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2014年4月の4件の記事

2014年4月26日 (土)

【時習26回3-7の会 0496】~「時習26回生卒業40周年記念懇親会に向けて~「第2回『案内状』response状況〔04月26日現在〕」「04月12日:名都美術館『(所蔵品展)語らいの中で』展&松坂屋美術館『第69回 春の院展』を見て」「04月12日:愛知県技術劇場concert hall『ジンマン指揮/ギドン・クレーメル(Vn.)/チューリッヒ トーンハレ管弦楽団演奏会』を聴いて」「シェリル・サンドバーグ『LEAN IN』を読んで」「04月19:日豊橋市美術博物館『-追悼-冨安昌也』展を見て」

■皆さん、お元気ですか? 今泉悟です。【時習26回3-7の会 0496】をお届けします。
 今日も先ず前《会報》に引き続いて、「卒業40周年記念懇親会 in 京都2014」関連のNewsからお伝えします。
 懇親会の06月07日迄、あと1箇月半と11日です。
 前《会報》配信(04月20日(日))以降、今日〔04月26日現在〕迄のresponse状況をお伝えします。ご高覧下さい。

 卒業40周年記念懇親会への参加費の払込件数は前回の経過報告の時点〔47件〕から15件増えて累計62件になりました。
 懇親会参加者名とその前後の催事への参加希望状況をお伝えします。

 ※ ※ ※ ※ ※

※「参加費払込状況」についてのクラス別経過報告〔04月26日現在〕※
 〔到着順・五十音順・敬称略〕

1.クラス別『参加費払込者一覧表』
  《総数:62人》
=【組】・氏名=参加費払込 月/日=の順
【01】・鈴木(斎藤)I子3/24/・西澤Y次4/01/・榊原T4/04/・細井K二4/08/・菰田(中澤)SC子4/17/・山田(高沢)Y子4/21=6人
【02】・鈴木Y男3/24/・井澤N泰4/07/・中嶌T隆4/10/・中嶋Y行4/11/・斎藤(夏目)KY子4/15/・菅沼N之4/15/・森田S子4/16=7人
【03】・井垣K夫3/18/・小林R子4/10/・岡田(伊藤)K子4/11/・小林(石河)R子4/10/・谷山 K4/18=5人
【04】・金子T也3/25/・森下Y4/01/・前田M彦4/14=3人
【05】・中島K則3/31/・白井N雄4/09/・中野(三浦)MN子4/17/・鈴木(杉浦)Y子/・平田N子4/22=5人
【06】・有留Y裕3/31/・安田(加藤)Y子4/04/・山田YKR4/05/・吉福YKR4/14/・大谷A代4/15/・黒柳M利4/17/・林 T晴4/18/・浅井H章4/22/・水藤T詳4/23=9人
【07】・今泉 悟3/17/・林 K子4/18/渡辺SM子4/21/・竹内T也4/21=4人
【08】・矢野S介3/18/・筒井(波多野)H子3/25/・三田ST司3/31/・小野K美4/03/・杉浦H幸4/09/・安井K二4/14/・荒川AT子4/18/・長坂(山口)YM子=8人
【09】・林  S3/27/・鈴木H彦3/28/・兵藤S二4/07/・和泉(不破)KN子4/11/・福井E輔4/17/・杉原(小林)KY子4/18/・竹中(千田)N子4/23=7人
【10】・黒柳R雄3/25/・武野S郎4/01/・今泉H志4/04/・高山T彦4/09/・近藤(河合)SK子4/10/・手塚T4/16/・伊藤A紀4/17/・越智N夫4/23=8人

2.集計
 【1懇親会のみ/2宿泊所は自分で手配/3宿泊所は鶴清or京都リッチホテルを利用】の別
  1:9人/2:11人/3:42人
 【鶴清(相部屋)泊/京都リッチホテル(single)泊/京都リッチホテル(twin)2人泊】の別
  鶴清:22人/京都リッチsingle:10人/京都リッチtwin2人泊:7人/幹事会にお任せ:2人
 【A初日「optional tour」/B懇親会「二次会」/C二日目「optional tour」】
  A:9人/B:38人/C:31人

 参加費払込者数が62人になりました。
 前回舘山寺で開催した35周年が79人、前々回上高地&松本で開催した30周年が60人台。
 参加者の進捗は、あと締め切り日迄若干ありますので、参加者の進捗は、過去2回の懇親会と比べてもまず順調と言えます。
 クラス別の参加者数は、9人=6組、8人=8組&10組、7人=2組&9組、6人=1組、5人=3組&5組、4人=7組、3人=4組です。
 小生が所属していた【3-7】も竹内君と渡辺さんが加わってくれて、4人になり、殿を抜け出しました!
 !(^-')b♪

■小生、去る04月12日名古屋へ私用で出かけたついでに、2つの美術館巡りとconcertを1つ聴いて来た。
 先ず最初が、名都美術館『(所蔵品展)語らいの中で』展である。
 本展は、「画家達が題材である人物・動植物・風景との『語らい』」を、又「鑑賞者がこれ等の作品と『語らう』」ことで、より深い理解を得て貰おうという試みである。

[01]名都美術館/本展leaflet
 01leaflet
 Leafletの絵は、山口華楊『仔鹿』1976年

[02]小倉遊亀『菖蒲』
 02

[03]高山辰雄『海と空』1980年
 031980

[04]伊東深水『酣春』1947~48年
 04194748

[05]小山硬『天草〔慈光〕』1975年と[05a]松坂屋『春の院展』にて「図録」裏表紙に頂戴した小山硬氏のautograph
 051975

 05aautograph
 小山氏から、サインを頂戴した際、「名都美術館で数多くの(小山)先生の作品を見せて頂いています」とお話したら、
「それは、どうもありがとうございます‥」と起立され一礼されたので小生却って大変恐縮して仕舞った

[06]堅山南風『富士玲瓏』
 06

[07]木村圭吾『古都春麗』
 07

[08]下田義寛『潮騒』1990年
 081990

[09]杉山寧『鯉』
 09
 「『鯉』の絵を書かせたら、杉山寧を於いて他はない」という定評があったという

[10]橋本関雪『玄猿図』1940年
 101940
 玄猿の「玄」とは顔が黒さから来て、「玄猿」とは「テナガザル」をいう

[11]橋本明治『鳥と少女』1971年
 111971
 橋本明治というと、着物姿の女性像が数多いが、洋服姿の女性を描いた本作品もなかなかいい

[12]前田青邨『富士』
 12
 前田青邨の「富士」はいつ見ても横山大観とは違った巧さを感じる

[13]横山大観『海暾』1952年
 131952
 「暾(とん)」とは、丸い朝日のこと

【小生comment】
 ご覧の様に、いずれも素晴らしい傑作ばかりである。

■次に訪れたのが、開催初日の松坂屋美術館『第69回 春の院展』である。
 本展は、秋の『院展』と共にいつも9日間という短い開催期間の為、毎回必ず見られるとは限らない。
 だから、今回見ることが出来て本当に嬉しかった。
 現在活躍中の日本画を代表する【同人】32人を中心に、横山大観が「日本美術院綱領」の一にある‥

 一 一切の藝術は無窮(=【小生補足】無限・永久)を趁ふ(=【同】おう:追い求める)姿に他ならず
   殊に絵画は感情を主とす
   世界最高の情趣を顕現するにあり

 ‥正に、顕現してくれている。
 以下、傑作群を御高覧下さい。

[14]松坂屋美術館『第69回 春の院展』leaflet/絵は 大矢紀【同人】『長寿椿花』
 1469_leaflet

[15]後藤純男【同人】『大和の春』
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[16]下田義寛【同人】『昇陽』
 16

[17]手塚雄二【同人】『雪静(ゆきしずか)』
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[18]清水達三【同人】『椿山(つばやま)湖』
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[19]松村公嗣【同人】『花芙蓉』
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[20]吉村誠司【同人】『休日』
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[21]小田野尚之【同人】『沿線の春』
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【小生comment】
 小生、『春の院展』と秋に開催される『院展』を見る様になった此処数年来、「日展」から足が遠のいて仕舞っている。

■続いては、その日最後に愛知県技術劇場concert hallにて開催された『デイヴィッド・ジンマン指揮/ギドン・クレーメルのViolin独奏/チューリッヒ トーンハレ管弦楽団演奏会』の模様をお伝えしたい。
 印相曲目は、以下の2曲に、ギドン・クレーメルのencore1曲、ジンマン指揮チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団に拠るencore1曲の計4曲。

1. Beethoven / Violin Concerto in D Major Op.61
 〔Violin : Gidon Kremer〕
  Encore : ミェチスワフ・ヴァインベルク(M. Weinberg(1919-96)) / 無伴奏Violin Sonataから最終部

2. Brahmas / Symphony No.1 in c minor Op.68
  Encore : Hungarian Dance No.1 in g minor

[22]ジンマン指揮 チューリッヒ トーンハレ管弦楽団&ギドン・クレーメル(Vn) program と[22a]ヴィクトル・キーシン
 22_vn
 22a1953

 小生、クレーメルの演奏も、ジンマン指揮チューリッヒ・トーンハレO.の演奏も、生演奏を聴くのは今回が初めてであった。
 クレーメルのviolinistとしての技量は、勿論、超一流。
 期待に違わぬ素晴らしい演奏であった。
 今回、強い関心を持ったのは、BeethovenのViolin Concertoの第一楽章の中に出て来るcadenzaを誰の版で演奏するかであった。
 そして、聴いた時点では、現代作曲家の作風であることはわかったが、作曲者名が解らなかった。
 帰りがけの掲示板には次の様に説明されていた。

