
 「細く、長く、温かく!」を motto に【2617の会】《クラス会》を続けて参ります。
皆さんのご協力とご鞭撻を引続きお願い申し上げます。 m(_ _)m
 それから、【2637の会】《2010年クラス会 Part2》をこの秋に開催すべく現在準備を進めております。もう少し中身が固まってから皆さんにご案内申し上げますので、お楽しみに‥。

■さて続いての話題は、掲題・副題にあります様に、前号【0304】号に引き続いて「08月19日:講演:大変革を生き抜く~から、今回は、その第2部『石浦章一/老いない脳をつくる10の生活習慣』」の講演についてご紹介させて頂きます。
 氏は、東京大学・大学院総合文化研究科教授。
 因みに、『老いない脳をつくる10の生活習慣』という題目は、石浦氏が同名で上梓されている本と同じである。
 そして、その本の内容は、2008年04月24日付【2637の会】《会報》【0170】号にてご紹介させて頂きました。
  ↓↓↓ここを click して下さい↓↓↓
 http://jishu2637.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/26_017026_part1_d650.html


【老いない脳をつくる10の生活習慣】
〔01〕週に2~3回以上、1回30分以上〔有酸素〕運動をする
〔02〕食生活のbalanceに気をつけ、食べ過ぎない〔脂肪分を少なめ野菜を多く!〕
〔03〕ストレスをうまく受け流す
〔04〕人とのコミュニケーションのある生活
〔05〕好奇心をもって新たなことに挑戦する
〔06〕学習習慣を続ければ記録力は保たれる
〔07〕目標をもつ
〔08〕自分に報酬を与える
〔09〕本を読む習慣を維持する
〔10〕意識的に段取りする

 今回の講演会では、上記【老いない‥10の生活習慣】でけでなく、同氏のほかの著作「30歳からの『東大脳』のつくり方」と、氏の最近における脳や寿命についての研究について、Power Point を使って面白く解説してくれた。
 では、その概要についてです。ご覧下さい。

【1 認知症とは】
 ●今朝、何を食べたか覚えていない/●家の場所を忘れる/●家族の顔を見てもわからない/等は認知症と言える。
 そして、認知症かどうかは、「長谷川式簡易知能評価スケール」で判定している。
 例えば、●これからいう3つの言葉を言ってみて下さい。後でまた聞きますのでよく覚えておいて下さい。〔梅・犬・自動車〕、〔桜・猫・電車〕の二組を声を出して覚えて貰い、「さぁ、後(或いは先)に言った3つを言ってみて下さい」と尋ね、覚えているか確認する。

【2 アルツハイマー病のリスク因子 アポE(アポリポ蛋白質)の存在】
 アポEには、〔E2〕〔E3〕〔E4〕の3種類あり、父母から一つずつ貰うので、6通り〔2-2, 2-3, 2-4, 3-3, 3-4, 4-4〕の組合せがある。
 これ等の組合せで、正常な人とアルツハイマーに罹患した人の分布を示して見ると、以下をご覧の通りE4型のアルツハイマー発症率が突出して高いことがわかる。

  アポE組合せ  2-2_/2-3/_2-4/_3-3/3-4/_4-4
 ---- 正常人 ---- 0.1/ 7.6/ 1.5/74.5/15.7/ 0.6 = 100% (a)
 アルツハイマー 0.4/ 4.8/ - 0 -/48.1/37.7/ 9.1 = 100% (b)
 --- (b)/(a) --- 4.0/ 0.6/- 0 -/ 0.6 / 2.4 /15.1

 E4型の人は脳の外傷や脳卒中からの回復が遅い。一方、E2型の人は百歳以上の長寿者が多い。
 但し、E4型の人も運動をすると長生きできる。

【3 アルツハイマー病の治療法は】
 ●アルツハイマー病は、βアミロイド〔Aβ〕という蛋白質が体内の神経細胞に蓄積して細胞が死ぬと、情報伝達が妨げられ認知症の症状が進むと言われている。アルツハイマー病患者の特徴として脳にできるシミ「老人斑」はAβが主成分である。
 そこで、個体の免疫力を用いてAβの蓄積を防ぐワクチン療法を開発中。

【4 長寿の秘訣】
〔1〕70~80歳まで働く
〔2〕生きがいを持つ〔家族、友人、仲間、旅行 etc.〕
〔3〕慢性疾患をなくす
〔4〕stress をなくす〔真面目な人ほど stress 大!〕
〔5〕stress 解消は、運動・relax・睡眠・趣味・薬・TV・酒・話 etc.

