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2014年7月の4件の記事

2014年7月27日 (日)

【時習26回3-7の会0509】~「07月20日:京都府乙訓(おとくに)郡大山崎町竜光56『妙喜(禅)庵/待庵』を拝観して」「07月20日:京都市美術館『バルテュス』展を見て」「矢作直樹著『おかげさまで生きる』を読んで」

■皆さん、お元気ですか?
 今泉悟です。【時習26回3-7の会0509】をお届けします。
 前号《会報》にて「時習26回生 卒業40周年記念『懇親会in京都2014』」の「記念DVD」の原作が完成したが、これをDVDに焼き付け出来ない旨お伝えしました。
 あれから色々と解決策を試行錯誤した結果、漸く23日(火)に解決出来ました。
 そして、昨日、豊橋支部の副代表幹事の水藤君と中嶋君、同じく執行幹事の井垣君と林K子さんに当該「記念DVD」を渡して、試聴と視聴後の感想をお願いした処です。

 それから、【2637の会】クラス会を今年も開催することにしました。
 開催日時は、08月16日(土)午後06時00分~です。
 その他の詳細は、本《会報》末尾をご覧下さい。

■さて、今日の話題は「07月20日:京都府乙訓(おとくに)郡大山崎町竜光56『妙喜(禅)庵/待庵』を拝観して」についてである。
 07月20日(日)に、小生、愚娘夫婦宅に荷物を届ける用があり、彼等が住む大阪府豊中市迄単身 車で向かった。
 そのついでに、千利休が作った現存する唯一の茶室『待庵』を見て来たのである。
 既報【0501】号にてご紹介した通り、本庵は日本で国宝に指定されている3庵のうちの1つ。
 1箇月以上前に予め往復葉書にて拝観希望日〔但し、時間は指定出来ない〕を申し込む必要がある。
 20日は、午前09時50分という時間指定であった。
 其処で、自宅を朝の06時15分に出発。
 東名 豊川IC→伊勢湾岸→東名阪→新名神→名神→大山崎IC→(一般道 約900m)→妙喜庵
 以上のroute約210kmを2時間15分で踏破し、8時半に近くの有料駐車場に到着。
 20分程waitingして約束時間5分前に入館した。

 2014年06月01日付《会報》【0501】参照
 http://jishu2637.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/26-050126402res.html

 「山崎駅」は、JR東海道本線の駅。
 京都駅から5つ目の駅で、同駅から西に2駅先が高槻駅、その更に2駅先が「茨木」駅である。

[01]JR東海道本線「山崎」駅
 01jr_2

 妙喜庵は、「山崎」駅から東へ40~50mと直ぐ傍にある。
[02]妙喜庵
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 妙喜庵は、臨済宗東福寺派に属し、室町時代の明応年間(1492-1501)に建立。
 開山は東福寺春嶽士芳。
 俳諧・連歌の祖であった山崎宗鑑(~1540頃)が、自らの屋敷を晩年に寺にしたと伝えられる。
 当庵三世 功叔士紡の時に、明智光秀と羽柴秀吉がこの地で戦った天王山合戦(1582)があったが、戦が終わった後も秀吉は山崎を本拠として1年間住み、千利休も呼ばれて山崎に屋敷を作っていたと言われている。
〔以上、当庵解説書より引用〕

[03]妙喜庵入口近くの説明看板
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[04]妙喜庵入口
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 待庵は千利休が山崎合戦直後に建立した草庵風茶室の代表的な遺構。
 その規模は二帖で隅に炉を切り、塗りまわしの洞床を用い、夫々異なった連子窓、下地窓を開くという変化に富んだ構成。
 我国の数寄屋建築の根本と言われる建物。
〔以上、庵入口近くの説明看板より引用〕

[05]国宝 茶室 待庵 床の間 妙喜の軸
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[06]待庵 内部東側の窓
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[07]待庵 内部南側 躙口と次の間
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[08]待庵 内部 二畳本籍と次の間〈隅炉&一重棚〉
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 当庵は、写真撮影禁止なので、本添付写真は絵葉書等から転載。〔為念〕
 この茶室は、今から432年前に、まだ仲の良かった頃の秀吉と利休が茶会を開いていた所である。
 当庵で、小生に説明してくれたのは大変感じの良い若い男性だった。
「当院は臨済宗東福寺派の寺である」と説明してくれたので、小生が「貴院の本山である東福寺の宗務総長の亀山琢道禅師は小生の高校の先輩です」と言ったら吃驚していた。以上、余談迄。

■11時少し前に妙喜庵を跡にした小生、続いては向かったのは京都市美術館。
 名神 大山崎IC→京都東IC→岡崎公園駐車場のrouteを通ったが、流石は世界的観光地の京都である。
 京都南IC手前から渋滞が始まり、京都東ICに至る迄30分程続いた。
 12時10分 京都市美術館に到着。

[09]京都市美術館
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[10]京都市美術館「バルテュス展」看板
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[11]美術館内に設けられた記念撮影corner
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[12]記念撮影corner脇の柱に掲示された往年のバルテュスの写真
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[13]京都市美術館『バルテュス』展leaflet
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[14]往年のバルテュス(Balthus(1908-2001))
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[15]Balthus『自画像(Autoportrait)』1924年
 15balthusautoportrait1924