【今回のカデンツァについて】
 ヴァイオリン協奏曲をベートーヴェンがピアノ協奏曲に編曲した時カデンツァをかいた。
 それをヴィクトル・キーシン(1953-(露 サンクトペテルブルク生))がヴァイオリン用に再編曲したもの。
 今回が日本初演。

【小生comment】
 芸術は、この年になっても、いつも新しい発見があって感動する。
 ワインベルク(Weinberg)の作品、キーシン編曲のカデンツァもそうである。
 一方、名曲中の名曲を、一流の演奏家に拠る生演奏で改めて聴き直すことも実に感動的である。
 世界「三大ヴァイオリン協奏曲」というと、このベートーヴェンに、メンデルスゾーンとブラームスの3曲を一般に言う。
 同じく「四大ヴァイオリン協奏曲」は‥というと、一般にはチャイコフスキーが‥、更に「五大‥」というと、シベリウスが加わる。
 又、ブラームスの第一交響曲は、昔「第十交響曲」と言われたこともあった〔‥ベートーヴェンの第九に続くという意味で‥〕名曲中の名曲である。
 この「ブラ1」というと、高校時代、小生、いつも中嶋君【3-2】に冷やかされたことがある懐かしい想い出の曲となっている。
 実は、高校時代の中間か期末試験が詳しいことは忘れたが、難問にぶち当たった時、このブラームスの交響曲第1番の最終楽章のクライマックスの音楽が頭に鳴り響き、頭から離れず混乱して仕舞った‥、と中嶋君【3-2】に吐露したことがあったが、そのことを彼がずっと覚えていて、「ブラ1」の話題になる度にこの話を出して小生を冷やかしてくれたものである。
 これも、「今は昔‥」の話‥。(^^;;

■今日最後の話題は、最近読んだシェリル・サンドバーグ著『 LEAN IN 』についてである。
 この本の題『 LEAN IN は、〔一歩踏み出せ!〕』と言う意味である。
 早稲田大学大学院教授 川本裕子氏が「序文/日本語版に寄せて」で次の様に述べている。

 育児と両立しにくい長時間労働の慣習、保育所等のインフラの未整備、職場や家族の理解・協力不足等、女性が働く日本の環境は極めて厳しい‥〔中略〕‥
 本書はその様な環境にいる日本の女性に、「一歩前に踏み出す」勇気と、社会で生きていく上での知恵を授けてくれると思います。
 確かにシェリルさんの生きている米国と前述の様な日本では環境は大きく違いますし、「シェリルさん程才能と精神力と健康と富に恵まれていれば出来ても、私には無理」と感じて仕舞う、という指摘もあるかもしれません。〔中略〕
 日本の国の資源配分は中高年に偏っていて、社会保障費の殆どが中高齢者に向かっている現実は放置された儘です。
 限られた国家の資源を社会保障と産業振興やインフラ整備にどう配分すべきか、という構造問題もあります。〔中略〕

 本書は「社会的に成功して影響力を持つ」ことを勧めていますが、一方で「人生には高い地位よりも目指す価値のあることが沢山ある」ことも否定出来ません。
 その意味では、夫々の女性が自分の考えや立場に拘らず、communityや家族の問題等、何かに「一歩踏み出す」時の勇気を与えてくれる本ではないかと思います。〔後略〕

 又、本書「11/ともに力を」は、原文では、"11 Working Together Toward Equality "‥直訳すれば、〔共に働こう (真の)平等に向かって!〕とでもなろうか‥。
 此処では、次の様に彼女は語っている‥

 本書の始めに、先進国の女性を取り巻く状況はかつてより遥かに改善されて来ているが、男女平等の約束はまだ実現されていない、と書いた。
 ではどうやって前へ進んだらいいだろうか。
 まず第一歩は、真の平等が長きにわたって望まれ乍らも未だ実現していないことを認め、この目標の達成には、政府でも産業でもtopの地位に就く女性が増えることが必要だと認識することから始まる。
 次に、その為に全力で取り組む。
 Stereotypes(=紋切り型)やバイアス((biases)=先入観・偏見)が決意を挫き、信念を揺るがせ、現状維持を続けさせて来たことを、男女を問わず全ての人が認め、理解しなければならない。
 男女の違いを無視するのではなく、それを受け入れ、乗り越えていくことが望まれる。〔中略〕
 もっと多くの女性がleadersになれば、現状への同化と順応を要求する圧力は和らぎ、女性の為に様々な措置を講じられる様になるだろう。
 女性leadersの多い企業では、家庭と仕事の両立を容易にする措置が講じられる。
 役員報酬の男女格差が縮小する。
 中間管理職に就く女性が増える、といった好ましい結果が見られるという調査結果も既に出ている。
 先行世代が奮闘したお陰で、平等は手の届く処まで近づいている。
 今はもう、leadersの数に見られるかくも大きな差を縮める時だ。
 一人の成功は、次の人の成功を容易にする。
 自分自身の為に、娘の為に、そして息子の為に、それをしよう。
 私達の努力で、次の世代を女性leadersの最後の世代にすることが出来るかもしれない。
 その先は、もう女性leadersはいない、ただleadersがいるだけだ。〔中略〕

 この歩みは、真の平等が実現する迄続く。
 議会、企業、大学、病院、法律事務所、非営利団体、研究所‥‥大小を問わずあらゆる組織で、私達は進み続ける。
 平等を目指す闘いは、前の世代から引き継がれ、続く世代に委ねられることになるだろう。
 女性は職場でもっとleadershipを取れると私は信じているし、男性は家庭でもっと力を発揮出来るとも信じている。
 そして、その方が世界はもっとよくなると信じている。
 組織の半分は女性が率い、家庭の半分は男性が切り回す、そんな世界だ。〔後略〕

[23]シェリル・サンドバーグ『LEAN IN』
 23lean_in

【小生comment】
 Sheryl Sandberg氏の主張はよく解る。
 将来的には人類、とくに先進諸国はこうなっていくだろう、又ならざるを得ないないだろう。
 高学歴化が進む先進諸国では、少子化か共稼ぎ(Double income)に拠って、中程度以上の〔‥少なくとも現状の‥〕可処分所得水準を確保しようとする行動を取るからである。
 性差(gender)ではなく、能力〔=本質的な稼ぐ力〕で夫婦関係も成り立っていくことの方が理にも適っている。
 あとは、社会を構成する人達の意識が変化することが必要となって来る。
 そして更に、社会〔‥とくに企業等のGesellschaft‥〕が、如何にして女性の産前産後&育児に対する性差の意識と対応をなくしていくかにかかっている。
 日本国民全体の「富」を考えれば、安易に海外移民を受け入れるより、日本の女性が安心して働ける場所の提供をより積極的推進していくべきものと思料する。

【後記】昨秋亡くなられた我等が母校 時習館高校の元音楽教師冨安昌也先生の『-追悼-冨安昌也』展が豊橋市美術博物館で開催中であったので見て来た。
〔本展は、05月25日迄開催中〕
 その日は、故 冨安先生が支部長を務められていた「日本水彩画/豊橋支部展」が同時開催〔04月15日~20日〕されていた。
 日本水彩画豊橋支部は、長年冨安先生が支部長を務められていた。
 我等が同期大竹良夫君【3-10】も、当会のmemberで、彼の作品も出品されていた。

[24]豊橋市美術博物館『日本水彩 豊橋支部展』 看板

24

[25]豊橋市美術博物館『-追悼-冨安昌也展~慈しみの風景、自然美と人間~』看板/看板の絵は、冨安昌也『モスタルの道具屋』1991年
 251991
 本作品が、1991年「内閣総理大臣賞」を受賞
 本作は、先生73歳の時の作品

[26]冨安昌也『ラ・アルベルカの路地(スペイン)」 』1997年
 26_1997

 本作は、先生79歳の時の作品
 『モスタルの道具屋』と共に、先生の水彩画の最高傑作と言えよう
 この2作品の前に立つと、謹厳実直な先生を思い浮かべ、背筋がシャンとして仕舞う

 本展は、豊橋市美術博物館2階「常設展」cornerの「symbol展示corner」「第4&第5展示室」で33点が展示されている。
 又、冨安先生の師、細島昇一『厨の少女』と、藤島武二『上野不忍池畔』『婦人像』の3点も第5展示室で見ることが出来る。

《冨安昌也先生の略歴》
1918年 豊橋市関屋町に生まる
1941年 東京美術学校油画科卒業(藤島教室)
1951年 第39回日本水彩展三宅氏賞/日本水彩画会会員推挙
1979年 豊橋市美術博物館協議会委員
1990年 豊橋文化協会副会長
1991年 『モスタルの道具屋』で、第79回日本水彩展内閣総理大臣賞
1992年 日本水彩画会評議員
1993年 豊橋文化賞
1994年 日本水彩画会理事

 では、また‥。(了)

2014年4月20日 (日)

【時習26回3-7の会 0495】~「時習26回生卒業40周年記念懇親会に向けて~「第2回『案内状』response状況〔04月20日現在〕」「03月30日:愛知県美術館『印象派を越えて―点描の画家たち/ゴッホ、スーラからモンドリアンまで』展を見て」「ダニ・ロドリック〔柴田桂太・大川良文 訳〕『グローバリゼーション・パラドックス(The Globalization Paradox)』を読んで」