■今日二つ目も「健康」の話題です。「ほんとうの時代 2010年09月号~『スロトレ 石井直方/筋力をつけることに年齢的な限界はありません』」をお届けします。
 石井氏は、今日最初の話題でご紹介した石浦氏と同じ東京大学大学院総合文化研究科教授。

〔ほんとうの時代 2010年09月号〕
20100900010001

【小生comment】
 この話題での point は、「加齢は止められないが、『筋力をつけることで基礎体力を回復』させ、老化を遅らせることは可能。その為には『動く習慣をつけよう!』」というもの。

 筋肉量や筋力の低下をサルコペニアという。そして、加齢により筋肉機能は落ちる。その要因は以下の2つ。
 〔1〕身体を動かす機会が減る
 〔2〕筋肉細胞そのものの減少に加え、〔1〕により使わないと筋肉は一層弱く細くなる
 30歳頃から、足腰と体幹の筋肉は年に1%ずつ減っていく。筋肉量は30歳頃が peak で、40代になると10%減り、80台になると、脚の筋肉等は半分近くまで減少する。
 この筋肉量の減少を、筋肉を鍛えることで抗うことは可能。最近の研究では、筋肉の萎縮の70%は使わないことが原因と判明。換言すれば、30%の減少分は、人体の仕組み上、避けられないが、鍛え「続ける」ことで peak 時の筋肉の七割は維持可能という訳だ。
【スロトレの意義】
 筋トレとは、筋肉に重い負荷をかけ痛めつけ、修復を繰り返す度に太く強靭になる仕組みを利用したもの。
 『スロトレ』は、少しでも楽して training できる様にしたものである。
【動く習慣をつけることが最大の目的】
 senior の筋トレでは、足腰とお腹、背中の「体幹」を集中的に鍛えることが重要。これ等の部位の大きな筋肉は、身体を自由に動かす要になるだけでなく、加齢と共に萎縮する比率が高いからである。
 添付写真〔4つのスロトレ〕をご覧になって試してみて下さい。

〔4つのスロトレ〕
Photo

 一度に沢山やろうとせずに、気持ちいい疲労を感じる位に留めることが、筋肉増強の近道です。〔中略〕
 但し、スロトレをして身体が軽くなったら〔中略〕普段の生活の中で無理なく動く習慣をつけることが大切。〔中略〕
 スロトレの後に walking 等の有酸素運動を組み合わせるとより良いでしょう。筋肉は鍛え、動かし、休ませることで発達するので、夫々 balance よく行うことで、筋肉はより確実に鍛えられます。
 因みに、筋肉が目に見えて変化するまで三ヶ月はかかります。〔中略〕
【関節痛や肥満防止、若返りの効果もある】
 スロトレの merit は数多くある。
〔1〕筋肉で骨が確り支えられ、肩こりや腰痛、膝痛等の不調が改善
〔2〕筋肉が増えることで、energy が燃焼し易い「代謝のいい身体」に変化し、
  脂肪が燃焼され、太りにくい身体になる
〔3〕太腿やお腹の筋肉を十分に運動させることで「成長 hormone」の分泌促進が確認れている。
  この hormone には筋骨をつくり、肌に張りを、頭髪を豊かにする働きがあり、若返り効果も期待できる。
〔4〕体幹の筋肉が確りすることで背筋が伸び、若々しく見える体型も維持できる
  筋肉を鍛え、筋力がつけば、高齢になっても身の回りのことを自分でこなし、
  自分の足で何処へでも行ける元気な身体が手に入ります。そして、身体が自由に動けば、
  活動的になり、気力が充実します。〔中略〕
  スロトレは単なる training ではなく、いつまでも社会とかかわり、充実した生活を送る chance が広がります。〔中略〕
 筋力をつけることに、年齢的な限界はありません。研究によれば、90歳を超えてもなお、適度な training で筋肉が太くなることが確認されています。私(石井)が指導した例では、65歳の方がスロトレを一年間続けた結果、40代の筋力を取り戻した case がありました。
 身体が健康で自信がもてれば、年齢に係わらず、人生の様々な可能性の扉が開けて来ます。身体を鍛えることは、その為の基礎づくりなのです。(了)
【小生comment】
 08月25日、旧【3-1】の野村高人君が亡くなった。
 同期の友の訃報に接する度に、mortal な人間の人生の儚さを実感する。
 とともに、五十数年という歳月の重みというものを改めて考えてみた。

  五十路過ぎ友逝く報を聴きし時 吾等が性(さが)の儚さを知る 悟空

  甚哀し 処暑に五十路の友は逝く 同

 野村君のご冥福を心よりお祈りする。

 この様に、同期の訃報を聞くと、我等は決して若くはないのだと実感させられる。
 だからこそ、我々は健康に留意して天寿を全うすべく努力すべきであろう。

 先程ご紹介させて頂いた石井氏のいうことは、尤もなことばかりである。
 小生の経験からも、筋トレは、無理なく軽い負荷をかけ、継続することである。
 ただ長続きするコツは、体調が悪い時は筋トレは休むこと。
 但し、休みは1日迄。2日は空けない。→3日空けると飽きてしまい続かない。
 diet ではなく、筋トレ効果で胴回りが細くなると、爽快な気分となり筋トレ継続の意欲が一層増して「筋トレ→効果現出→筋肉トレ→‥」という好循環が定着。
 皆さんも、どうぞお試しあれ‥。(^-^;)