[16]同『聖木の礼拝』1926年(Piero della Francesca 聖十字架伝 に基づく)
 16balthus1926piero_della_francesca

[17]同『猫たちの王(Le Roi des chats)』1935年 (1)
 17balthusle_roi_des_chats1935_1

[18]同『兄妹(Frere et soeur)』1936年
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[19]同『おやつの時間(Le Gouter)』1940年
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[20]同『夢見るテレーズ(Therese revant)』1938年
 20balthustherese_revant1938

[21]同『美しい日々(Les Beaux Jours)』1944-46年
 21balthusles_beaux_jours194446

[22]同『横顔のコレット(Colette de profil)』1954年
 22balthuscolette_de_profil1954_2

[23]同『地中海の猫(Le Chat de la Mediterranee)』1949年
 23balthusle_chat_de_la_mediterranee

[24]同『白い部屋着の少女(Jeune fille a la chemise blanche)』1955年
 24balthusjeune_fille_a_la_chemise_b

[25]同『昼顔Ⅱ(Les VolubilisⅡ)』1955年
 25balthusles_volubilis1955

[26]同『樹のある大きな風景(シャシーの農家の中庭)』1960年
 26balthus1960

[27]同『読書するカティア(Katia lisant)』1968-76年
 27balthuskatia_lisant196876

 バルテュス夫人となる大学生の出田節子さんが初めて会ってmodelをした時の絵が以下の添付写真[28]である。
[28]同『日本の少女の肖像(Portrait d'une jeune Japonaise)』1962年
 28balthusportrait_dune_jeune_japona

[29]同 同上 1963年
 29balthusportrait_dune_jeune_japona

 本『バルテュス』展については、本展leafletが大変巧く表現しているので、引用して彼をご紹介する。

★バルテュスとは何者か?★
 Picassoをして「20世紀最後の巨匠」と言わしめた画家バルテュス(本名 バルタザール・クロソフスキー・ド・ローラ(1908-2001))は、美術史家でPoland人の父と、画家の母のもと、1908年にParisで生まれた。
 独学であるものの、初期イタリアRenaissanceからFrance写実主義に至る欧州絵画の伝統に触れ乍ら、20世紀芸術の流派のどれにも属することなく、独特な具象絵画の世界を築き上げて来た。
 バルテュス曰く「この上なく完璧な美の象徴」である少女を、生涯に亘り描き続けて来たことで知られている。
 観る者を挑発するかの様な少女像、危うい均衡の上に成り立つ何処か神秘的で緊張感に満ちた作品は、France知識人の熱烈な支持を受ける一方、煽情的なposeを取る少女というmotif故に批判や誤解にも晒されて来た。
 今尚議論の尽きない20世紀美術に於いて最も重要且つ特異な位置を占める画家の一人である。

★国内最大規模、没後初の大回顧展★
 本展は、1967年にバルテュスと結婚した節子夫人の全面的な協力を得て開催する、国内最大規模、没後初の大回顧展である。〔中略〕
 国内では殆ど観ることが出来ないバルテュス作品が並ぶ。
 少女を描いた代表作『夢見るテレーズ(添付写真[20])』『美しい日々(同[21])』『読書するカティア(同[27])』を含む40点以上の油彩画に加えて、素描や愛用品等、合わせて100点以上を紹介する。〔後略〕

【小生comment】
『バルテュス』展は、1984年以来30年ぶりの開催という。
 彼の作品を纏めて見るのは、小生今回が初めてである。
 ご覧の通り、バルテュスは映画starを彷彿とさせるイケメン。
 彼については、嘗て《会報》【0156】号にて紹介したことがある。
 2008年02月16日付《会報》【0156】号を参照願いたい。
 http://jishu2637.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/2601561822211_d10a.html
 十代の少年時代、バルテュスは著名なドイツ詩人リルケに可愛がられたことを述懐している。

 本展leafletで紹介していた通り、彼の作品にはある種の「緊張感」が漂っている。
 なかなか言葉では言い表せない独特なsenseと深遠な魅力を持った画家である。

■今日最後の話題は、最近読んだ矢作直樹著『おかげさまで生きる』についてである。

[30]矢作直樹『おかげさまで生きる』
 30

 氏の略歴は以下の通り。
 1956年 神奈川県生まれ
 1981年 金沢大学医学部卒
 1999年 東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学専攻教授
 2001年 東京大学大学院医学系研究科緊急医学分野教授
      兼 医学部附属病院緊急部・集中治療部部長〔現任〕

 氏は「はじめに」の末尾にこう記して本文に入っている。

 自分を知るということは、他人を知ることにも繋がります。
 若いうちはこの言葉の深意が掴めませんが、様々な経験を積むうちに、他人を知らずして十全自分を知ることはないのだという事実が身に染みる瞬間が訪れます。〔中略〕その時、人は「おかげさま」という言葉を学びます。目には見えないけれども、「おかげさま」という力が自分の周囲に満ちているのだと気づくのです。
 人は皆、人の役に立つ様自分の人生を生きており、大いなる存在に生かされています。〔後略〕

