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2016年9月13日 (火)

【時習26回3−7の会 0618】〜「09月09~11日:『広島視察〔旧・日本銀行広島支店→マツダ・ミュージアム→(泊)→広島城→宮島 厳島神社→広島原爆ドーム・平和記念公園→(泊)→呉 海上自衛隊 護衛艦「しもきた」乗船見学→(戦艦)大和ミュージアム→鉄のくじら館〕』実施報告」「09月09日:ひろしま美術館『川端康成 珠玉のcollection』展&広島県立美術館『常設展』を見て」

■皆さん、お変わりありませんか? 今泉悟です。
 今日は先週より更に二日早めの《会報》となる【時習26回3−7の会 0618】号をお送りします。
 明後日未明に自家用車にて、遅い夏休みをとって四泊五日の中&北九州旅行に行って来る関係から、今日配信します。
 実は小生、前号でお伝えした様に、先週09月09日(金)から一昨々日11日(日) 仕事で広島への視察に行って来ましたので、その模様についてのご報告です。
 猶、今回はニ泊三日の視察会と2つの美術館の絵画の写真が全部で45枚と多い為、《会報》mail には全部は up 出来ません。
 是非、本《会報》mail 末尾にある URL を click して blog をご覧下さい。

《初日(09月09日)》
 08時02分 豊橋発→こだま697号→08時51分 名古屋発→のぞみ9号→11時08分 広島着→〔観光バス〕→広島焼きの昼食
【元祖 へんくつ屋】
 視察会初日、昼食は広島市中区新天地にある『元祖 へんくつ屋』で「広島焼き」を食べた。
 広島の「お好み焼き」を食べたのは初めての経験だが、この「広島焼き」は、三河人の感じでは、「お好み焼き風ソース焼きそば」に近い。
 店の人に拠ると、広島県に「広島焼き」の店は 約1,600軒(うち広島市内は約1,000軒)あるという。
 更に店の人曰く、「広島焼き」は、県内の街毎に夫々地域の特徴があるという。
 例えば、ラーメンで有名な尾道市の「広島焼き」は、「砂肝」の入った「尾道焼き」であるし、三次市は唐麺を使った「三次唐麺焼き」である等々。

[01]元祖へんくつ屋 入口にて
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[02]広島焼き
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【旧 日本銀行 広島支店】
 食後、次に訪れたのが「旧 日本銀行 広島支店」。
 此処は、広島に原爆が投下された爆心地から僅か380mの処にある。
 原爆は、爆心地の上空600m爆発して辺りの建物の殆ど一瞬にして消失したが、堅牢な日銀の建物は現在迄残った。
 館内は、地下に被曝した当時から現在迄の復興状況が説明されていた。

[03]旧 日本銀行広島支店 入口
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[04]旧 日本銀行広島支店 1階内部にて
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 施設一巡後、次の訪問地迄の時間が30分弱余ったので、観光バスが迎えに来る迄の待ち時間を利用して、旧 日銀広島支店に隣接している「頼山陽史跡資料館」に立ち寄った。
 頼山陽(1781-1832)は、『日本外史』の著者として、又、幕末の尊王攘夷思想に大きな影響を与えた人物。

[05]頼山陽史跡資料館 入口
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 続いて『マツダ・ミュージアム〔マツダ本社工場〕』を訪問。
 Museum兼 本社工場を見学して、マツダが如何に今絶好調であるのか、その理由の一端が解った様な気がした。

[06]マツダ・ミュージアム Cosmo Sport の横にて
 06_cosmo_sport

[07]同上 Roadster に乗って
 07_roadster

 初日の視察は以上で終了して宿泊場所の中区銀山町にあるbusiness hotelへ。
 夕食迄2時間半余りあったので、小生、路面電車とTAXIを使って「ひろしま美術館/川端康成collection展」&「広島県立美術館/常設展」を見て来た。
 本会報では、ひろしま美術館 企画展『川端康成 珠玉のcollection』展 & 広島県立美術館『常設展』についてお伝えする。
 猶、ひろしま美術館では『collection展 France近代美術』展も開催されていたが、この展覧会も素晴らしい為次回《会報》にてご紹介したい。

【川端康成(1899-1972) 珠玉のcollection展】
 本展は、作家川端康成が蒐集した美術品の企画展覧会。
 川端康成の蒐集は、多彩な美術品collectorで、浦上玉堂(1745-1820)『凍雲篩雪(しせつ)図』(19世紀初頭)&池大雅(1723-76)&与謝蕪村(1716-83)『十便十宜図(じゅうべんじゅうぎず)』という【国宝】2作品を始め、Renoir、Picassoの絵画の巨匠や、古賀春江や草間彌生(1929-)等、知名度やgenreに囚われていないのが特徴である。
 以下に、本展の中から幾つかを紹介したい。