【後記】■今日のお別れは、最近読んだ〔正確にいうと今も読んでいる最中の〕渡部昇一著「渡部昇一の昭和史(正)」の一節をお伝えする。

【西洋文明の力を知っていた幕末日本】
 〔前略〕日本の指導者階級と呼ばれた人達に、西洋文明を理解し、その力を正当に評価する知性があった‥、一方、隣国清国では、保守派が無駄な抵抗を示す度に、西欧列強はそれを口実に、どんどん清国の領土を奪い取ってしまったのである。
 これに対して、日本の指導者達は、ペリー(Perry)が黒船でやって来ても、無駄な抵抗はせず、さっさと和親条約を結び開港した。
 この様子を見て、事情を知らない攘夷派は「幕府は意気地がない」と怒り、討幕運動を起こす訳だが、それは大きな誤解と言ってもいい。何故なら、幕府の指導者や雄藩の藩主達は皆、西洋文明がどんなものであるかも知っていたし、それどころか Perry 来航の意図まで正確に理解していたからである。だから、感情的な排外主義に陥らず
に済んだのである。
 そのことを示す為に、少し寄り道になるかもしれないが、私(渡部)はここでジョン万次郎(中浜万次郎)という人物のことを紹介したいと思う。
【小生comment】
 「ジョン万次郎→島津斉彬→山内容堂→幕府老中首座・阿部正弘→開国」という相関関係があっとは、「目から鱗が落ちた、サウロ(=パウロ)」の気分である。
 次号《会報》で、このジョン万次郎の話をしてみたいと思います。お楽しみに。

 【2637の会】members の皆さん、来る09月11日(土)の《学年同期会》へも、ご都合がつく限り奮ってのご「参加」を心よりお待ちしています。
 では、また‥。(了)

2010年8月22日 (日)

【時習26回3-7の会 0304】~「08月19日:講演:大変革を生き抜く~第1部『中西輝政/日本の実力とアジアとの共生』を聴いて」「『榊原英資&竹中平蔵/田原総一朗編/絶対こうなる!日本経済』を読んで」

■今泉悟です。 皆さん如何お過ごしですか。 さぁ、今日も【2637の会】《会報》【0304】号をお送りします。
 【2637の会】《2010年クラス会》が終わってもう一週間が経ちました。時の移ろいは、本当に早いものですね。
 09月11日開催予定の「時習26回卒業40周年記念旅行に向けての有志の集い〔第2回〕」の方はまだ盛り上がりに欠け、参加表明者は10人に満たない状況です。
【2637の会】members の皆さんの積極的な応援参加をお願いします。m(_ _)m

Leaflet_20100819
■さて、今日最初の話題は、掲題にあります様に、「08月19日:講演:大変革を生き抜く」を聴いて来ましたので、今日は、2回series の第1回目として「第1部『中西輝政/日本の実力とアジアとの共生』を聴いて」をご紹介させて頂きます。添付 file ご参照下さい。
「terumasa_nakanishi_nippon_no_jitsuryoku_asia_tono_kyousei.doc」をダウンロード
 
 中西氏は、「日本再生には、この夏をどう生き抜くかにかかっている。日本がアジアとの共生を考えるなら、政治・安全保障を一体に捉え、確りした政治 Pose と枠組みを構築して system として提供する。そして、それは日本の身の丈にあった、且つ、きらりと光る魅力を持った技術力で appeal すべきである」。氏は更に「日本は政治が経済の足を引っ張った。キチンとした二大政党制。確りと機能する二大政党制。政界の大再編が実現しないと、日本の未来は覚束ない」と締め括られた。
 中西氏は、講演の中で【他の主要国にあって、今の日本にない三つのもの】として以下の3つをあげた。
〔1〕国際政治と国際金融・経済の「裏側の」密接な関係
〔2〕Intelligence〔諜報〕
〔3〕核(兵器)の話
そして、次の様に説明した。
〔1〕〔2〕〔3〕を有機的に捉え、官民一体で国益を確保することが、現在のGlobalizationに絶対必要!
●「米国一強時代」から「多極化時代」へ。
米国は、アフガン・イラクでの失敗により、大国ではあるが普通の大国に変貌し、自国の国策重視へ。
●最近、米国は中国の軍事力動向についてannual reportで「中国の軍事力がアジアの安定を崩す脅威に
なっている」と報告。米国は、今年に入り頻繁に来日し、我々に中国の軍事力増強について警告し出した。
●中国が世界50カ国に、排他的手段で資源確保している。この動きを米国は重視している。
●中国はイランに入り、権益を獲得。英・仏もイラン制裁に加担し乍ら同国への権益は確り確保。日本は、制裁
を忠実に履行し、正直に手を引いた。
●最近、インドは自前でGPS開発に着手。ロシア:GLONASS、EU:Galileo(ガリレオ)。中国も自前でGPS開発中。
●日本は、米国のGPSを有償にて使用しているが、機能向上と共に使用料金上昇の負担懸念あり。日本の
指導層は、永田町・霞ヶ関・Mediaいずれも自国のGPS開発について関心が低い。
●第二次世界大戦の大きな要因の一つは、排他的経済域をつくったことにあり、この考え方の反省に立って
戦後の経済自由化を推進して来た。
●しかし、現実的な問題として中国のGlobal企業への対応stanceが変貌しつつある。
即ち、中国国内で自立出来るに従い、外資企業の排除の動きが顕在化しつつある。
中国にとって外資である日本は、今後中国への進出に高い代償を払わないと提携出来なくなる。
●この流れは、自然であり、これを冷静に受け止め対応していく必要がある。
●それ故、この場合、官民一体で対応しないとGlobalizationを展開出来ない。
●Ex.仏サルコジ大統領は、200人の財界人を引き連れTop salesを実施。
●日本も、鳩山・仙石氏がTop外交でベトナムへ新幹線を売り込んだが、中国から袖の下を得た国会が否決。
●ベトナム原発はロシアが獲得。見返りにロシアは最新鋭潜水艦を提供し中国への脅威に軍事面で支援。
●アラブ首長国連邦のアブダビの原発を李大統領のTop外交により韓国が受注獲得。原発で世界最高水準
にある東芝は韓国の下請けとなり参画。
【小生comment】
 今の日本は、政治と経済の連携がちぐはぐで、上記の様に国家project級の大商談を他国に持って行かれる。
 資源の乏しい日本が、将来的にも生き残って行くには、高い技術力を武器に、世界人類の平和と安全、生活基盤の向上の面で世界を lead して存在感を示し、確りと国益を確保して行かなければならない。
 それが、「Japan as №3!」としての世界における日本の責務でもある、と思う。