第二章/答えは出すものではなく出るもの
 ※「無理」が私達を苦しめる ※
〔前略〕本来、私達は我欲をcontrolすることで人生という学びを経験している訳ですが、我欲のcontrolがきかなくなると、途端に日常が変化します。〔中略〕
 お金は入って来るけれども家庭が荒んでいく、周囲の評価は高まったけれども悪口も増えた、‥‥無理して獲得しようとすればする程、獲得したものの大きさに比例して欲しくないものが遣って来ます。
 実はこの「無理する」ということこそ、私達を苦しめている大きな要因です。
 無理という言葉の意味は「道理に反すること」、つまり筋道が通らないということです。無理せず当身大で生活すればいいだけなのに、周囲の評価や人の目を気にするあまり、自分が遣るべきことを全う出来ず、最後はstressまみれになって苦しむのです。〔中略〕
 あなた自身が思っている程、周囲はあなたのことを気にしていません。心は常にコロコロ変わるものですが、他人というのはその程度です。夫々自分の生活がありますから、あなたのことをいちいち気にしている程暇ではないのです。〔中略〕
 我欲に目が眩んでいる時は良心に蓋がされていますが、良心は誇りと同様に私達の中から消え去ることはありません。

※ 身体が衰えても楽しいことは見つかる ※
〔前略〕そもそも身体を大事にすることにお金はそれ程かかりません。
 質素だけれどbalanceの取れた食事、適度な運動、穏やかな心持ち、たったこれだけの要素を大切にするだけで、つまり、その生活scene毎の「質」を確り保つことだけで、誰しも本来持つ輝きを失いません。究極は何もしないことです。〔中略〕

※ 繋がりを切らずに、柵(しがらみ)を断つ ※
 私達の内側には、「自分は独りぼっち」「誰にも理解されない」「周囲と巧く遣れない」という孤独感や分離感が存在します。
〔中略〕この感情は、周囲、他人との感情面での「繋がり」を感じられないから生まれる訳ですが、そもそも自分と他人との繋がりは切ろうとしても切れません。人は皆、魂の繋がりを生まれながらに持っているからです。〔中略〕
 人生は give and take ではありません。Give and give です。
 見返りを期待せずに惜しむことなく与えると、いつしか全く別の処から自分のもとへgiftが届きます。Giftを期待して与えている訳ではありません。与えたら忘れて仕舞えばいいのです。
 これが繋がっているということであり、その循環に身を置くと本当の快適さを得ることが出来ます。「遣ってあげているのに」という感情は、この際、ドンドン手放しましょう。そうではなく「自分がしたいからそうしている」と勝手に考えるといいと思います。〔中略〕
 柵が強いと、知らず知らずのうちに周囲との繋がり感が薄れます。
 皆、違う価値観で生きているという基本的なことを忘れて仕舞うからです。その結果、他人との軋轢が生じ、自分で自分を縛り、孤独感や分離感が生じます。〔中略〕
 よく考えて下さい。人生で起きている大半のことは些末なことです。〔中略〕何処で生まれたのかよく解らない考え方に拘って、自分を縛ることはありません。

【後記】今夏8月の【2637の会】クラス会を、以下の要領にて開催することにしました。
 皆さんからの朗報を期待しています。

※ 平成26年度【時習26回3-7の会】クラス会開催のご案内 ※

1.開催日時:2014年08月16日(土)18時00分~
2.開催場所:トライアゲイン〔いつも同じ所ですみません (^^;; 〕
3.会費:実費〔4千円程度〕

 皆さんからの朗報をお待ちしています。

 最後に、昨日完成した「懇親会in京都2014」の「記念DVD」の中の4つの場面をお示ししてお別れします。

[31]懇親会in京都「記念DVD」01
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[32]同02
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[33]同03
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[34]同04
 3404

「懇親会in京都2014」に参加して下さった100人の皆さん全員へ
 08月02日の豊橋支部幹事会終了後に代表幹事からpresentさせて頂く予定です。お楽しみに!
 !(^-')b♪

 では、また‥。(了)

2014年7月21日 (月)

【時習26回3-7の会0508】~「07月11日:愛知県芸術劇場concert hall/レナード・スラットキン指揮&五嶋龍Violin『France国立リヨン(Lyon)管弦楽団』演奏会を聴いて」「07月16日:三菱一号館美術館『冷たい炎の画家 ヴァラットン展』&国立新美術館『オルセー美術館展‥印象派の誕生‥』を見て」

■皆さん、お元気ですか?
 今泉悟です。【時習26回3-7の会0508】をお届けします。
 前号《会報》にてご紹介した、「時習26回生 卒業40周年記念『懇親会in京都2014』」の「記念DVD」の原作が完成しました。
 ところが、大きな問題が発生しました。
 原作が完成したのですが、どういう訳かこれをDVDに焼き付け出来ないのです。
 これから色々と解決策を考え実施してみます。
 そしてその結果は、随時ご報告して参ります。