[08]ひろしま美術館『企画展/川端康成 珠玉のcollection』展会場入口
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[09]クレラン(Clairin, Pierre-Eugene(1897-1980))『グ―エーの4月』(水彩)1969年
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[10]同『雪の中の詩人』(lithograph)1969年
 10lithograph1969

 ‥・1969年、クレランは川端と邂逅。本作に描かれた人物は川端康成がmodel

[11]古賀春江(1895-1933)『煙火(はなび)』(油彩)1927年
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[12]同『そこに在る』(水彩)1933年
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[13]熊谷守一(1880-1977)『地蔵尊』(墨画)1968年
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[14]牧進(1936-)『紅彩』(膠彩(彩色画))1972年
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 ‥・川端に拠る牧進の個展の推薦文には「細部の微察、色」と「線の感覚」等、悉く自分の意見と一致すると、高い評価を与えている

[15]岩崎勝平(かつひら(1905-64))『島むすめ』(油彩)1940年
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 ‥・岩崎は、岡田三郎助、藤島武二に学んだ。本作品のmodelは川端の養女・政子

[16]草間彌生(1929-)『雑草』(水彩(Gouache・ink))1953年
 161929gouacheink1953

[17]猪熊弦一郎(1902-93)『女(仮題)』(crayon)制作年不詳
 17190293crayon

[18]東山魁夷(1908-99)『車窓(sketch)』(膠彩(彩色画))1969年
 18190899sketch1969

【広島県立美術館『常設展』】
 当館は、09月17日(土)から企画展『東山魁夷 自然と人、そして町』展が開催される直前で、常設展のみ開催されていた。
 従って、当館所蔵の展示物の展覧会だけだったが、初めての訪問でもあり、初めて見る名作を数多く見ることが出来、大変満足出来た。
《当館の沿革》
 当館の開館は、旧館が昭和43年と比較的歴史は浅く、所蔵品の当時は少なかったという。
 開館翌年の昭和44年 児島希望(1898-71)[日本画]が寄贈
 昭和49年迄 小林和作(1888-1974)[洋画/独立美術協会会員]が自らの作品と、小林が収集した作品も合わせて寄贈
 昭和56年 広島県美術品等取得基金条例 制定され(=当初の年間予算:1億円)、名作をを定期的に購入出来る様になった
 昭和58年以降 南薫造(1883-1950)の遺族から油彩画47点・水彩画89点他寄贈
 昭和60年 漸く所蔵品点数が 1,000点を超過
 広島県山県郡千代田町出身の靉光(あいみつ(1907-46)/本名:石村日郎)作品約30点が広島県下巷間の所蔵家等の協力に拠り収蔵された
 広島県又三郡吉舎町(現・三次市)出身の奥田元宋(1912-2003)[日本画/児島希望門下]の寄贈
 広島県豊田郡瀬戸田町出身の平山郁夫(1930-2009)[日本画/院展系]の寄贈

 本展は、上記画家達の作品を中心を始め、国内外の巨匠達の傑作が数多く展示されている。
 以下に、今回展示されていた作品の幾つかを紹介したい。

[19]広島県立美術館正面
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[20]奥田元宋『秋巒(しゅうらん)真如』1977年
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[21]南薫造『坐せる女』1908年
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[22]長谷川利行(1891-1940)『田端変電所』1923年
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[23]靉光(1907-46)『帽子を冠る自画像』1943年
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[24]Feininger, Lyonel(1871-1956)『海辺の夕暮(Evening at the Seashore)』1927年
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[25]Dali, Salvador(1904-89)『ヴィーナスの夢(Dream of Venus)』1939年
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[26]カーノルト(Kanoldt, Alexander(1889-1939))『静物(Still life)』1925年
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[27]Shahn, Ben(1898-1969)『強制収容所』1944年
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《二日目(09月10日)》
【広島城】
 広島の2日目は、09:00 着の 広島城から始まった。
 この城は、芸州浅野氏42万石の居城。
 最初にこの城を建てたのは、毛利輝元〔120万石→ 関ヶ原合戦後、萩 37万石〕。
 毛利輝元が1589年 鍬入れ、1599年 落成。
 関ヶ原戦後、福島正則〔49万8千石(1600-19)〕。
 次いで浅野長政の次男 浅野長晟(ながあきら)以下浅野氏12代〔1619-1871〕が治めた。