■皆さん、お元気ですか? 今泉悟です。【時習26回3-7の会 0495】をお届けします。
 今日も先ず先週に引き続いて、「卒業40周年記念懇親会 in 京都2014」関連のNewsからお伝えします。
 早いもので、懇親会の06月07日迄、あと1箇月半と少しになりました。
 前《会報》配信(04月13日(日))以降、今日〔04月20日現在〕迄のresponse状況からお知らせします。ご高覧下さい。

 卒業40周年記念懇親会への参加費の払込件数は前回の経過報告の時点〔30件〕から17件増えて累計47件。
 懇親会参加者名とその前後の催事への参加希望状況をお伝えします。

 ※ ※ ※ ※ ※

※「参加費払込状況」についてのクラス別経過報告〔04月20日現在〕※
 〔到着順・五十音順・敬称略〕

1.クラス別『参加費払込者一覧表』
  《総数:47人》
=【組】・氏名=参加費払込 月/日=の順
【01】・鈴木(斎藤)I子3/24/・西澤Y次4/01/・榊原T4/04/・細井K二4/08/・菰田(中澤)ST子4/17=5人
【02】・鈴木Y男3/24/・井澤N泰4/07/・中嶌T隆4/10/・中嶋Y行4/11/・斎藤(夏目)K子4/15/・菅沼N之4/15/・森田S子4/16=7人
【03】・井垣K夫3/18/・小林R子4/10/・岡田(伊藤)K子4/11/・小林(石河)Y子4/10=4人
【04】・金子T也3/25/・森下Y4/01/・前田M彦4/14=3人
【05】・中島K則3/31/・白井N雄4/09/・中野(三浦)MN子4/17=3人
【06】・有留Y裕3/31/・安田(加藤)Y子4/04/・山田YKR4/05/・吉福YKR4/14/・大谷A代4/15/・黒柳M利4/17=6人
【07】・今泉 悟3/17=1人
【08】・矢野S介3/18/・筒井(波多野)H子3/25/・三田ST司3/31/・小野K美4/03/・杉浦H幸4/09/・安井K二4/14=6人
【09】・林  S3/27/・鈴木H彦3/28/・兵藤S二4/07/・和泉(不破)KN子4/11/・福井E輔4/17=5人
【10】・黒柳R雄3/25/・武野S郎4/01/・今泉H志4/04/・高山T彦4/09/・近藤(河合)SK子4/10/・手塚T4/16/・伊藤A紀4/17=7人

2.集計
 【1懇親会のみ/2宿泊所は自分で手配/3宿泊所は鶴清or京都リッチホテルを利用】の別
  1:8人/2:8人/3:31人/幹事会にお任せ:1人
 【鶴清(相部屋)泊/京都リッチホテル(single)泊/京都リッチホテル(twin)2人泊】の別
  鶴清:15人/京都リッチsingle:9人/京都リッチtwin2人泊:5人
 【A初日「optional tour」/B懇親会「二次会」/C二日目「optional tour」】
  A:7人/B:32人/C:24人

 参加費払込者数が47人になりました。
 参加者の進捗は、まず順調と言えます。
 多分、明日21日から4月末にかけてかなりの参加費払込があると思われます。
 クラス別の参加者数は、7人=2組&10組、6人=6組&8組、5人=1組&9組、4人=3組、3人=4組&5組、1人=7組です。
 我等が【2637の会】membersの皆さんもそろそろ振り込んで頂けるものと大いに期待しています。
 !(^-')b♪

■さて、続いての話題である。

[01]本展leaflet(表面)
 01leaflet

[02]同上(裏面)
 02leaflet

 前《会報》にて、「去る03月30日(日)、メナード美術館『所蔵企画展‥身近な小宇宙(cosmos)‥室内を描く』展→愛知県美術館『印象派を超えて‥点描の画家たち』展→鞍ヶ池art salon『印象派/光ふるとき』展と、3つの展覧会を見て来た」とお伝えした。
 今日は、まだご紹介していなかった愛知県美術館『印象派を越えて―点描の画家たち/ゴッホ、スーラからモンドリアンまで』展についてご紹介したい。
 本展は、25人/101点の作品が展示されているが、今回はその中から16人/18点の作品をご紹介する。
 本展の概要について、国立新美術館主任研究員の長屋光枝氏の解説が大変解り易いのでその一部を引用してご紹介したい。

【『分割主義(Divisionism)』―その理念と実践から】
《はじめに》
 本展は、ジョルジュ・スーラが開拓し、その盟友であるポール・シニャックが普及させた「分割主義(Divisionism)」という理念とその実践に着目することにより、modern artを特徴づける一つの類型を探り出そうという試みである。
 本展は、オランダのクレラー=ミュラー美術館から提案された企画を骨子として進められて来た。
 最終的に出品listに含まれることになったのは、印象派、分割主義の創始者であるスーラとシニャック、Franceの新印象派の画家達、Parisで分割主義を受容したゴッホ、総合主義のゴーギャン、フォービスムの画家達、France国外でいち早く分割主義を紹介した「20人会」のテオ・ヴァン・レイセルベルヘやアンリ・ヴァン・ド・ヴェルド、ヤン・トローップとアムステルダム・ルミ二スムの画家達であり、そして最後にピート・モンドリアンへと続く。
 出品される25人の画家達はいずれも、「点を描く」という経験を経たことで共通しており、本展のtitleにある「点描の画家たち」とはこれに由来する。
 こうした一連の流れは、Franceからベルギーとオランダへの分割主義の伝播と展開を検証する稀有な機会である。〔中略〕
 後年シニャックが「分割主義とは、調和を目指した複雑なsystemであり、技法というよりは一つの美学である」と述べた様に、その本質は、20世紀絵画に確りと根を下ろしている。
 本展は、分割主義の理念に着目することに拠って、「印象派」「新印象派」「綜合主義」「ナビ派」「象徴主義」「fauvisme」等に分けられて来た一連の画家達を、主義(-ism)という縛りから解放し、彼等の実践に通底する類型的な絵画理念のもとに集結させている。これは、「分割主義」という新たな視座から、modern artを見直そうという試みなのである。

【小生comment】
 シニャックは、「新印象主義」について以下の様に述べている。

 「新印象主義」の画家は、点で描くのではなく、分割(divide)する。
 分割するということは、下記の手段を用いて、「明るさ」「色彩」「調和」から得られるもの全てを保持することである。

 1.非類のない純色の絵具に拠る視覚混合(‥prismから得られる色彩と色調‥)
 2.様々な要素の分離(‥固有色、光の色とその反射、等‥)
 3.これ等の要素の均衡と調和(‥contrast、gradation、発光、等‥)
 4.作品の大きさに見合った筆触の選択

 シニャックは此処で、点で描くことをはっきりと否定している。
 「調和」という新しい目的に於いては、「点で描く」ことは不都合である。
 色彩はもはや、網膜上で混ぜ合わせられ、その輝きと引き換えに存在をかき消される小さな点であってはならないからである。
 これは、1890年代半ば以降の、mosaic状の大振りの筆致を特徴としたシニャックの実践とも呼応している(添付写真[07]『Orangeを積んだ船、マルセイユ』参照)。

 確かに、狭義の「分割主義」は、スーラの死と共に短命に終わった。
 だが、本展は、「分割主義」をもっと広義に捉えている。
 即ち、「色彩の相互に作用する『調和』」という理念に纏まっていく。
 だから、明らかに「線描」ではないが、「点描」という捉え方だけでもなく、上記の様にシニャックが定義した4つ手段に合致した作品を一堂に会して紹介している。
 こういう展覧会も、これまでにないuniqueな趣向でなかなかいい。

 ベルギーとオランダの新印象主義の画家達との出会いは新鮮であった。
 何歳になっても新しい発見があり、名画に出逢えることは、初恋の様な新鮮なときめきを感じる。
 小生は、これ等の名画との出会いが何よりの「若返りの妙薬」になっている、と確信している。
 以下、16人/18作の名画を御高覧下さい。

[03]Claude Monet(1840-1924)『藁葺屋根の家』1879年
 03monet184019241879

[04]Claude Monet『サン=ジェルマン(Saint=German)の森の中で』1882年
 04monet1882

[05]Alfred Sisley(1839-99)『モレ(Moret)のポプラ並木』1888年
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[06]ジョルジュ・スーラ(Georges Seurat)(1859-91)『グラヴリーヌ(Gravelines)の水路、海を臨む』1890年夏
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[07]Paul Signac(1863-1935)『Orangeを積んだ船、マルセイユ(Marseille)』1923年
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[08]Camille Pissarro(1830-1903)『エラニー(Eragny)の農園』1885年
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[09]アンリ=エドモン・クロス(Henri-Edmond Cross)(1856-1910)『サン・トロヴァーゾ橋(Venice)』1903-05年
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[10]マクシミリアン・リュス(Maximilien Luce)(1858-1941)『鋳鉄工場』1899年
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[11]Vincent van Gogh(1853-90)『レストランの内部』1887年夏
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[12]Paul Gauguin(1848-1903)『ブルターニュの少年の水浴(愛の森の水車小屋の水浴、ポン=タヴェン)』1886年
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[13]Maurice de Vlaminck(1876-1958)『小麦畑と赤い屋根の家』1905年
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[14]アンドレ・ドラン(Andre Derain)(1880-1954)『コリウール(Colliounre)港の小舟』1905年
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[15]テオ・ファン・レイセルベルヘ(Theo Van Ryselberghe)(1862-1926)『《7月の朝》or《果樹園》or《庭園に集う家族》』1890年
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[16]Theo Van Ryselberghe『《ギーシアとオダリスク(Gischia & Odalisque)》or《陽光》』1906年
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[17]アンリ・ヴァン・ド・ヴェルド(Henry van de Velde)(1863-1957)『夕暮れ』1889年
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[18]ヤン・スライテルス(Jan Sluijters)『物乞い』1910年頃
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[19]レオ・ヘステル(Leo Gestel)『午後の太陽』1908年
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[20]Piet Mondrian(1872-1944)『ヘイン(Gein)河畔の樹』1903年頃
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■さて今日最後の話題は、最近読んだ本から、Dani Roddrik(1957-)『グローバリゼーション・パラドックス(The Globalization Paradox)』をご紹介したい。