■さて、今日の話題は07月11日(金)に愛知県芸術劇場にてViolinist五嶋龍をsolisteに迎え、Leonard Slatkin指揮『France国立Lyon管弦楽団』演奏会の模様からお伝えします。

[01]スラットキン指揮フランス国立リヨン管弦楽団&五嶋龍(violin)
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 今回の演奏曲目は以下の3曲。

[1]バーンスタイン(1918-1990)作曲/「キャンディード」序曲
[2]ラロ(1823-92)作曲/ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ短調「Spain交響曲」Op.21
[3]サン=サーンス(1835-21)作曲/交響曲第3番 ハ短調「オルガン付」Op.78
《encore曲》
・フォーレ(1845-1924)作曲/パヴァーヌ Op.50
・オッフェンバック(1819-80)作曲/歌劇「ホフマン物語」から天国と地獄「カンカン」

【小生comment】
 今回のconcertの演奏曲目はいずれも著名な曲で、かつ輝きがある曲ばかりで満足のいくものであった。
 バーンスタインの「キャンディード」は、同名のオペレッタの序曲。
 演奏時間は7分程度だが、大変聴き易く聴衆を爽快な気分にさせてくれる名曲である。

 ラロの「Spain交響曲」は、交響曲といっても実際はviolin concertoである。
 五嶋龍のviolin独奏が本当に素晴らしかった。
 前週聴いた樫本大進も素晴らしかったが、五嶋龍の演奏も遜色ない素晴らしい出来栄えであった。
 因みに、彼の使用しているviolinは、1722年製のストラディヴァリウス「ジュピター」である。

 サン=サーンスの交響曲第3番「オルガン付」は、2楽章形式だが、実際夫々の楽章が2つに分かれているので4楽章形式の様に聞こえる。
 この作品は1886年Londonにて初演されたが、大成功だったという。
 当concert hallはパイプオルガンが備え付けられているので、この曲には打って付けである。
 小生、生演奏は初めて聴いた。
 この曲は、荘厳であり、且つ煌びやかさもあって、聴く者を捉えて離さない魅力的な作品である。

■続いては、07月16日(水)に、勤務先の取引銀行への決算説明の為上京した。
 その帰りに、三菱一号館美術館『冷たい炎の画家 ヴァラットン展』と国立新美術館『オルセー美術館展‥印象派の誕生‥』を続けて見て来ましたので、その模様をお伝えします。
 2つの展覧会とも、とても良かった。

※Felix Vallottn(1865-1925)は、SuisseのLausanne生まれ。
 16歳でFranceに移住し、Parisで活躍した画家。
 ナビ派のボナールやヴュイヤールと親交を重ねた。

「肖像画や風景画、毒のあるhumourが漂う風刺画、男女の怪しい緊張関係を暗示する室内画、冷ややかなエロスを纏う裸婦像、そして神話や戦争を主題にした作品など、個性豊かな作品群をThemaに沿って展観し、冷淡な表現の裏に炎の様な情熱を秘めた芸術家像を浮かび上がらせます」。
 LeafletでVallottonについてこの様に紹介している。
 言い得て妙である。

[02]三菱一号館美術館『ヴァロットン』展leaflet
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[03]Felix Vallotton『リュクサンブール公園(Le Luxembourg)』1895年
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[04]同『ボール(Le Ballon)』1899年
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[05]同『髪を整える女性(Femme se coiffant)』1900年
 05felix_vallottonfemme_se_coiffant1

[06]同『赤い服を着た後姿の女性のいる室内』1903年
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[07]同『白い砂浜 ヴァスイ(Vasouy)』1913年
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[08]同『ロワール川岸の砂原(Des Sables au bord de la Loire)』1923年
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[09]同『キンレンカとプラム(Capusines et prunes)』1923年
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10leaflet

※三菱一号館美術館に続いて訪れたのが、国立新美術館にて開催中の『オルセー美術館(Collections du Musee d'Orsay)展』である。

[10]国立新美術館『オルセー美術館』展leaflet
 
 オルセー美術館は1986年の開館。
 オルセー美術館は、1848年〔二月革命〕~1914年〔第一次世界大戦勃発〕迄の作品を展示するのが原則。
 それ以前の作品はルーヴル美術館、以降の作品はポンピドゥー・センターと役割分担されている様だ。

 今回のThemaは「印象派の誕生」。
 正に当美術館の珠玉の84点が来日した。
 その中から、特に有名な8点を以下にご紹介する。

[11]Jean-Francois Millet(1814-1875)『晩鐘(L'Angelus)』1857-59年
 11jeanfrancois_millet18141875langel

[12]ジュール・ブルトン(Jules Breton(1827-1906))『落穂拾いの女達の招集』1859年
 12jules_breton182719061859

[13]Edouard Manet(1832-1883)『笛を吹く少年(Le fifre)』1866年
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[14]Claude Monet(1840-1926)『かささぎ(La pie)』1868-69年
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[15]Gustave Caillebotte(1848-1894)『銫をかける人々(Raboteurs de parquet)』1875年
 15gustave_caillebotte18481894rabote