■続いて、同じ様な観点からですが、最近読んだ本「『榊原英資&竹中平蔵/田原総一朗編/絶対こうなる!日本経済』を読んで」をお届けします。
Photo

 この本は、最近、小生がずっと感じていた、まさに今の日本が置かれた厳しい状況を、榊原英資と竹中平蔵という二人の識者が対談形式で分析し、この先どうなるのか、どうすれば良くなるのかを、田原総一朗が上手く聴き出してくれている。なかなかいい本だと思う。
 因みに、竹中平蔵氏の講演は、小生聴いたことがあり、以前この《会報》2007年11月09日付【0134】号でご紹介したことがある。
 http://jishu2637.cocolog-nifty.com/blog/2007/11/26_0134123_846c.html ←ご参照下さい。
 また、榊原英資氏は、小生、旧行の秘書室時代〔平成5年頃〕、同氏を東海財務局長OBとしてある催しにお招きし旧行施設でお見受けしたことがある。
以上は、余談まで‥。
 尚、この本で三人が対談したのは、今年6月初旬で、鳩山首相(当時)が辞任を表明した直後の時点でのものであることを予め申し添える。
 また、内容がみな核心を突いたものが多く、ご紹介するものを絞り込むのに苦労しました。(笑)ご興味ある方は是非ご購入のほどを‥。税込1,000円。この内容にしてこの価格は安価!(笑)

【1 なぜ日本は世界のどこよりも〔リーマンショックの〕大きな打撃を受けたのか】
【榊原】2001~07年に日本経済を支えていたのは輸出。90年代末にGDPの10%前後だった輸出比率は十数%まで上昇し金額で30兆円ほど増えた。その輸出がドーンと一気に萎(しぼ)んだからだ。
【竹中】ただ、03~07年まで〔中略〕は外需〔=輸出〕依存度は3割程。これが08、09年と更に外需依存度を強めた。〔中略〕改革をやめて期待成長率が落ちたことが大きい。
【田原】麻生内閣は〔中略〕景気対策費を15兆円も積み増したのに、なぜ景気がよくならなかった?
【榊原】そりゃ、落ち込みが非常に大きかったから。
【竹中】同感。15兆円はGDPの3%。需給Gap35兆円は7%だから小さ過ぎた。
【2 日本経済のここが大問題】
【田原】経済産業省が今年02月『日本の産業を巡る現状と課題』という report で〔中略〕一人当たりGDPが、2000年の世界第3位から10年に27位へ、世界のGDPに占める日本の share も、90年の14.3%から08年に8.9%と一桁へ、IMD国際競争力順位も、90年の1位が、08年に22位に落ちちゃった。どうして?
【竹中】国が適切な、当たり前の政策をやって来なかった結果だと思います。各国はこの10年ほど競って法人税を下げて来た。しかし日本だけがやっていない。〔中略〕
【榊原】僕は意見が違う。政府の macro 政策の影響もない訳じゃないが、やっぱり日本の business model が時代遅れになって来たと思う。
【田原】どういうこと?
【榊原】トヨタ自動車がその典型例だが、これまで日本国内や先進諸国を対象に、LEXUSみたいな高価格・高品質製品を売って来(れ)た。だけど、最近10~15年位は、日本を含めて先進国が全体的に低迷。そこにBRICsの様な新興国がダダーッと〔中略〕出て来た。しかし、日本企業の business model が、そこに対して shift 出来ていない。これが大問題だ。早い時期に business model を shift したのは韓国で、インド市場や中国市場でサムスン(Samsung)やLG(Lucky-Goldstar=ラッキー金星(グムソン))は非常によくやっている。インドの電化製品市場の6割は韓国製。日本は5%以下でしょう。〔中略〕韓国は98~99年の東アジア通貨危機を契機に企業淘汰が進み、強靭な企業が生き残った。〔中略〕日本は、産業・企業の整理をせず、business model を変えない儘現在迄来てしまった。Panasonic も Sonny も Samsumgには敵わないでしょう。
【田原】日本の電機業界全部合わせて、Samsungの1/3。
【榊原】要するに、日本企業は海外に出て行って売るという姿勢がない。人口1億2,700万人の巨大な日本国内市場の market share 争いに明け暮れ、海外に出る余力(或いは意欲)に乏しい。