[28]広島城天守閣前にて
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[29]中国軍管区司令部原爆慰霊碑
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 ‥・此処の半地下室に司令部通信室があり、昭和20年08月06日午前08時15分原爆が投下された後、此処で学徒動員として働いていた比治山高等女学校の女学生が「広島の壊滅」を通信したのが、原爆を大本営に知らせた第一報だったという。
   此処は中国軍管区司令部通信室という重要軍事施設である為に、学徒動員された当該女学生達は、此処に勤務する将校達の子女だった。
   当該司令部通信室は、爆心地から僅か790mという至近距離だった。
   が、幸いなことに通信室が半地下室の堅牢な建築物であった為、通信を担当した女学生は奇跡的に命が助かったという。

【宮島『厳島神社』】
 次に訪れたのは、10:40 着の安芸の宮島 → ferry の連絡船に乗り「厳島神社」参詣。
 小生は、「広島城」「厳島神社」共に一昨年に続いて2回目の訪問になる。
 因みに前回は干潮で「大鳥居迄歩いて行けた」が、今回は干潮が午前09時だったので、既に「大鳥居迄海水が来ていた」。

[30]大鳥居をbackに
 30back

[31]厳島神社
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 ‥・神殿にはまだ海水が届いていなかった

【中国醸造(株)】
 次の訪問地は、地元の酒蔵「中国醸造(株)」。
 ‥・此処は今年業歴98年になるが、酒造makerとしては新しい方だという
   土産に当店で最も人気の高い芋焼酎「達磨」(720ml ¥1.296)を買った。

[32]中国醸造(株)の入口
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【広島原爆ドーム&平和記念公園・広島平和記念資料館】
 二日目最後の訪問地は、世界遺産「原爆ドーム」と「平和記念公園」
 ‥・此処も2年ぶり2回目の訪問となる。
   原爆の悲惨さは何度見ても辛い。
   小生、来週初09月18日(日)には、長崎市の「長崎原爆資料館」を訪れることにしている。
   今回二週続けて「広島平和記念資料館」と「長崎原爆資料館」を訪問する訳だが、偶然とは言え、何か運命めいたものを感じる

[33]原爆ドーム
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[34]広島平和記念資料館 内に掲示されていた米国オバマ大統領が広島に今年05月に持参された折鶴
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【広島カープ優勝に盛り上がる広島の街】
 この日は、広島v.s.巨人戦が東京・後楽園ドームにて開催された。
 そして、午後9時過ぎ、広島市内繁華街の懇親会二次会会場で広島カープの優勝を聞いた。
 その瞬間、広島の人達の歓喜は想像を絶するハチャメチャな盛り上がりぶりとなった。
 添付写真は、その二次会会場での小生([36])と、二次会会場を出た後、中区胡町・堀川町・流川辺りを練り歩くCarp fan の人達([37][38])。

[35]二次会会場での小生(右端)
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[36]広島カープ優勝に盛り上がるCarp fanの人達1
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[37]同上2
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《三日目(最終日(09月11日))》
【海上自衛隊/護衛艦「しもきた」】
 広島視察会の最終日は、10:00に呉市昭和町にある海上自衛隊 護衛艦「しもきた」を見学。
 呉基地には、護衛艦・練習艦・潜水艦が全部で39隻(うち潜水艦7隻)が所属。
 海上自衛隊の保有艦船は、呉基地は、横須賀に次いで全国2番目の規模(但し、潜水艦に限れば呉基地が日本一)だという。

[38]海上自衛隊 護衛艦「しもきた」
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[39]護衛艦「しもきた」の甲板にて
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[40]戦艦大和が建造されたdock
 40dock

【大和ミュージアム&鉄のくじら館】
 視察会最後の訪問地は、同じ呉市内にある戦艦大和の記念艦である「大和ミュージアム」とその直ぐ近くにある「鉄のくじら館〔潜水艦記念艦〕」。

[41]戦艦大和の十分の一model 1
 41model_1

[42]同上 2
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 ‥・戦艦大和を100m上空から見た大きさに見える。

[43]ゼロ戦
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[44]人間魚雷「回天」
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[45]鉄のくじら館
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 ‥・この「鉄のくじら館」は、本物の潜水艦「あきしお」。
   「あきしお」は、1985年進水→2004年除籍(全長76.2m、幅9.9m、速力20knot(水中)、乗員75名)。

 15:00広島発 のぞみ176号 → 名古屋17:29名古屋発 こだま672号 → 18:02豊橋着

【後記】修学旅行みたいな真面目な視察会だったが、二日目の晩にCarp fanの人達と大いに盛り上がることが出来たのは一生ものの楽しい思い出となった。
 お別れに、この視察会を済ませて拙句を一句‥

 広島の 歴史文化を 学ぶあき(秋=安芸) 悟空

 ではまた‥。(了)

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