[16]Alfred Sisley(1839-1899)『洪水の中の小舟 ポール=マルリー(Port-Marly)』1876年
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[17]Claude Monet『サン=ラザール駅(La gare Saint-Lazare)』1877年
 17claude_monetla_gare_saintlazare18

[18]Paul Cezanne(1839-1906)『マンシーの橋(Pont de Maincy)』1879年
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【小生comment】
 掛値なしの、珠玉の84点であった。
 日本に居乍らにして、ミレーの『晩鐘』やマネの『笛を吹く少年』、モネの『かささぎ』等「超」がつくpopularな名作を眼前にすることが出来、日本人に生まれて本当に良かったと思った。
 絵画に少しでも興味をお持ちの皆さん、この『オルセー展』は必見の展覧会ですよ。
 今月09日から10月20日迄開催中です。
 是非実際に見て、感動を実感してみて下さい。!(^-')b♪


【後記】今夏8月の【2637の会】クラス会を開催するかどうかもう一週間だけ考えます。
 では、また‥。(了)

2014年7月12日 (土)

【時習26回3-7の会0507】~「07月05日:①大垣市守屋多々志美術館『武士の時代=守屋が描く武者絵=』展&②愛知県美術館『あなたのリアル、わたしのリアル』展を見て」「07月05日:愛知県芸術劇場concert hall/山田和樹指揮&樫本大進Violin『スイス・ロマンド管弦楽団』演奏会を聴いて」

■皆さん、お元気ですか?
 今泉悟です。【時習26回3-7の会0507】をお届けします。
 実は、小生いま「時習26回生 卒業40周年記念『懇親会in京都2014』」の関連で、「記念DVD」を作成中です。
 去る06月07~08日両日の「懇親会in京都2014」で、豊橋支部幹事の榊原毅君【3-1】と共に撮影した写真420枚強と、事前準備編の写真230枚強の併せて660枚弱の写真を、山下達郎、B'z、チューリップ、小田和正ほかの全13曲のBGMと共にお贈りする企画です。
 事前準備編の写真は、「懇親会in京都2014」で実際に使用したtoolを写真に収めたものや、2009年06月13日に開催した前回の「卒業35周年記念『懇親会in舘山寺2009』」からの5年間の「時習26回生」関連催事の軌跡を集大成したものです。
 当該関連催事には、「時習26会ゴルフ会」「『懇親会in京都2014』に向けた『時習26回ミニ学年同期会』」「同じく『豊橋支部幹事会』」に加えて、我らが「【時習26回3-7の会】クラス会」や「【時習26回1-4】ミニクラス会」も収録して編集中です。
 当該DVDは、08月02日開催予定の最後の「豊橋支部幹事会」にて了解を頂戴したら、「懇親会in京都2014」に参加された全員の皆さんに郵送する予定です。
「懇親会in京都2014」に参加された皆さん、お楽しに!(^-')b♪

■さて、今日の話題は07月05日(土)に見て&聴いた3つについてご紹介したい。
 実は先週07月05日14時00分から、名古屋の
[1] 愛知県芸術劇場にてViolinist樫本大進をsolisteに迎え、山田和樹指揮『スイス・ロマンド管弦楽団』演奏会
 があった。其処でその前に時間を作って、
[2] 大垣市守屋多々志美術館にて開催していた企画展『武士の時代=守屋が描く武者絵=』展
 更に、
[3] 愛知県美術館にて開催中の『あなたのリアル、わたしのリアル』展
 以上の2つの美術館を足早に見て来たのである。
 因みに、愛知県芸術劇場concert hallと愛知県美術館は、同じ愛知県芸術文化センターの4階と10階にある。

※先ずは、時系列的に、一番最初に訪問した大垣市守屋多々志美術館『武士の時代=守屋が描く武者絵=』展からご紹介する。
 豊橋~名古屋間は、JR東海と名鉄が確り競争してくれているお陰でお得な往復割引切符があるのでそれを活用させて貰った。
 但し、これを活用するには、豊橋から特別快速で大垣まで一本の電車で行くことが出来ない。
 何となれば、一度、名古屋駅で改札を出て、改めて切符を買い求めて名古屋駅から大垣ゆきに乗り直す必要がある。
 だから、豊橋~名古屋間は、新幹線往復割引を使い、名古屋~大垣間はJR東海の在来線を活用することにした。
 新幹線を利用しても、在来線で正規料金を支払った場合より安価なのだから有難い。

 豊橋駅08時46分発の新幹線こだま号に乗り、名古屋で東海道本線特別快速に乗換え名古屋発09時31分、大垣着10時03分。
 南口から徒歩で南進すること約800m、10分程で「大垣市守屋多々志美術館」に到着した。
 彼は師匠の前田青邨同様、歴史画を得意とする。

[01]守屋多々志美術館入口
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[02]本展leaflet
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[03]守屋多々志『星と武者』1968年‥本展出品作品‥
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[04]同『月の宴』‥本展出品作品‥
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[05]同『大垣城』
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 当美術館からJR大垣駅へ戻ること約200mの所に、大垣城がある。
 前回訪問したのが、昨春の03月30日。
《会報》2013.04.06【0440】参照 http://jishu2637.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/26-04400330-aa7.html
[06]大垣城01
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[07]同02
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 大垣11時11分発のJR東海道本線新快速に乗り、名古屋着11時43分。
 地下鉄東山線に乗換え、愛知県美術館に12時過ぎに到着。