【小生注】話の内容は、大変面白いがこの調子でいくと相当な volume になってしまいますので、以下は簡略に point だけ説明します。

【田原】2001~07年迄に全産業の経常利益は25.2兆円増えている。その36%が Global 製造4業種〔電機・輸送機械・一般機械・鉄鋼〕だった。ところが、当該業種への就業人口は全体の7%に過ぎない。逆にいうと93%の人間は相変わらず不況なんですね。
【竹中】日本は一方にトヨタがある。もう一方に農業はじめ非常に非効率な産業がある。完全な二重構造になっている。〔中略〕処方箋は、生産性の低い部門をもっと競争させ、強くすること。にも拘わらず政府は益々〔この様な脆弱な産業を〕守っている。
【3 これから儲かる、成長する business とは?~《発展を阻害する医療、農業、教育産業での規制》】
【田原】農業を例にとると‥。
【榊原】トヨタがあたり一帯の農地を買って農業をやろうとしても、そこにいる農民〔=平均年齢67歳〕の過半数を使わなければ出来ない。〔中略〕大企業が農業に参入出来る様になったら、かなり違って来る(筈だ)。
【田原】何故?
【榊原】既得権益だ。
【竹中】農水省、族議員、族議員におカネを出している農協にも、ということは農民にも責任がある。大きく成長出来る筈なのに成長が抑えられている分野は、全て規制産業です。社会保障関係、健康・医療、農業、教育等がそう。夫々既得権益者が居て、現在の制度で守られた利益を享受している。〔中略〕それを政治的な力に変えて維持している。

【小生comment】
 三人の話は、この後、【日本は破綻なんかしない!?】では、人口900万人と少ない大きな政府の Sweden 型や、小さな政府の米国型を目指すのではなく、榊原氏が、フランス型の大きな政府を目指すべきと言っていたのが印象的だった。
 また、日本が財政破綻を起こすかどうかについては‥、
【榊原】日本国が破綻するなんてことは、少なくとも50年位は考えなくていい、そう思っている人は、天が落ちて来るんじゃないかと憂う人と同じですよ。ただ今の儘では10年先は心配ですね。4~5年以内に財政再建策を作らなくちゃいけない。


【後記】お別れは、今日の日経新聞「美の美」から、土門拳「江東の子供 近藤勇と鞍馬天狗」1955年&「筑豊の子どもたち 弁当を持って来ない子」1959年の写真をご覧下さい。
〔江東の子供 近藤勇と鞍馬天狗 1955年〕
1955

–––––––––––––––––––––––〔筑豊の子どもたち 弁当を持って来ない子 1959年〕
1959

 小生、今朝、いつもの様に日経新聞をパラパラと捲り乍ら読んでいたら、「美の美」のところへ来て、目が釘付けになった。天真爛漫な「江東の子供」たちと、昼ごはんを食べられない子がいる筑豊の子どもたち」だ。
 前者は、新聞の解説にもあったが、写真家土門拳の傑作の一つとされるだけあって、日本人の男の子たちってこういう遊びを通じてGemeinshaft〔共同体社会〕で生き抜くことを学んでいった、日本人の理想郷の一端を垣間見る感じがした。 昭和30年作というから、ボク等が生まれた年の、東京下町での微笑ましい一情景である。
 一方、後者の「筑豊の子どもたち」は本当に切ない。写真を見ると、少女雑誌に顔を隠した女の子が3人。その女の子の横で弁当を食べている男の子も、その女の子に目を合わさない様に黙々と弁当を食べている。これも土門拳〔昭和34年〕の作品だ。
 昭和34(1959)年というと、東海地方の我々には伊勢湾台風という惨禍があった年だ。
 しかし、筑豊炭田〔福岡県大牟田市・三池郡高田町(現・みやま市)〕では、第2回目の三井三池炭鉱争議(1959~60年)の真っ最中の年〔因みに第1回目(1953年)は、労働組合側が会社側の1千人を超える指名解雇の撤回を勝ち取っている〕で、この第2回目の時は6,000人の希望退職者募集と1,278人の指名解雇〔これは指名解雇の当該人数の自然退職〕という形で労働者側の敗北となった。
 また1963年11月09日、三井三池炭鉱三川坑で炭じん爆発が発生。458人の死者と一酸化炭素中毒患者839人を出す大惨事となった。
 小生、その昭和38年、静岡県新居町立新居小学校2年だった時、九州からK君が転校して来て、仲良しになったことを覚えている。彼はお父さんが九州の炭鉱で働いていたが、その炭鉱を辞めて、当時新居町近辺で進行中であった東名高速道路工事の仕事をやっている、ということをK君から直接聞いてよく覚えている。
 ボク等が、小学2年生の年である昭和38(1963)年は、日本初の衛星中継TV放送が、11月23日ケネディ大統領の暗殺の Newsを伝えた。 そして、翌昭和39(1964)年、東海道新幹線開通と東京五輪開催があり、日本は高度経済成長を直走ることになる。でも、当時の日本はまだ総体的に貧しかったのだ‥。それを思うと、現在は確かに豊かなのだが‥。
 その豊かさを実感出来ていないのは何故だろうか‥。