[21]Dani Roddrik『グローバリゼーション・パラドックス(The Globalization Paradox)』
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 本書は、《会報》前々号でご紹介した、Emmanuel Todd(1951-)著『自由貿易は、民主主義を滅ぼす』&『デモクラシー以後‥協調的「保護主義」の提唱‥』に続く経済書を探していて見つけたものである。
 本書も、本文が全320頁と相応にvolumeあるものであった。
 著者のDani Roddrik(1957-)氏は、トルコ、イスタンブール生まれ。米Harvard大学卒業、Princeton大学でMPA(=行政修士(Master of Public Administration) 行政修士)、Ph.D.を取得。
 Harvard大ケネディ行政大学院教授等を経て、現・Princeton高等研究所教授。
 本書は世界12カ国語に翻訳。
 日本語訳されたRoddrik氏の著作は本書が最初。

 本書について、訳者の大川氏が「訳者あとがき」で以下の様に説明している。

 本書の核となるideaは、「市場は統治なしには機能しない」というものである。
 昨今の「新自由主義」的な風潮の中で、「市場」と「政府」は対立関係にあると考えられることも多いが、本書はそれが明確に間違いであると指摘している。
 「市場」がより良く機能するには、「金融」「労働」「社会保護」等の分野で一連の制度が発達していなければならず、「政府」に拠る再配分やmacro経済管理が適切に行われていなければならない。
 1980年代以後、政治学の分野では国家論の研究が盛んに行われる様になったが、其処で強調されているのも、「国家の統治能力の向上なしに持続的な経済発展は有り得ない」という歴史事実だ。〔中略〕
 Global市場では、その働きを円滑にする為の制度がまだ発達していない。
 全体を管理するglobalな政府も存在していない。
 一国levelでは一致している市場と統治が、globalなlevelでは乖離している。
 貿易や金融は国境を越えて拡大していくが、統治の範囲では国家単位に留まっている。
 此処にglobal経済の抱える最大の逆説(paradox)がある、と著者は問題提起している。

 そして、著者が導き出した結論が本文「第九章/世界経済の政治的トリレンマ」の【トリレンマ(trilemma)】で述べていることである。

 「国民民主主義」と「global市場」の間の緊張に、どう折り合いをつけるのか。
 我々は3つの選択肢を持っている。
 国際的な取引費用を最小化する代わりに【民主主義を制限】して、global経済が時々生み出す経済的・社会的な損害には無視を決め込むことが出来る。
 或いは、【Globalizationを制限】して、民主主義的な正当性の確立を願ってもいい。
 或いは、【国家主権を犠牲】にしてglobal民主主義に向かうことも出来る。
 これ等が、世界経済を再構築する為の選択肢だ。(P.233)

 そして、これ等の3つの選択肢のうち、著者は次の様に結論づけている。

 唯一残ったのは、hyper-globalizationを犠牲にするものだ。(P.237)
 ブレトンウッズ(Bretton Woods Agreements 1944年7月)体制が行ったことであり、私(=Roddrik)はそれを「Bretton Woodsの妥協」と呼んだ。〔中略〕
 1980年代迄は、これ等の緩いruleのお陰で各国には自分達の遣り方を追求する余地があり、発展の多様な道が可能だった。
 西欧では地域統合〔=EU〕を選択し、高水準の福祉国家を立ち上げた。
 日本はdynamicな輸出促進と、service業や農業分野の非効率を結合するという、資本主義の独自且つ独特なbrandを生み出して、西洋に追いついた。
 中国は、民間部門の自発性の重要性を認識してからというもの、guide bookにあるあらゆるruleを無視したにも拘らず、飛躍的に成長した。
 残りの東Asia諸国の大半も、WTOでは禁止されている産業政策に依拠して経済的奇跡を起こした。〔中略〕

 (我々は‥)特に、民主主義の中心的な場として【国民国家を残す】なら、《経済globalizationを低く留める必要がある》ことを、まだ完全に受け入れていない。
 我々は「【globalizationを「薄く」留める】他に選択肢はない」のだ―「Bretton Woodsの妥協」を、異なった時代に再創造する為に。(P.238)

【小生comment】
 本書の纏めとして、「第十一章/資本主義3.0をdesignする」‥から
「4.それぞれの国に独自の社会体制・規制・制度を守る権利がある」の一部を引用して締めくくることとする。

 「貿易」とは、つまる処「手段」であり、それ自身が目的ではない。
 Globalizationの旗振り役は、国際貿易の拡張の為に政策や制度を変えろ、外国投資をもっと惹きつけるべきだと、ひっきりなしにご高説を垂れている。
 この様な考え方は、「目的」と「手段」を取り違えている。〔中略〕
 「目的」は、「繁栄」「安定」「自由」「生活の質」等である。〔中略〕
 Globalizationの反対者は、globalizationが「底辺への競争」に拠って、各国の法人税や金融規制、環境、労働、消費者保護を最低levelに収斂させると議論する。
 逆に(globalization)推進派は、国内の基準が侵食されている証拠はないと反論する。
 この行き詰まりを打破するには、各国が国内基準を保持出来ると認めるべきだ。
 そして、【‥人々の幅広い支持を受けた国内の慣行が貿易に拠って脅かされる場合には、必要に応じて国境の壁を厚くする‥】ことも、認められるべきなのである。〔中略〕
 この原理は、(‥globalizationの反対者・推進者‥)両方の極端さを排除する。(P.276-277)

 この最後の件(くだり)は、、Emmanuel Todd(1951-)著『自由貿易は、民主主義を滅ぼす』&『デモクラシー以後‥協調的「保護主義」の提唱‥』で提唱していた、緩やかな「保護主義」と同趣旨だと思料する。

 global化した政治経済問題は、ホント難しい。
 基本的に、地球規模の世界経済は、「資源」、延いては「地球が生み出す富」は『有限』なのである。
 その『有限』である「富」を適正に再配分することが、これからの人類に真剣に求められることになるものと思われる。

【後記】一昨年2012年4月15日(日) 阪急交通の日帰りbus tourで「吉野/千本桜」を見て来たことを思い出した。
 吉野山の桜を詠んだ名句というと、松尾芭蕉(1644-94)より一世代先輩に当たる安原貞室(1610-1673)の名句を思い出す。

 これはこれはとばかり花の芳野山  安原貞室
                 『あら野』

 満開の吉野桜を見た感動を俳句と短歌にしてみました。ご笑覧下さい。
   〔‥《会報》2012.04.15付【0390】より‥〕

 花霞 ゆかし美し 吉野山  悟空

 揺蕩(たゆた)ふと 流るる如き 吉野桜花(おうか)  悟空

 満開の 桜花(さくらはな)咲く 吉野山 溢るる色香に 霞む山際  悟空

 http://jishu2637.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/26-039004140415.html

 では、また‥。(了)

2014年4月13日 (日)

【時習26回3-7の会 0494】~「時習26回生卒業40周年記念懇親会に向けて~「第2回『案内状』response状況〔04月13日現在〕」「03月30日:メナード美術館『所蔵企画展‥身近な小宇宙(cosmos)‥室内を描く』展&鞍ヶ池art salon『印象派/光ふるとき』展を見て」「藤田紘一郎『人の命は腸が9割』を読んで」

■皆さん、お元気ですか? 今泉悟です。【時習26回3-7の会 0494】をお届けします。
 今日も先ず先週に引き続いて、「卒業40周年記念懇親会 in 京都2014」関連のNewsからお伝えします。
 前《会報》配信(04月06日(日))以降、今日〔04月13日現在〕迄のresponse状況からお知らせします。ご高覧下さい。

 卒業40周年記念懇親会への参加費の払込件数は前回の経過報告の時点〔17件〕から13件増えて累計30件。
 懇親会参加者名とその前後の催事への参加希望状況をお伝えします。

 ※ ※ ※ ※ ※

※「参加費払込状況」についてのクラス別経過報告〔04月13日現在〕※
 〔到着順・五十音順・敬称略〕

1.クラス別『参加費払込者一覧表』
  《総数:30人》
=【組】・氏名=参加費払込 月/日=の順
【01】・鈴木(斎藤)I子3/24/・西澤Y次4/01/・榊原T4/04/・細井K二4/08
【02】・鈴木Y男3/24/・井澤N泰4/07/・中嶌T隆4/10
【03】・井垣K夫3/18/・小林R子4/10
【04】・金子T也3/25/・森下Y4/01
【05】・中島K則3/31/・白井N雄4/09
【06】・有留Y裕3/31/・安田(加藤)Y子4/04/・山田Yかり4/05
【07】・今泉 悟3/17
【08】・矢野S介3/18/・筒井(波多野)H子3/25/・三田S登司3/31/・小野K美4/03/・杉浦H幸4/09
【09】・林  S3/27/・鈴木H彦3/28/・兵藤S二4/07
【10】・黒柳R雄3/25/・武野S郎4/01/・今泉H志4/04/・高山T彦4/09/・4/10近藤(河合)S季子