※2つ目の美術展は、『あなたのリアル、わたしのリアル』展。
 本展のconceptは「Realism(=仏:レアリスム)」。
「写実主義」の代表と言えば19世紀中葉のクールベ(1819-77)。
 20世紀に入ると、Franceで「シュルレアリスム(Sur Realism 超現実主義)」。
 20世紀後半には、恰も写真と見紛う様な「Super Realism」。
 この他、写実表現に神秘感や非日常感を強く漂わせた「Magic Realism」
 1960年代、日常の現実の物体そのものを作品に取り入れた「ヌーボーレアリスム(Nouveau Realisme)」等がある。
 以下に本展展示作品を5点紹介する。

[08]本展leaflet
 08leaflet_2

[09]アルベール・マルケ(Albert Marquet(1875-1947))『ノートルダムの後陣』1902年‥【Fauvisme】
 09albert_marquet187519471902fauvi_2

[10]アンリ・マティス(Henri Matisse(1869-1954))『待つ』1921-22年‥【Fauvisme】
 10henri_matisse18691954192122fauv_2

[11]ヴァシリー・カンディンスキー(Wassily Kandinsky(1866-1944))『楽しき飛翔(Bauhouses版画集)』1923年‥【Sur Realisme】
 11wassily_kandinsky18661944bauhou_2

[12]ポール・デルヴォー(Paul Delvaux(1897-1994))『こだま(Echo)』1943年‥【Sur Realisme】
 12paul_delvaux18971994echo1943sur_2

[13]上田薫(1928-)『なま玉子G』1976年‥【Super Realisme】
 1319281976super_realisme_2

【小生comment】
「Realisme」という同一conceptでの展覧会である。
 ところが、「Realisme」の前に様々な接頭語や言葉がつくと、全く違った作品群となり統一性がなくなって仕舞う。
 例えば、「Sur-」と「Super」では Kandinsky と上田薫の作品の如く180度違う。
 ま、それが又この展覧会の面白さだろうけど‥。(^^;

※今日最後の3つ目は、愛知県芸術劇場concert hallにて開催された、山田和樹指揮&樫本大進Violin『スイス・ロマンド管弦楽団』演奏会についてである。
 時代はどんどん変化して若手の時代になっていく‥。
 指揮者山田和樹氏は1979年01月26日生まれ。
 一方、Violinist樫本大進氏も1979年03月27日生まれ。
 いずれも35歳の若さである。
 二人共我々の多くが大学を卒業して社会人一年目の時に生まれた人達だ。

《演奏曲目》
[1] ビゼー/「アルルの女」第2組曲より「メヌエット」「ファランドール」
[2] チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品35
※樫本大進encore曲※
 J. S. Bach/無伴奏Violinの為のpartita第2番からsarabande
[3] リムスキー・コルサコフ/交響組曲「シエラザード」作品35
※encore曲※
(1)フランツ・シュレーカー(Franz Schreker(1878-1934))/大オーケストラのための舞踊音楽《ロココ(Rokoko)》よりⅢ Madrigal
(2)コルンゴルト(Erich Wolfgang Korngold(1897-1957))/シュトラウシアーナ(Straussiana)

 まず山田和樹氏についてだが、彼の演奏会を今日初めて聴いた。
 曲目が、超がつく名曲揃いであったことも嬉しかったが、でもホント素晴らしい指揮ぶりと演奏だった。
 あのFrance classic音楽界の巨匠エルネスト・アンセルメが育て上げたOrchestre de la Suisse Romandeとの寸分も狂いない一体感は流石である。
 2012年から彼はこの楽団の首席客演指揮者を務めている。
 楽団員を自分の身体の一部の様に自由自在に操って、音楽をこんな風に思い通りに演奏出来たら本当に楽しいだろう。

 樫本大進氏は、前回は、昨年11月14日此処愛知県芸術劇場concert hallにてサイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルの演奏会でプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1番を演奏したのを聴いて以来だから7ヶ月半ぶりに又素晴らしい演奏を聞くことが出来、嬉しかった。
 樫本大進氏は、2010年からこのベルリン・フィルの第一コンサートマスターを務めている。
 彼の経歴が又凄い。Londonで生まれ3歳からviolinを始め、7歳で米国のジュリアード音楽院プレカレッジ入学。
 1996年のフリッツ・クライスラー、ロン=ティボー両国際音楽コンクールで1位。
 因みに、使用楽器は1674年製アンドレア・グヮルネリ。
《会報》2013.11.17付【0473】参照 http://jishu2637.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/26-047311172640.html

[14] 山田和樹指揮&樫本大進Violin『スイス・ロマンド管弦楽団』演奏会programより
 14_violinprogram_2

[15] 山田和樹氏
 15_2

[16] 樫本大進氏
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【後記】今夏8月の【2637の会】クラス会を開催するかどうか小生迷っています。
 先月の「懇親会in京都2014」でclassmatesの10人が「鶴清」に集合したことになるのですが‥。
 しかし、「懇親会in京都2014」では、残念乍ら小生自身、classmatesの皆さんと殆ど話出来ていないのです。
 今年も昨年までと同様開催するか、それとも、今回は6月に開催したこととし8月は休会とするか、今週一杯かけていずれかに決定したいと思います。