 では、また・・。(了)

2010年8月15日 (日)

【時習26回3-7の会 0303】~「【2637の会】《2010年クラス会》開催報告と会計報告」「【2637の会】《2010年クラス会》Part2のご提案」

■今泉悟です。 皆さん如何お過ごしですか。 さぁ、今日も【2637の会】《会報》 0303】号をお送りします。
 今日は、掲題・副題にあります様に、昨夜豊橋駅前にて【時習26回3-7の会】《2010年クラス会》を開催しましたので、ご報告致します。
 昨日夕方、定刻の18時丁度、会場の歩亜麗に参加予定の12名全員が集合。
 一時会場の約束の終了時間は20時。その終了間際に、全員で記念写真を撮影。〔添付写真[1][2]ご参照〕

12637_20100814

22637_peace_20100814

 そして、恒例となった寄書の当選者を阿弥陀籤で選考。その結果、今回は菰田君が目出度く Get!〔添付写真[3][4]ご参照〕

320100814_

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 そして、当初から一次会のみ参加予定であった牧野君と、当初二次会参加の予定であったが体調の不調から急遽二次会を cancel した菰田君の二人を除いた10名で二次会会場のトライアゲインまで徒歩で移動。所要時間は数分であった。
 二次会会場では、従前助っ人をお願いしていた中嶋君【3-2】が待っていてくれた。そのトライアゲインでは、20時半から22時半まで楽しいカラオケ大会となった。
 終わって見れば、所要時間の4時間半があっと言う間に過ぎ去った。
 本当に楽しいひとときであった。
 最近、日々の出来事が明るいことが少ない今を、暫く忘れて懐かしい時習館高校の同期と語らいをして過ごすというのは、最高の stress 発散になって実に心地良かった。
 改めて、T三先生をはじめ参加してくれた皆さんに心からお礼申し上げます。

■さて、万年幹事の小生から【2637の会】members の皆さんへ、改めて提案があります。

 ***「【2637の会】《2010年クラス会》Part2」開催のご提案***
 今秋10月~11月の土曜日に、《クラス会》Part2を開催するという企画です。

 詳細の日程につきましては、今回の《クラス会》へ参加するお気持ちはあったが、ご家庭の都合等により参加出来なかった方々宛へ、上記10月~11月の都合の良い土曜日を選んで頂き、その方々が都合の良い日に「《クラス会》Part2」、或いは「ミニ《クラス会》」と銘打って開催しようと考えています。

 昨日のクラス会で、幹事の小生から出席者の皆さんにご提案申し上げました。

 実は、今回で5年連続5回目、プレ・クラス会を含めると6回目になるのですが、プレ・クラス会が2006年06月24日(土)の開催であったのを除き、あとの5回はいずれも旧盆の08月中旬の開催でやって来ました。これはこの時期の開催が実家へ帰って来る方が多く、集まり易かったというのが最大の理由でした。
 ところが、今回の《クラス会》開催にあたり、旧盆に実家に帰って来れない方々や、地元にいらしても外出出来ない方々が増えて来た、という様に状況が変化して参りました。
 また、プレ・クラス会に参加実績のある山田君の場合は、旧盆には奥様の実家である信州に行くことになっていて、過去5回の《クラス会》は出らてない。
 伊庭さんは、地元豊橋在住乍ら、旧盆にご家族との関係で家を空けられない。
 山中さんは、ご子息が旧盆の時帰省され、自宅が実家になってしまい、旧盆にはご自身の実家に帰られない。
 伊庭さん、山中さんは、プレ・クラス会から参加頂いていた方々で、昨日参加してくれた林さん、渡辺さんと並び、【2637の会】《クラス会》では、女性陣の常連。
 そのお二人が、旧盆以外の日にミニ《クラス会》があったら参加してもいいと仰ってくれています。これは、幹事として嬉しいことであり、大変心強い。