2.集計
 【1懇親会のみ/2宿泊所は自分で手配/3宿泊所は鶴清or京都リッチホテルを利用】の別
  1:5人/2:5人/3:20人
 【鶴清(相部屋)泊/京都リッチホテル(single)泊/京都リッチホテル(twin)2人泊】の別
  鶴清:10人/京都リッチsingle:7人/京都リッチtwin2人泊:2人
 【A初日「optional tour」/B懇親会「二次会」/C二日目「optional tour」】
  A:5人/B:22人/C:16人

 ご覧の様に、「二次会」の参加申込状況が予想以上に順調で、30人参加申込中22人が参加表明してくれています。
「二次会」担当の中嶋君が、会場の『ミュンヘン』2階main roomのcapacityが心配、ということで、04月05(土)~06(日)京都へ行く用事があったので、確認&交渉して来れました。
 その彼からの連絡が先刻あり、それに拠りますと‥、
「『ミュンヘン』の収容人数は86人/09時20分~23時30分〔last order 23:00〕」でOK。
 因みに、「懇親会〔一次会〕」は、18時00分~20時過ぎ‥を予定していますが、一次会場の宴会場は21時半迄使用可能の了解を「鶴清」から貰ってあります。
 「一次会」→「二次会」への移動時間は、80分程ありますから、京都リッチホテル泊の人は、ホテルに立ち寄ってもいい。
 又、二次会会場『ミュンヘン』は、京都一の繁華街 四条河原町にあるので、其処を散策してもいい‥と色々な選択肢があります。
 あとは、参加者がドンドンと増えることを願うばかりです!(^-')b♪

■さて、今日続いての話題である。去る03月30日(日)、メナード美術館『所蔵企画展‥身近な小宇宙(cosmos)‥室内を描く』展→愛知県美術館『印象派を超えて‥点描の画家たち』展→鞍ヶ池art salon『印象派/光ふるとき』展と、3つの展覧会を見て来た。
 これ等の中から今日は、メナード美術館と鞍ヶ池art salon、2つの展覧会の模様をお伝えしたい。

【1】メナード美術館『所蔵企画展‥身近な小宇宙(cosmos)‥室内を描く』展 本展は、メナード美術館の所蔵作品の中から、画家達が描いた「室内」をthemeにした約60点が、【1:画家のatelier】以下の4つ小分類にsegmentされ展示されていた。

[00]本展leaflet
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【1:画家のatelier】
[01]島田章三(933- )『二人構図』1999年
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【2:演出された室内】
[02]Edgar Degas(1834-1917)『踊り子たち』1893~98年頃
 ドガ(Degas)の『踊り子たち』は、今回は当美術館collectionとしては初公開作品。
 02edgar_degas18341917189398

[03]James Ensor(1860-1949)『organに向かるEnsor』1933年
 03james_ensor18601949organensor1933

[04]小磯良平(1903-1988)『室内B』1975年
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【3:卓上静物】
 小出楢重も安井曾太郎の作品いずれも素晴らしい。
[05]小出楢重(1887-1931)『蔬菜静物』1925年
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[06]安井曾太郎(1888-1955)『果物図(柿と林檎)』1943年
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【4:身近な愛しきものたち】
[07]吉田善彦(1912-2001)『ラスター瓶の花(Lustre Vase)』1975年
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[08]森緑翠(1917-1999)『おともだち』1977年
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 森緑翠は東京生まれ。
 1930年 中村岳陵に師事
 1957年 豊橋に転居。爾来、地元豊橋の日本画家として活躍
 1962年 我妻碧宇、中村正義とともに岳陵の蒼野社を退き、日展からも離れる
 我妻碧宇、浅田蘇泉、永井繁男、伊東隆雄らと白士(はくし)会を結成

【2】鞍ヶ池art salon『印象派/光ふるとき』展
 本展は、内外の著名画家20人の作品全24点が展示されている。

[09]本展leaflet
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01.Turner(1775-1851)『風景』1810年代
02.Corot(1796-1875)『木立の中の家』1870年代
03.Boudin(1824-1898)『ドーヴィルの水辺』1895年
04.Renoir(1841-1919)『少女像』1877年
[10]5.Monet(1840-1926)『睡蓮』1897-98年
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[11]6.Sisley(1839-1899)『ベノー・ナドンの風景』1885-86年
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07.ピカビア(1879-1953)『モレ=シュル=ロワン池』1904年
08.ロワゾー(1865-1935)『村の教会の塔』1900年代
09.同『アダム島の川岸』
10.黒田清輝(1866-1924)『しゃくなぎ』1921年
11.藤島武二(1867-1943)『鳥羽の海』1930年
12.岡田三郎助(1869-1939)『花の咲く風景』1920年
 美人画が余りにも有名だが、本作は日本人洋画家による風景画の傑作といって良い。実に素晴らしい。

13.Bonald(1867-1947)『馬のいる牧場』1919年
14.Bernard(1868-1941)『ヴィルヌーブの家』1915-16年
15.Denis(1870-1943)『ヴェネツィア、サンジョルジュ・マジョーレの前のオレンジ売り』1908年
[12]16.藤島武二(1867-1943)『イタリア湖畔風景』1908-09年
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17.同『帽子の婦人像』1908年
 本展の作品中、小生が最も気に行った作品。
 当salonの出品目録で、本作品について次の様に紹介している。
「藤島の渡欧は1905-10年。
 前半の2年がFrance。Parisでは改めて人体研究取組んだ」とあり、続けて「画技も冴えわたり、伸びやかさと緊張感のせめぎ合い等も見どころ。
 女性の内から溢れ出る凛とした美しさと輝きが、誇らしげな表情と共に、見る者を魅了する」。
 昭和12年 藤島武二は、岡田三郎助と一緒に第一回文化勲章を、日本画の竹内栖鳳、横山大観と共に受賞している洋画家の泰斗。
 岡田と共に美人画も傑作を数多く残している。

18.梅原龍三郎(1888-1986)『薔薇』1975年
19.同『ソレント風景』1967年
 いつ見ても、梅原の作品は自由奔放でdynamicな筆遣いと華やかな色彩に感動する。
 本作品2点とも「1本っ! 勝負あり!」と、いう感じだ。

20.山下新太郎(1881-1966)『奈良公園新緑』1957年
 本作品も素晴らしい!
 Captionで「山下は明治期に印象派の描法を日本に移入した一人。やがて、撫でる様な柔らかい筆触で、主に日本の風景を描く様になる」とある。

21.森芳雄(1908-1997)『花』1989年
22.辻永(1884-1974)『桐咲く頃 室津にて』1960年代
23.中村清治(1935-2011)『ブルージュ風景』2002年
24.福本章(1932-2011)『朝(St. Giorgio Maggiore)』

[13]トヨタ鞍ヶ池記念館内の「トヨダAA型」乗用車の前にて
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【小生comment】
 トヨタ記念館 鞍ヶ池art salonの企画展展示作品は、どれも珠玉のmasterpiecesばかりで感動ものである。
 今回の24点も全て素晴らしい作品であった。
 ところで、本salonが入っているトヨタ鞍ヶ池記念館には、他に「トヨタ創業展示室」がmain施設としてある。
 添付写真[12]は、館内撮影可能で、一週間前にTVで放映された『リーダーズ』のロケで使用された、「トヨダAA型」自動車と同型の色違いの車が置いてあった。
 いつも置かれていた黒色の「トヨダAA型」は、『リーダーズ』のロケに実際に使用された為、訪れた時はまだ戻っていなかった。
 因みに、その場にいた館員の説明に拠ると、「トヨダAA型」は1936(昭和12)年製。エンジンの排気量3,300cc。大型だが馬力はカローラ以下の65馬力。
 販売価格は3,350円。当時、1,000円で立派な家が一軒建ったそうだ。
 更に余談だが、今、日本経済新聞の「私の履歴書」は、豊田喜一郎氏の長男でトヨタ自動車名誉会長の豊田章一郎氏が執筆中である。
 大変興味を以て毎日読んでいる。

■今日最後の話題は、最近読んだ本から、藤田紘一郎著『人の命は腸が9割』をご紹介したい。

[14]藤田紘一郎『人の命は腸が9割』
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 本書は、最近随時読んでいる健康に関するhow to本の中では名著であると思う。
 藤田氏は、「まえがき」で次の様に述べている。
 私は、人の生命力は9割を腸がつくっていると考えています。
 腸が元気ならば、人ははつらつと生き、健康寿命を延ばし、高齢になっても思う存分自分の人生を楽しむ生命力を築けます。
 例え病気になっても、それを克服出来る力を、元気な腸は与えてくれます。