 では、また‥。(了)

2014年7月 6日 (日)

【時習26回3-7の会0506】~「06月21日:①鞍ヶ池art salon『親子で楽しむ 見つけてみよう!絵画のひみつ』展/②名都美術館『"にほんが"っていいね』展/③ヤマザキ マザック美術館『ポール・デルヴォ―とベルギー近代絵画』展/④松坂屋美術館『洋画家たちの青春』展を見て」「06月27日:愛知県芸術劇場大hall/スロヴェニア国立歌劇場/Bizet作曲歌劇『カルメン』を聴いて」

■皆さん、お元気ですか?
 今泉悟です。【時習26回3-7の会0506】をお届けします。
 前《会報》にて、「時習26回生 卒業40周年記念『懇親会in京都2014』」の件は、一段落終えました。
 仕事が忙しく、stressが溜まりがちの昨今、気分転換はclassic音楽鑑賞と絵画鑑賞が専らである。

 そんな環境下で、去る06月21日に私用で名古屋へ行った折、以下の4つの美術館を足早に見て参りました。
 今日は先ずその模様からお伝えして参ります。

※ 最初に訪れたのは、鞍ヶ池art salon。
 此処は、天下のトヨタ自動車が所有する名画を見られるので小生大好きな美術館である。
 出展数こそ今回も23点と少ないが本当に素晴らしい名画を見せてくれる。
 学芸員の方がどなたかは存じ上げないが、素晴らしい審美眼を持った一流の方だ。

 今回の企画展は、夫々の絵画が持っている特徴を、一絵画一つずつkey wordとしてthemeに上げる。
 そして、親が子供に説明する様に出品目録で全23点について一点ずつ簡潔に解説してくれている。
 以下に、その23点に付された【Theme】を記す。

[01]本展leaflet
 01leaflet

 (01)石川滋彦(1090-94)『塔の見える運が』1990年【一点透視図法】
 (02)ピエール=アルベール・マルケ(1875-1947)『アルジェ風景』1936年【空気遠近法】
 (03)アルフレッド・シスレー(1839-99)『春の朝・ロワンの運河』1897年【導線】

[02] (04)ポール・セザンヌ(1839-1906)『女性水浴図』年【三角形構図】
 02188287

[03] (05)カミーユ・ピサロ(1830-1903)『エラニーの牧場』1885年【筆触分割】
 031885

 (06)キスリング(1891-1953)『Spainの女』1925年【repeat(繰返し)】
 (07)中澤弘光(1874-1964)『海辺』年【近景・中景・遠景・点景】
 (08)林武(1896-1975)『憩える踊り子』年【フォーヴィズム(色彩の革命)】
 (09)アンドレ・ドラン(1880-1954)『プロヴァンスの風景』1930年【垣間見る構図】【水平と垂直の組合せ】
 (10)児玉幸雄(1916-92)『ゴブランの広場』1986年【水平線の高さ】
 (11)横井礼似(1886-1980)『花』1937年【余白なし】
 (12)香月泰男(1911-74)『蓮池』1969年【余白あり】
 (13)山田嘉彦(1940- )『砦早春』1985年【点描】
 (14)林武『バラ』1969年代【クロワゾ二スム(色の面を線で囲む)】【インパスト(厚塗り)】
 (15)ラウル・デュフィ(1877-1953)『風景<ドービルの港>』1934年【パッサ―ジュ(色面と線の不一致)】

 (16)ジョルジュ・ブラック(1882-1963)『グラスと果実』1928年【マチエール(絵肌)】
 
 それは画家の個性が最も現れるとも言われ、色や構図は変わっても、マチエールは生涯あまり変わらないとか‥。
 ‥「出品目録のcaptionから引用」‥

 (17)シパチェフL.S.(1926-? )『雲と少女』年【黄金比(1:1.618)】
 人にとって最も安定し、美しいと言われる比率を「黄金比(1:1.618)」と言って、古代ギリシャ時代から建築など様々な芸術作品に使われて来た。
 この絵も、水平線を境に下の海と上の空が凡そ「1:1.618」で描かれている。

 (18)エウジェ二オ・ザンビー(1859-1944)『ファミリー』制作年不詳【視線】
 (19)梅原龍三郎(1888-1986)『鯛』1950年代【補色】
 (20)小磯良平(103-88)『踊り子』1967年【曲線と直線の対比】【明暗の対比】
 (21)鈴木真太郎(1895-1989)『静物』1960年代【rhythm】
 (22)中根寛(1925- )『朝の白』1980年【gradation】
 (23)福本章(1932-2011)『アマリリス』1995年【symmetry(左右対称)】【バル―ル(色の強弱)】

【小生comment】
 小生、恥ずかし乍ら「黄金比」という言葉を今回初めて知った。
 確かに、この比率は安定感がある。「1:1.618」は、厳密に言うと「1:(1+√5)/2」である。