 以上の様なことから、早晩、関係者の皆さんにご都合をお聞きして、日程を絞り込みたいと思います。そして、再度皆さんに「【2637の会】《クラス会》Part2」をご案内させて頂きたく思います。

■さて、続いては、昨日の《クラス会》の会計報告です。

【収入の部】
[1]会費:@*,*00円×10人[一次会+二次会]+@*,*00円[牧野君=一次会]+*,*00円[中嶋君=二次会]=**,*00円‥(a)
  [‥先生ご招待‥]
【支出の部】
[1]一次会[歩亜麗]費用:@*,*00×12人=**,*00円‥(b)
[2]二次会[トライアゲイン]費用:@*,*00円×12人=**,*00円‥(c)
[3]通信費[往復葉書出状]: @100円×34人=3,400円‥(d)
【収支】
 (a)=**,*00円 < (b)+(c)+(d)=**,*00円

【後記】気の置けない同期の集まりって本当にいいものである。
 この満足感が、小生をして万年幹事を引き受け続けさせる活力の源泉だ。これからも、皆さん【2637の会】《会報》を応援して下さい。
 それから、ホント、「【2637の会】《2010年クラス会》Part2」の準備に入ります。皆さん、日程が固まったら連絡しますので、是非ご参加下さい。
 では、また・・。(了)

2010年8月 7日 (土)

【時習26回3-7の会 0302】~「★〔2010年【時習26回3-7の会】《クラス会》〕★『出欠』状況〔08月07日現在〕」「07月10日:丸ノ内の三菱一号館美術館『マネ(Manet)とモダン・パリ』展」「08月07日:『薪能 in 吉田城』を見て」

■今泉悟です。皆さん、如何お過ごしですか。さぁ、今日も【2637の会】《会報》【0302】号をお送りします。

■さて今日最初の話題は、掲題・副題にあります様に〔2010年【時習26回3-7の会】《クラス会》〕の出欠表明状況です。
 前《会報》【0301】号を配信悟、本日07日(土)21時00分迄に《クラス会》「出欠」のお返事を下さった皆さんは、白井T夫君、鈴木Y○君、2名の皆さんからで、お二人からはお葉書でお返事を頂戴しました。
 お二人は、残念乍ら今回も「欠席」とのことですが、近況のところをご紹介させて頂きます。

〔白井君〕
 幹事御苦労様です。
 リーマンショックの傷も癒え、「白井ファンド」は最高値を更新中です。
〔鈴木(Y)君〕
 いつも御苦労さまです。
【小生 comment】
 返信 mail を頂戴出来、お二人の様に、一言でも、comment を頂戴出来ると、万年幹事の小生、大きな励みになります。ありがとう!
 さて、【2637の会】《クラス会》も一週間後に迫って参りました。会場の歩亜麗とトライアゲインに、参加予定者人数を知らせる関係上、まだお返事を頂戴出来ていない皆さん、朗報を心よりお待ちしています。m(_ _)m

 1.「出席」09名〔鈴木鉄三先生、千賀君、林K子さん、彦坂君、菰田君、井上君、石田(Y)君、渡辺さん、今泉〕
 2.「欠席」15名〔下浦(原田)さん、山中(高木)さん、夏目君、伊東君、山田君、金子君、二橋君、犬飼(石田)さん、伊庭さん、太田君、中村君、守田君、横田君、白井君、鈴木(雄)君〕
 3.「ギリギリまでわからない」 0名
 ※ 以上、3項目いずれも mail 到着順

■今日の話題は、《会報》【0299】号にてお知らせした「07月10日:丸ノ内にある三菱一号館美術館『マネ(Manet)とモダン・パリ』展」についてです。
[01] エドゥアール・マネ(1832-1883)
01_18321883

––––––––––––––––––––––––[02]『マネとモダン・パリ』図録
02

「19世紀末〔1894(明治27)年〕に日本の近代化を象徴した三菱一号館は、2010(平成22)年春、東京・丸の内のアイコン(【小生注】icon = イコン;肖像画)、三菱一号館美術館として生まれ変わりました」と同美術館の案内にある。
 場所は、所謂三菱村と言われる、東京都千代田区丸の内2-6-2、三菱東京UFJ銀行本店の北に隣接したblockにある。
 早速、展示作品をご紹介したいと思います。
 尚、今回の展覧会とは関係ありませんが、エドゥアール・マネ(1832-1883)の実弟、ウジェーヌ・マネの妻となった、印象派女流画家ベルト・モリゾの作品も併せてご紹介させて頂きます。
 マネの作品には、義妹モリゾの肖像画が沢山ある。その夫々が魅力ある作品となっている。
 一方、モリゾは、著名な印象派の画家では唯一と言っていい女流画家である。彼女が描いた作品は女性ならではの、繊細で温もりを感じさせる作品が多い。
 また、今回の展覧会のtheme『マネとモダン・パリ』では、マネが生きた19世紀後半の Paris の雰囲気を伝える、他の画家の作品も併せ展示されていたので、その中から幾つかをご紹介させて頂きます。

