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2016年10月28日 (金)

【時習26回3-7の会 0624】~「松尾芭蕉『野ざらし紀行』〔第4回〕予告」「10月16日:稲沢市荻須記念美術館『常設展』&名都美術館『小倉遊亀 ― 明るく、温かく、楽しいもの ―』【前期】展を見て」「10月16日:しらかわホール『ショパンを愛するあなたへ~芥川賞作家・平野啓一郎&北村朋幹(Piano)』を聴いて」「平野啓一郎『マチネを終わりに』を読んでいて‥」

■皆さん、お変わりありませんか? 今泉悟です。
 今日も《会報》【0624】号をお送りします。

■さて今日は、松尾芭蕉(1644-94)の第一作目となる紀行文『野ざらし紀行』〔第4回〕はお休みする。
 実は、下記行程表にある様に、『野ざらし紀行』〔第4回〕の場面は、今から332年前の1684(貞享元)年九月下旬(新暦11月07日~25日頃)の話である。
 従って、332年前のほぼ同じ時期となる次号《会報》【0625】号にてお届けすることとしたい。
 お楽しみに!

※ 1684(貞享元)年 ※
【済】八月中旬(十一~廿日(新暦1684年9月20~29日頃))‥・江戸深川の草庵を門人千里(ちり(=苗村氏))を伴い、東海道を上方を目指して出立。
【済】八月二十日過ぎ(新暦09月30日過ぎ)‥・小夜中山を越える
【済】八月晦日(新暦10月08日(猶、八月は小の月につき晦日は29日) ‥・伊瀬外宮を参詣
【済】九月八日(新暦10月16日)‥・伊賀上野着、兄半左衛門宅に滞在 ‥・千里の故郷、大和国竹内村千里宅を訪問、吉野山に登る
【済】九月下旬(新暦10月28日~11月06日)‥・今須・山中を経て大垣へ‥谷木因亭に泊す
◆【〔第4回〕予告】 十月初旬~中旬(新暦11月07日~25日頃)‥・伊勢の多度権現、桑名本統寺を経て熱田へ
 十月下旬(新暦11月25日頃~12月06日)‥・名古屋へ赴く、その後再び熱田へ
 十二月廿五に(新暦1685年01月29日)‥・伊賀上野に帰り越年

※ 1685(貞享02)年 ※
〔後略〕

■さて、今日事実上最初の話題は、10月16日(日)に名古屋・伏見に在る、しらかわホールにて開催された『ショパンを愛するあなたへ~芥川賞作家・平野啓一郎&北村朋幹(Piano)』を聴きに行ったが、その前に稲沢市荻須記念美術館『常設展』と、長久手市に在る、名都美術館『小倉遊亀』【前期】展を見て来たので、これ等2つの美術館の企画展の模様をお伝えする。

【稲沢市荻須記念美術館『常設展』】
 当初は、企画展『パリに生きる パリを描く』展を見るつもりで訪れた。
 だが、これは小生の早合点で、当該企画展の実際の開催期間は、明日10月29日(土)~12月11日(日)であることが訪れてみて気が付いた。
 いつもいつもそそっかしい小生である。(笑)
 しかし、負け惜しみに聞こえるかもしれないが、拝観者もまばらな閑散とした『常設展』は、ある意味大変有意義なひとときとなった。
 何となれば、以下にお示しした添付写真の絵を始め、荻須高徳(1901-86)の名画の傑作をジックリ堪能出来たからである。

[01]荻須高徳『広告のある家』1931年
 011931

[02]同『麦畑』1950年代
 021950

[03]同『金のかたつむり(ESCARGOT D'OR)』1978年
 03escargot_dor1978

[04]同『大運河(VEVEZIA, CANAL GRANDE)』1980年
 04vevezia_canal_grande1980

[05]同『ミゼリコルディア』1984年
 051984

 続いて訪れたのは、長久手市にある名都美術館である。

【名都美術館『小倉遊亀』【前期】展】
 当美術館では現在『小倉遊亀(1895-2000) ― 明るく、温かく、楽しいもの ―』展が開催されている。
 10月14日(金)から11月13日(土)迄【前期】展が、11月15日(火)~12月11日(日)迄【後期】展が、展示作品の過半数を入れ替え開催される。
 彼女は、1932(昭和07)年に女性初の日本美術院『同人』に推挙され、1990(平成02)年95歳の時、理事長に就任した。
 又、彼女は、1980(昭和55)年、上村松園に次いで我国二人目の女性画家として文化勲章を受章した、日本画界の巨匠である。
 小生は、この小倉遊亀の作品が大好きである。
 拙宅の玄関には、彼女の代表作の一つ『径(こみち)』(添付写真[07])のreplicaを、堀文子の『名もなき草たち』のlithographと向かい合う様に飾ってある。
 本企画展は、滋賀県立近代美術館所蔵の小倉collectionを核に、全国の著名美術館が所蔵する小倉遊亀作品を一挙に展示する。
 本企画展の副題に在る通り、小倉遊亀の高い技量をbaseに「明るさ・温もり・楽しさ」を確りと感じさせる傑作選である。
 以下に展示作品の中から幾つかの作品をご紹介する。