 そして、30項目に分けて解りやすく紹介してくれる。
【01】腸を重んじれば健康長寿を達成出来る
※ 腸は全臓器の創造主
【02】細菌を排除する生活は、万病を引き寄せる
※ 不老長寿のカギを握るのは腸内細菌だった
  腸が原因と考えられる病気は、あらゆる部位に及ぶ。それは、腸が「消化」「免疫」「解毒」という三大機能を担っているから‥
【03】免疫機能の強化は、「ちょいワル菌」を体内に入れることで実現出来る
※ 免疫力は、身近な病原体と戦う毎に鍛えられ、強化される
【04】感染症や食中毒、アレルギー(Allergie)性疾患は、薬用石鹸やうがい薬をやめれば予防出来る
【05】キレイになり過ぎた身体が、クローン病や潰瘍性大腸炎をつくる
【06】〔中略〕
【07】肥満を治せば肝臓がんを防げる/肥満の解消には「食前キャベツ」が効く
【08】日本人の腸にはYoghurtよりも日本の発酵食品〔=納豆・味噌・醤油・糠づけ〕が効く
【09】〔中略〕
【10】がん発生のcycleは腸内細菌と「笑い」で断ち切れる
【11】腸内balanceを整えれば、肉を食べても動脈硬化にはならない
【12】糖尿病を防ぐには50歳を過ぎたら、主食と砂糖は食べない
【13】~【19】〔中略〕
【20】食物繊維を確り摂っていれば悪玉菌は毒素を発生させない
【21】margarine、fried potatoes、、shorteningは脳をボケさせる
 マーガリンとショートニングは、植物油です。
 植物油は不飽和脂肪酸です。不飽和脂肪酸は、常温では液体の状態を保つので体内で固まることはないのですが、酸化し易い性質を持ちます。
 酸化とは劣化することです。
 其処で、動物性のバターの代用品として、常温でも固形を保ち、空気中で安定した状態で、長期間美味しく食べられる、healthyな植物油としてマーガリンやショートニングが開発されました。
 その方法とは、植物油に水素添加するというものです。
 水素添加すると、飽和脂肪酸によく似ているけれども、少しいびつな脂肪酸が出来上がります。
 これを『トランス脂肪酸』と呼びます。
 トランス脂肪酸は植物油を常温で固形に保つことに成功しましたが、healthyな食材にはなりませんでした。
 コレステロール(Cholesterol)の含有量やカロリー(calorie)は減り、安価に製造出来ますが、かわりに体に与える影響は深刻になったのです。〔中略〕
 トランス脂肪酸が腸内に入ると、分解や代謝に大変なenergyと時間を消費し、大量のミネラル(mineral)やビタミン(Vitamin)を消耗することが判っています。
 トランス脂肪酸は、腸では巧く分解出来ず腸への負担が大きくなるだけでなく、トランス脂肪酸を摂取すると、体内では「活性酸素」が発生します。〔中略〕
 害と判断される物質が体内に入り込むと、その強い力で敵を排除しようとします。ところが、力が強すぎて、大量に発生すると体の細胞も酸化させてしますのです。
 酸化とは、鉄がボロボロに錆びる様に物質を劣化させ、老朽化させることです。〔中略〕
 尚、トランス脂肪酸の影響を最も受けやすい臓器は、脳だと考えられています。
 脳の6割は脂肪から出来ているからです。トランス脂肪酸が脳に入って来ると、脳細胞を構成する材料として使われ、不安定化が起こり、脳の伝達機能が衰えて仕舞うのです。〔中略〕
 2004年に米国神経学会の学術誌には、Chicago郊外の65歳以上の住民2,560人を長期間追跡調査した論文が掲載されています。
 トランス脂肪酸を頻繁に摂取している高齢者は認知症になり易かったということです。

【22】「色」「香り」「苦味」「辛み」の強い野菜が、がん細胞を消す
【23】1日3食に拘らず、お腹が「グーッ」と鳴ってから次の食事をする
【24】抗生物質と食品添加物は腸内細菌の数を減らす
【25】パソコンやスマートフォンも腸の害に/使用時間は出来るだけ短く
【26】「たかが水」と侮るな! 毎日の飲料水が長寿の決め手
【27】がん予防には「入浴」「深呼吸」「週1回の温泉」
【28】「interval速歩」「丹田呼吸法」で身体に「春」を取り戻す
【29】【30】〔中略〕

【小生comment】
 藤田氏の説明は、医学に素人の小生にも解りやすく、説得力がある。
「幸せ物質」と呼ばれる神経伝達物質セロトニンは、その前駆体が腸で生成されているという。
 タンパク質からトリプトファン(Tryptophan)という必須アミノ酸に分解される。
 そして、セロトニンの前駆体が合成される迄に、ビタミンCや葉酸、ナイアシン、ビタミンB6等のビタミン類が必要とされる。
 これ等ビタミン類を腸内で合成しているのが腸内細菌だという。
 腸内balanceが良好に保たれていないと、腸内のビタミン合成力が著しく低下し、セロトニン合成力が衰えうつ病にもなり易いという。
 つまり、腸内balanceを保ち、腸内細菌が本来の営みを続けることが出来れば、免疫力を高めることが出来、健康長寿が可能となるのである。

 本書の末尾で、氏が日々実践している「腸から健康になる方法」を【5編51項目】に纏めて締め括っている。

【食べ物編】
※「食前キャベツ」をする‥以下、全16項目
【食べ方編】
※「グーッ」とお腹が鳴ってから食事をする‥以下、全7項目
【生活編】
※「究極のウンコ」をする‥以下、11項目
【病気編】
※ むやみに薬を飲まない‥以下、4項目
【思考編】
※ 腸で考えるクセをつける‥以下、13項目

 本書は一読に値する。ご興味ある方は是非どうぞ!

【後記】
 藤田紘一郎氏の著書『人の命は腸が9割』は、腸を元気にして『健康長寿』を実践する手引書として書かれている。
 が、最近つくづく思うことがある。
『健康な長寿者』としての『生き方』とはどういうものか‥と。
「人間は社会的動物である」と、ギリシャの哲学者Aristoteles(B.C.384-B.C.322.03.07)が言っている。
 つまり人間は、(人間)社会という共同体(gemeinschaft)の中で、即ち、他の人間達と関わって、生きていく生き物である。
 だから、人々と関わり合って生きて行くのであれば、「何らかの形で、世の中(=社会)に役立つ役割を果たしていく」ことこそ大切だと思う。
 実際人は、「世の中に役立つことを果たし」てこそ生きがいを実感出来るし、生きる喜びを感じるのだと思う。
 具体的には、健康長寿者であって、以下の3点で役回りをこなしている限り、十分生きている価値がある。

 1.勤め人は、仕事を通じて世の中に貢献している
 2.勤務先を退職した人も、volunteerや町内会の役員等を務め、地域社会に貢献している
 3.家庭内でも、孫の世話や掃除・洗濯を通じて、partnerや子供&孫等との関わり合いを通じて、家族というgemeinschaft(共同体)運営に貢献している

 だから逆説的だが、これ等3点のいずれも出来なくなったら、少なくとも小生は、西行法師の様な最期を遂げてみたいと思っている。
 西行が往生したのは、今から824年前の丁度桜の花が咲いている今頃である。
 西行の辞世の句として大変有名な歌が以下の歌である。

 願はくば花の下にて春死なむ その如月の望月の頃  西行

 文治06年02月16日、西行(1118-1190.03.23日)が、現在の大阪府南河内町にある弘川寺で亡くなった。齢73歳。
 それが、西行が50代半ばに詠んだ上記「辞世の歌」の通りであったので、当時の人々は驚いた。
 千載集の編者である藤原俊成は、西行の死に感銘し以下の歌を詠じている。

 願ひおきし花のもとにて終りけり 蓮(はちす)の上も違(たが)はざらなむ

 因みに、西行の死の前日(旧暦02月15日)は、釈尊入滅の日。
 釈迦の後を追う様に往生した西行を讃えて、「蓮の上に違はざらなむ(=成仏疑いない)」と詠んでいる。

 名歌に触発されて、小生の拙い恋歌を一首‥
 どうせ死ぬなら愛している人の下で死にたいものだ。

 願はくは君を抱きて吾死なむ 桜花乱舞す夢路遥かに  悟空

 小生、(‥気持ちだけは‥)まだ若いでしょ?!(^^;;

追伸

 04月09日(水)夕方、地元慈善団体の集いがLAGUNA蒲郡にある地中海レストラン・バルcasa(カーザ)であった。
 写真は、其処から眺めた黄昏のyacht harbor。
 此処で、virtual realな雰囲気で拙句を一句つくってみた‥

 Harborに 映ゆるは君ぞ 春の宵  悟空

[15] LAGUNA蒲郡/地中海レストラン・バルcasa(カーザ)から黄昏のyacht harborを望む
 15lagunacasayacht_harbor

 では、また‥。(了)

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2014年4月 6日 (日)

【時習26回3-7の会 0493】~「時習26回生卒業40周年記念懇親会に向けて~「第2回『案内状』response状況〔04月06日現在〕」「03月19日:古川美術館『日本画家 木村光宏の世界』展を見て」「Emmanuel Todd(1951-)『自由貿易は、民主主義を滅ぼす』&『デモクラシー以後‥協調的「保護主義」の提唱‥』を読んで」

■皆さん、お元気ですか? 今泉悟です。【時習26回3-7の会 0493】をお届けします。
 そして、今日も先ず先週に引き続いて、「卒業40周年記念懇親会 in 京都2014」関連のNewsからお伝えします。
 前《会報》配信(03月30日(日))以降、今日〔04月06日現在〕迄のresponse状況からお知らせします。ご高覧下さい。

 卒業40周年記念懇親会への参加費の払込件数は前回の03月30日の経過報告の時点〔09件〕から8件増えて累計17件。
 懇親会参加者名とその前後の催事への参加希望状況をお伝えします。

 ※ ※ ※ ※ ※

※「参加費払込状況」についてのクラス別経過報告〔04月06日現在〕※
 〔到着順・五十音順・敬称略〕

1.クラス別『参加費払込者一覧表』
  《総数:17人》
=【組】・氏名=参加費払込 月/日=の順
【01】・鈴木(斎藤)I子3/24/・西澤Y次4/01
【02】・鈴木Y男3/24
【03】・井垣K夫3/18
【04】・金子T也3/25/・森下Y4/01
【05】・中島K則3/31
【06】・有留Y裕3/31
【07】・今泉 悟3/17
【08】・矢野S介3/18/・筒井(波多野)H子3/25/・三田ST司3/31/・小野K美4/03
【09】・林  S3/27/・鈴木H彦3/28
【10】・黒柳R雄3/25/・武野S郎4/01