※ 二つ目の訪問先は、長久手市にある「名都美術館」。
 本展は、愛知県芸術大学日本画卒業生の作品展である。
 その展示作品群の中で、白眉の2点([05][06])があった。

[04]本展lieaflet
 04lieaflet_2

[05]片岡球子『山頂』1963年
 絵の表面の質感を「マチエール(絵肌)」と言うけれど、ブラックは理想のマチエールを作る為、絵具に砂などを混ぜた。051963_2

[06]松村公嗣『布達拉(ポタラ)宮』2000年
 062000

※ 三つ目の訪問先は、新栄にあるヤマザキ マザック美術館である。
 本展は、1954年、サベナ・ベルギー航空社長(当時)ジルベール・ペリエ氏が、ポール・デルヴォー(1897-1994)に同国首都Bruxelles市内にある邸宅に客間全体の装飾を依頼。このペリエ邸が人手に渡った時、その装飾画の4点の扉絵が日本の姫路市立美術館(3点《立てる女》《女神》《乙女達の行進》)とヤマザキ マザック美術館(1点《二人の女》)に収蔵された。
 そして、その日本に渡って来た4点を一堂に会して開催された展覧会が本展である。

[07]本展leaflet
 07leaflet

 ヤマザキ マザック美術館は、ロココ調絵画の名品が沢山あり、小生、個人的にはこちらの方が断然好きである。
 今日は、その絵画群から、4点をご紹介する。
 ロココ調の絵は、保守的に過ぎるかもしれないが、安心して見ることの出来る名画が多い。

[08]Greuze(1725-1805)『Child Playing with Dog』1767年頃
 08greuze17251805child_playing_with_

[09]Vigee-Lebrun(1755-1842)『Princess Catherine Fedorovna Dolgorouky』1797年頃
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[10]Vigee-Lebrun『Lady Playing Lyre』1808年
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[11]Gericault(1791-1824)『Mounted Officer of the Imperial Guard』1810-23年
 11gericault17911824mounted_officer_

※ 4つ目の最後に訪れたは、松坂屋美術館。
 本展について、leafletで次の様に紹介している。
 黒田清輝等に拠って結成され、明治期の洋画に新風を吹き込んだ「白馬会」が解散したのは、1911(明治44)年。
 その翌年、三宅克己、中澤弘光、山本森之助、小林鍾吉、岡野栄、跡見泰という「白馬会」の若手・中堅の画家達に、designerの杉浦非水を加えた7名が、黒田の賛同を得て「光風会」を結成する。〔中略〕そして、その活動は今年で100回を数えるに至った。〔中略〕
 黒田清輝、藤島武二、岡田三郎助等「白馬会」家達、辻永、鬼頭鍋三郎、田村一男等、大正から昭和にかけて「光風会」を支えて画家達〔中略〕、光風会から分かれて新たな団体で活躍した画家達迄、67作家80余点の作品に拠って、その歩みを振り返る。
 今回の出品作のうち約半数は画家達が10代から30代の時期の作品‥とある。
 画家達の青春の息吹を感じることが出来だろうか、以下御高覧頂きたい。
 いずれもなかなかいい作品である。

[12]本展leaflet
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[13]矢崎千代二(1872-1947)『秋の園』1900年頃
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[14]三宅克己(1874-54)『信州木崎湖の初夏』製作年不詳
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[15]岡田三郎助(1869-1939)『五葉蔦』1909年
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[16]中澤弘光(1874-1964)『カフェの女』1920年
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[17]中西利雄(1900-48)『花』1932年
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[18]櫻田精一(1910-99)『東京駅』1932年
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[19]耳野卯三郎(1891-1974)『紫陽花』1957年
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[20]鬼頭鍋三郎(1899-1982)『黒椅子の少女』1963年
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■今日最後の話題は、06月27日、名古屋の愛知県芸術劇場大 hallにて開催された、スロヴェニア(Slovenija)国立マリボール(Maribor)歌劇場管弦楽団に拠る、メゾソプラノ ヴェっセリーナ・カサロヴァ主演、Bizet作曲/歌劇『Carmen』全4幕を見て聴いて来ましたので、その模様をお伝えしてお別れします。

「2012年の欧州文化首都に選定されたSlovenijaの美しい都市マリボール(Maribor)に1919年設立される。ウィーン(Wien)や、Austria第2の都市グラーツ(Graz)からも近く、高い水準のOpera公演が人気を呼び、Austriaを初めとする国外からも多くの観客を集めて来た。〔以上、programより引用〕
 今回のOperaは、著名な「カルメン」を、現在最も「カルメン」を巧く歌うと言われているVesselina Kasarova主演が魅力的であった。
 そして、その前評判に違わぬ素晴らしい歌唱を示してくれた。

[21]Slovene国立Maribor歌劇場管弦楽団/Bizet『Carmen』programより
 21slovenemariborbizetcarmenprogram

[22]Carmen Vesselina Kasarova他配役
 22carmen_vesselina_kasarova_2

 ホント、名曲って素晴らしいですよ!(^-')b♪

 では、また‥。(了)

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