[03]マネ『死せる闘牛士』1863-64年
03186364

––––––––––––––––––––––––[04]マネ『エミール・ゾラ』1868年
041868

[05]マネ『菫の花束をつけたベルト・モリゾ』1872年
051872

––––––––––––––––––––––––[06]マネ『横たわるベルト・モリゾの肖像』1873年
061873

[07]マネ『扇を持つベルト・モリゾ』1874年
071874

––––––––––––––––––––––––[08]ドガ『ル・ベルティエ街のオペラ座の稽古場』1872年
081872

[09]エヴァ・ゴンザレス『イタリア人座の桟敷席』1874年頃
091874

––––––––––––––––––––––––[10]ジャン・ペロー『カピュシ―ヌ大通りとヴォードヴィル座』1889年
101889

[11]ジェームズ・ティソ『舞踏会』188572年頃
11188572

––––––––––––––––––––––––[12]マネ『イザベル・ルモニエ嬢の肖像』1879年[吉野石膏(株)(山形美術館に寄託)]
121879

[13]マネ『散歩』1880年 頃[東京富士美術館]
131880

––––––––––––––––––––––––[14]マネ『黒い帽子のマルタン夫人』1881年[愛知、メナード美術館]
141881

[15]モリゾ『ブージヴァルのウジェ―ヌ・マネと娘』1881年[パリ、マルモッタン美術館]
151881

––––––––––––––––––––––––[16]モリゾ『舞踏会の洋服を着た若い女性』1879年[パリ、オルセー美術館]
161879

[17]モリゾ『舞踏会で』1875年[パリ、マルモッタン美術館]
171875

––––––––––––––––––––––––[18]モリゾ『窓辺の若い女性』1879年[モンペリエ(仏)、ファーブル美術館]
181879

[19]マネ『休息(ベルト・モリゾの肖像)』1870-71年頃[米国、ロードアイランド装飾美術学校付属美術館]
19187071

【小生comment】
 上記マネの作品のうち、[12][13][14]はいずれも日本国内の美術館・企業が所有している。心強い。

■続いての話題は、今日「08月07日:『薪能 in 吉田城』を見て」来ましたので早速ご報告させて頂きます。
 小生、恥ずかし乍ら、能・狂言の本物を見たのは、今日が初めてです。
 事前に、題目の、能『鞍馬天狗』、狂言『仏師』について「あらすじ」を調べて行き、また、会場での演能前の解説announce と併せ、二度予習出来たので、謡も良く聴き取れ、結構楽しかったです。
 見る前は、Opera より難しいと覚悟して臨んだのですが、実際、聴いてみると謡の内容が予想以上によく聴き取れました。やはり日本人の作品なのだな、と変に納得しました。
 添付写真は、leaflet と会場の吉田城角櫓の写真です。

[20]薪能 in 吉田城 leaflet 20100807
20_in_leaflet_20100807

––––––––––––––––––––––––[21]薪能 in 吉田城 吉田城角櫓と橋掛
21_in

[22]薪能 in 吉田城 舞台
22_in


【鞍馬天狗】
 東谷の僧が稚児達を連れ、西谷へ花見に行く。するとそこに山伏が鎮座している。気を悪くした一行は、牛若丸だけ置いて帰ってしまう。「稚児達は皆平家の公達。自分は世捨て人」と嘆く牛若丸を山伏は慰め、吉野をはじめ桜の名所に牛若丸を案内する。そして山伏は「自分は鞍馬に住む大天狗だ。明日、平家を滅ぼす兵法を授けよう」と言い残し、消え去る。
 木の葉天狗が牛若丸の武芸の腕前を語る。
 威風堂々と出現した鞍馬山の大天狗。中国前漢勃興期の名軍師長良が黄石公から兵法を教わった古事を語り、牛若丸に兵法を伝授する。そして平家討伐の武運を守ろうと約束し、消えて行く。

【小生comment】
 大天狗を辰巳満次郎が演じ、豊橋魚町能楽保存会が所有している井関河内の能面を使用。井関河内は「天下一」の称号を与えられた名人で、承応2(1653)年の作品。『薪能』とは、夜になって薪を焚いて、それを照明にして演能するのかと思いきやあに図らんや、もとは『薪の神事』等と称して、新年に御薪(みかまぎ)を寺社に献進する儀式で、一種の春迎えの信仰行事であったという。

【後記】
 薪能は午後5時会場、6時開演であった。熱帯夜を覚悟して吉田城本丸跡に行ったが、流石に今日は二十四節気でいう『立秋』。
 アブラゼミに交じって、今年初めてツクツクボウシの声を聴いた。
まさに「秋は来ぬ」。小生この言葉で、小倉百人一首でお馴染の藤原敏行朝臣の歌‥

 秋きぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞ驚かれぬる〔古今和歌集169〕

が思い浮かんだ。時の移ろいは早いものである。

【2637の会】の皆さん、一週間後の《クラス会》で再会しましょう!
 では、また‥。(了)

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