2.集計
 【1懇親会のみ/2宿泊所は自分で手配/3宿泊所は鶴清or京都リッチホテルを利用】の別
  1:2人/2:4人/3:11人
 【鶴清(相部屋)泊/京都リッチホテル(single)泊/京都リッチホテル(twin)2人泊】の別
  鶴清:6人/京都リッチsingle:3人/京都リッチtwin2人泊:2人
 【A初日「optional tour」/B懇親会「二次会」/C二日目「optional tour」】
  A:3人/B:14人/C:8人

 ご覧の様に、「二次会」の参加申込状況が予想以上に順調で、17人参加申込中14人が参加表明してくれています。
「二次会」担当の中嶋Y行君【2】が、会場の『ミュンヘン』2階main roomのcapacityが心配、ということで、04月05(土)~06(日)京都へ行く用事があったので、確認&交渉して来れました。

[00]二次会会場「ミュンヘン」2F main room
 002f

 その彼からの連絡が先刻あり、それに拠りますと‥、
「『ミュンヘン』の収容人数は80人/09時20分~23時30分〔last order 23:00〕」でOK。
 因みに、「懇親会〔一次会〕」は、18時00分~20時過ぎ‥を予定していますが、一次会場の宴会場は21時半迄使用可能の了解を「鶴清」から貰ってあります。
 「一次会」→「二次会」への移動時間は、80分程ありますから、京都リッチホテル泊の人は、ホテルに立ち寄ってもいい。
 又、二次会会場『ミュンヘン』は、京都一の繁華街 四条河原町にあるので、其処を散策してもいい‥と色々な選択肢があります。
 あとは、参加者がドンドンと増えることを願うばかりです!(^-')b♪

■さて、今日続いての話題である。
 03月19日(水)に仕事で名古屋へ行ったついでに、池下にある古川美術館にて『日本画家 木村光宏』展を見て来た。
 先ず、日本画家 木村光宏(1947- )氏の略歴からご紹介する。

【略歴】
1947年 長野県長野市に生まれる
1980年 第12回 日展「フラメンコ」入選
1982年 東丘社に入塾
1985年 第17回 日展「ピエロ」特選
1989年 第21回 日展「生」特選
1990年 第22回 日展「朝」無鑑査出品
1996年 愛知県芸術文化選奨「文化賞」受賞
1997年 山種美術館賞展「兆」大賞受賞
1998年 第33回 日春展「春気」外務省買上げ/第30回 日展 新「審査員」就任

 本展主催者である公益財団法人 古川知足会と中日新聞社は、木村氏について《ごあいさつ》で次の様に紹介している。

 木村光宏は自然の四季の移ろいを抒情豊かに表現した作品を、日展を中心に精力的に発表し続けている画家です。本展は、初の回顧展になります。
 木村の描く作品は本展出品作の『連峰待春』(添付写真[06])からも解る様に、大変scaleが大きいのが特徴であり魅力でもあります。〔後略〕

 木村は、「ピエロ」で日展特選受賞後、己の進むべき道に迷っていた時に、画塾 東丘社で師事した岩澤重夫(1927-2009)から、Mexico旅行を勧められMexicoに行った。
 彼は、Mexicoの暑く乾いた大地に生きる人々を目の当たりに見て、その生命感溢れる姿を夢中にsketchしたという。
 「生」(同[02])は、そのMexicoの路地で量り売りをしている女性と乳飲み子を描いた作品。
 「生」で二度目の日展特選を受賞後、「自分が本当に描きたいものは何か?」と自問自答。
 そして、「群像人物」から「風景画」へと描く対象を変えて行く。
 「門」(同[03])は、1997年 中部経済界のサウジアラビア視察団に同行した翌年の作品。
 自分の進むべき道を風景画と定めた木村は、2000年頃以降、「国立公園series」に着手した。
 吉野熊野国立公園の吉野千本桜を描いた「桜爛」(同[04])、伊勢志摩国立公園の黄昏を描いた「煇煇」(同[05])。

[01]本展leaflet
 01leafle

[02]木村光宏『生』1989年〔日展特選〕
 021989

[03]同『門』1998年
 031998

[04]同『桜爛』2009年
 042009

[05]同『煇煇』2009年
 052009

[06]同『連峰待春』2012年〔黒姫山と妙高山を信濃町側から望む〕
 062012

[07]同『清旦』2010年
 072010

【小生comment】
 展覧会の幾つか回っていると、いつも何か新しい発見がある。
 本展では、「木村光宏という日本画家との出会い」がそうである。
 氏の技量は、日展特選を二回受賞しただけあり、展示作品はいずれも確な説得力を持って見る者に迫って来る。
 だが、氏はまだもう一・二段の飛躍が期待出来そうな画家である、と確信した。
 今後も引き続き注目して行きたいと思う。

■今日最後の話題は、最近読んだ本から、Emmanuel Todd著『自由貿易は、民主主義を滅ぼす』(2010年10月刊)&『デモクラシー以後‥協調的「保護主義」の提唱‥』(2009年6月刊)についてである。
 両書は2冊合わせて丁度600頁になる結構な大作である。読了するのに丁度1週間かかった。
 前《会報》で水野和夫氏の『資本主義の終焉と歴史の危機』を読んでから、現在の資本主義の限界について更に良著を読みたくなった。
 そして、探し当てた本がEmmanuel Todd氏著作の2冊である。
 E. Todd氏は、我々より4歳年長の1951年生まれ。Franceの歴史人口学者・家族人類学者。France国立人口統計学研究所(INED)所属。
 英国Cambridge大学留学。家族制度研究の第一人者P.ラスレットの指導で1976年 博士論文「工業化以前の欧州の7つの農業共同体」を提出。

 同年 著書『最後の転落』で、若干25歳にして乳児死亡率の上昇を論拠に「旧ソ連の崩壊」を予言し的中させた。
 又、2001年の「09.11テロ」からほぼ1年後、対Iraq戦争前の2001年09月に発表された『帝国以後―米国・systemの崩壊』では、「米国は唯一の超大国」といった世界の一般的な対米認識に反して、「米国の問題は、その強さではなく、むしろその弱さにある」と、米国の衰退、とりわけ米国の経済力の衰退を指摘。
 この点につき、『自由貿易は、民主主義を滅ぼす』の編者石崎晴己氏が「編者解説」で巧く纏めているので引用して以下にご紹介する。

 史上空前の世界帝国になったかに見える《米国の世界支配のmechanismの真の構造〔=(世界水準と比べて)相対的に生産力が低く、「通常の貿易収入では賄い切れない自国民の消費意欲を満たす支出」を、「基軸通貨ドルの威信に拠って世界から流れ込む資金で賄う」ことに拠って、「需要不足の世界全体に向けて」、「恰もケインズ(J. M. Keynes(1883-1946))的国家が国民経済に対して果たす様な、需要者としての役割を果たしている」=〕》を暴露し、「『帝国』であることこそが、「米国が己の内的貧困と矛盾を辛うじて糊塗し補填する」為に、つまりは「何とか食っていく」為に必要な条件であること、しかし逆に『帝国』であり続ける為に、世界の憲兵としての己の必要性を世界に納得させる為に、軍事力を誇示し続けなければならない宿命を追っている〔←‥これを【小規模軍事行動主義】と呼ぶ‥〕ことを見事に言い当てている。
 トッドは同時に、この「『帝国』の脆弱さも指摘」した。その帝国的収奪のsystemは、かつてのローマ帝国のそれの様に、安定的に制度化されている訳ではない。つまり、日本や欧州の「保護領」からの強制的資金提供(‥例えば、日米安保に於ける、日本の在日米軍への『思いやり予算』‥)を始めとする、世界からの軍事資金の半強制的吸い上げ、武器輸出、石油産業の掌握といった様々な手段と、世界中の富裕層の共犯に拠る「安全」な投資対象たる米国金融市場への様々な資金流入とを組み合わせたその「収奪system」は、主に幻想に基づく「自発性」に依拠しているの過ぎない。米国が、強大な軍事力の見せかけに拠って、投資先としての安全性を演出出来なくなった時、このsystemは崩壊せざるを得なくなる。こうしてトッドは、次の様に「予言」した。

 「どの様にして、どの程度の速さで、欧州・日本・その他の国の投資家達が身ぐるみ剥がれるかは解らないが、早晩「身ぐるみ剥がれる」のは間違いない。最も考えられるのは、前代未聞の規模の証券panicに続いてドルの崩壊が起こるという連鎖反応〔=sequence〕で、その結果は米国の「帝国」としての経済的地位に終止符を打つことになろう」(『帝国以後』P.143)

 この「前代未聞の規模の証券panic」が、2008年09月の所謂Lehman shockとして現実となったことは、今様指摘する迄もない。ただ、これは彼の「予言」の全面的な実現なのかとの問いに、トッドは「証券panicは起こりました。ドルの崩壊はまだです」と答えている(『「アメリカの覇権」という信仰』P.14)。〔中略〕

 「ドルの崩壊」が間近に迫った危機であることは、間違いない処であろう。〔編者(石崎晴己)解説P.282~283〕

 『帝国以後』に続く著書『デモクラシー以後』は、一転して仏大統領サルコジの登場(2007年05月)という新たな状況下でのFranceを出発点としいている。
 それが提起する、節操のないPopulism、政治家のnarcissism的自己露出(←‥サルコジは、自身の離婚問題等も、政治的showとして演出‥)、wiper現象(←‥政治組織が従来からの堅固な支持基盤を失い、選挙民の投票動向は選挙毎にその趨勢を変え、wiperの様に極端に左右に振れること‥)、つまりは「民主主義の空洞化」という言葉で総括出来るあらゆる問題系は、Franceのみに関わる問題ではない。
 小泉郵政選挙から、短命に終わった麻生政権と民主党圧勝による政権交代後の各種のPopulismの諸政策‥。正に日本の政治風土にこそ当て嵌る。
 勿論、ブッシュの極端な右派的体質からオバマの「変革」路線へと至る、米国の政治動向も、この問題系の枠内で解釈出来るだろう。
 この政治動向の背後にあるのは、経済的格差拡大の進行に拠る社会の階層構造の混乱と崩壊である。
 富める者は益々富み、貧しい者は生活維持水準以下の絶対的窮乏化へと果てしなく追い込まれていく。
 それなりに「安定的な階層構造という形で、これ迄存在していた社会秩序そのものが流動化する」この状態を、トッドは「無重力状態」と呼び、「アトム(=孤立・原子=)化」と「narcissist化」という語で総括する。社会は脱「構築」化し、個人は社会の中で持っていた位置や関係性を失って、完全にばらばらの「個人」となる。「従来の社会構造こそ、民主主義の運行を支えていた基盤」である以上、この「無重力状態」は民主主義の危機に他ならない。
 この趨勢は、勿論ネオ・リベラリズム(Neo liberalism(=新自由主義))に主導されるglobalizationの進展が齎したものに違いないが〔中略〕、トッドは、自由貿易という主題を中心に据え、通商の歴史を踏まえた、歴史的展望の下に問題を整理したのである。
 即ち、(国家の枠内にある)国民経済の枠内では、「生産に携わる労働者」と「生産が対象とする購買者」との「基本的同一性」が想定される。
 つまり企業主は、「労働者(=購買者)の賃金を上げること」が「需要の拡大に繋がる」と考えていたのである。
 ところが「自由貿易」に於いては、「生産は専ら他国に向けて為される」ことになり、「賃金は全くのcostと看做される」様になる。
 その結果、「賃金は可能な限り縮減される」が、そうなると「労働者の購買力は低下せざるを得なくなり」、必然的に「内需は不足する」ことになる。
 「生産は益々国外に向けられる」ことになり、「労働者の賃金は(‥国外の労働者の低賃金に引っ張られる恰好で‥)益々縮小する」が、企業は貿易に拠って利益を上げて益々巨大化し、富裕層はglobal化した金融市場に参加して、更に富裕化して行く。Globalization下での格差拡大の悪循環である。〔編者(石崎晴己)解説P.285~286〕

 この格差拡大は、民主主義が成立する基盤そのものを掘り崩すことになる。民主主義とは、「自分達の国家の政治は自分達自身で行う」という原則の上に成り立つ制度である。
 つまり「自分達」と言い得る政治主体としての集団ないし共同体、ある程度の共通性・均質性に拠って連帯する共同体が、民主主義の前提なのである。

 トッドは冷静に、歴史的展望下で民主主義の本質を言い当てている。即ちこういうことである。
 世界史上最初の民主制が、奴隷制の上に成立したアテネ民主制であることは、周知のことだが、誕生したばかりの民主制の「未熟さ」「未完成」と考えられがちのこの側面を、トッドはむしろ民主制の殆ど本質的成立要件と捉える。全ての市民が国政に参画し、自由な討議に拠って自国の命運を決したあのアテネの民主制は、極めて少数の、奴隷主達からなる市民団に拠って営まれたのであり、この「本質」は、奴隷制の容認の上に成立した米国民主主義にも貫徹している。奴隷制度廃止後も米国民主主義は、黒人とIndianを排除・差別する「誇り高き選良」たる白人市民団の連帯と相互承認の上に発達した。「万民の平等」という理念を民主制が組み込むのは、平等主義核家族地帯たるParis盆地の平等主義者が、France啓蒙主義とFrance革命に拠って政治理念に仕上げられてからである。〔中略〕

 経済的格差が余りにも拡大して仕舞うと、民主主義の基盤たる市民団=国民(Nation)の共通性・均質性は解体してしまう。現在全世界で進行している民主主義の空洞化とは、正にこの様な現象に他ならない。
 其処でトッドが提唱するのが『保護主義』である。
 関税と貿易制限に拠って自国経済を保護することに拠って、生産の多くが自国民に向けて為される環境が整い、賃金が上昇して購買力が増加し内需が拡大する。そして社会は、かつての均質性を取り戻すのである。
 「保護主義」というと、国を閉ざす閉鎖的制度で、偏狭な排外主義に結びつく、と得てして捉えられがちだが、トッドの主張は、必ずしも原則として「保護主義」を採用せよとの定言命令ではない。彼はむしろ、自由貿易主義が、硬直した教条であり、原理主義的なIdeologieであることを強調する。即ち「全てを市場に任せれば、万事巧く行く」という、殆ど機械的な狂信的な信仰なのである。そしてその自由貿易主義の結果が世界全体の不況という現在に他ならない。
 トッドは言う。自由貿易に委ねられる処は委ね、それが不都合を齎す処には適宜柔軟に保護主義的措置を講ずる、そして保護主義的施策に拠って国内経済が安定と繁栄を取り戻すなら、必要に応じて自由貿易に切り替えれば良い、と。

[08]Emmanuel Todd(1951-)『自由貿易は、民主主義を滅ぼす』&『デモクラシー以後‥協調的「保護主義」の提唱‥』
 08emmanuel_todd1951

 第Ⅰ部/自由貿易は、民主主義
 ・自由貿易か、民主主義か
 ・『democracy以後』とは何か
 ・民主主義の多様性と普遍性
 ・自由貿易は、民主主義を滅ぼす
 ・ドルと自由貿易の崩壊

 第Ⅱ章/帰路に立つ日本―『democracy以後』と日本
 ・<対談>米ソ二大国の崩壊とその後―集団的信念の消滅と時代的危機
 ・世界経済危機と米国帝国主義の崩壊〔討論者/佐伯啓思〕
 ・「帝国以後」の世界―世界経済危機と『democracy以後』〔討論者/辻井喬+松原隆一郎+青木保(司会)〕
 ・<鼎談>日仏の政治・経済の危機をどうみるか〔E.Todd+片山善博+御厨貴(司会)〕

【小生comment】
 トッド氏が主張する、適宜に「保護主義」を用いて、国内の労働者(=消費者)の賃上げを促進し、購買力を増大させることは現実問題としてはかなり難しいだろう。

 ただ氏が『デモクラシー以後‥協調的「保護主義」の提唱‥』で述べている、「中堅層の没落(=所得格差の拡大)が、民主主義の空洞化、即ち民主主義の機能低下、延いては機能不全を起こす」ということは間違いない。
 民主主義は、多数派の意見がこの国の政策を決定づけるものであり、「健全な中堅層」が多数派を占めている場合は、その国の政策決定は、中堅層の意見が反映された健全な形で為される。
 ところが、「新自由主義(Neo liberalism)」の進展は、突き詰めれば「所得格差の拡大」→「一部の超富裕者層と大多数の貧困層」を創出する。
 そうすると、一部の超富裕者層から金銭的支援を受けた多くの「政治『屋』」は、富裕者層の減税措置等、富裕者に有利な政策決定を行う一方、Populism〔=票稼ぎの為に人気取り政策〕をも実施する。
 こうなると、税収という歳入が減少する一方、社会保障費に代表される歳出は増加。国家財政は赤字が避けられなくなり、「破綻の危険性」が高まる。
 又、Populismは「高邁な理念の具現化」とは程遠く、「健全な民主主義を崩壊へ」と導く。
 トッド氏が『自由主義は、民主主義を滅ぼす』と著書で述べているのは、簡単に言えば以上のことを言っている。

 尚、富裕者層におカネが集まれば、水が高い処から低い処へ流れ落ちる様に貧しい者にも富が浸透する〔=トリクルダウン理論(trickle-down theory)〕という考え方もあるが、まやかしだと思う。
 超富裕者層は、貯めたおカネを一定以上は使わないからである。
 国民に配分された「富」は、有効に活用されることにより、国は栄える。
 即ち、「健全なる中堅層におカネが行き渡る」と、必要な「住宅・教育・文化娯楽」等の分野で消費が増え、国内経済が好循環する。
 日本でも、その良い例が、平成元年当時〔 bubble時代 〕の需要増加である。
 何故bubbleになったかと言えば、米国から叩かれた日本政府・日銀が円高対策と称して金融緩和を施したことも事実の一つである。
 しかしその一方で、年代層別に見て日本で一番人口が多い団塊世代が40代という最もおカネが必要な世代にさしかかり、住宅や子供の教育費等におカネを注ぎ込んだという実需の大幅な増加があったという重要な事実を忘れてはなるまい。

【後記】
 今週読んだEmmanuel Todd氏の2冊の著書はとても勉強になった。
 「自由」と「民主主義」は、ある意味相容れない理念である。
 そして「民主主義」は、歴史発生的には「社会的勝ち組の人達の為の『意思決定制度』」であって、決して「万民の為」の制度でなかったことを知ったことも新しい発見であった。
 じゃあ、これからの日本はどうすればいい?
 難しい問題だな、これは‥。(^^;;

 では、また‥。(了)

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