[06]本展leaflet/絵は 小倉遊亀『舞妓』1969年〔京都国立近代美術館所蔵〕‥再興第54回院展‥
 06leaflet_196954

[07]小倉遊亀『径(こみち)』1966年〔東京藝術大学所蔵〕
 071966

[08]同『花屑』1950年〔滋賀県立近代美術館所蔵〕‥再興第35回院展‥
 08195035

[09]同『家族達』1959年〔滋賀県立近代美術館〕‥再興第44回院展‥
 09195944

[10]同『初夏の花』1962年〔名都美術館所蔵〕
 101962

[11]同『盛られた花』1963年〔滋賀県立近代美術館〕‥一哉堂創立50周年記念展‥
 11196350

[12]同『半夏生』1990年〔滋賀県立近代美術館〕‥再興第75回院展‥
 12199075

[13]同『盛花』2000年〔滋賀県立近代美術館〕‥再興第85回院展‥
 13200085

【小生comment】
 小倉遊亀の作品は、人物画を勿論、静物画に至る迄、「明るさ・温もり・楽しさ」を感じさせる技量の確かさと彼女の人柄の良さが滲み出ており、「本当に素晴らしい」の一言である。

■続いては、は10月16日(日)に名古屋を訪れた主目的である、しらかわホールにて開催された『ショパンを愛するあなたへ~芥川賞作家・平野啓一郎&北村朋幹(Piano)』についてである。
 実は小生、本マチネ(matinee)の主役の一人、Pianist 北村朋幹(きたむら ともき)君の父上が、小生の旧行時代、融資部の後輩で、且つ住まいも、1993~2003年名古屋時代の何年間、社宅が一緒だったのである。
 そして、朋幹君の2歳下の弟と、小生の次男が小学校で同級生という親しい関係にあった。
 そんなご縁もあって、幼少の時から、Pianoが凄く上手だった彼の現在の演奏を聴いてみたくなった次第である。
 以下に、平野&北村、両氏の略歴を記す。

【平野啓一郎】
 1975年愛知県蒲郡市生まれ
 北九州市出身/京都大学法学部卒
 1999年在学中に文芸誌「新潮」に登校した『日蝕』に拠り第120回芥川賞を受賞
 著書は、『葬送』をはじめ多数/近著の恋愛小説『マチネの終わりに』が人気

【北村朋幹】
 1991年愛知県名古屋市生まれ
 3歳よりPianoを始め、各種国際コンクールで入賞
 2005年第3回東京音楽コンクールにて第1位、並びに審査員大賞を受賞
 愛知県立明和高校音楽科卒/東京藝術大学入学/現在、Berlin芸術大学留学中

《program》
 第1部:talk stage
 ※ 平野啓一郎が語る~私とショパン~
 第2部:concert stage
 ※ これだけは聴きたいショパン
     ショパン
 ・アンダンテ・スピアナ―ト ト長調 Op.22
 ・舟唄 嬰へ長調 Op.60
 ・ノクターン第8番 変二長調 Op.27-2
 ・バラード第4番 へ短調 Op.52
 第3部:talk & concert
 ※ 作家とpianistのcross talkを交えて
 第4部:present stage
 ※ 北村朋幹がguestに贈る「とっておきの一曲/マズルカ へ短調 Op.68-4」
 ※ 平野啓一郎/誰にも教えたくない「秘蔵の一曲/ワルツ第8番 変イ長調 Op.64-3」
《encore曲》
 ・Tchaikovsky:「四季」より10月「秋の歌」
 ・モンポウ:歌と踊り 第1番
 ・Bartók:3つのチーク県の民謡より
  1. ルバ―ト
  2. リステッソ・テッポ
  3. ポコ・ヴィーボ

   ※ ※ ※

[14]本マチネleaflet(表)‥平野啓一郎(中)&北村朋幹(右)
 14leaflet

[15]同(裏)‥program‥
 15program

[16]マチネ終了後のサイン会にて、平野啓一郎氏(右奥)と握手する小生
 16

[17]平野啓一郎『マチネの終わりに』
 17

【小生comment】
 平野敬一郎氏のclassic音楽への造詣の深さには恐れ入った。
 小生もclassic音楽は大好きだが、小生より20歳も若い彼が小生とは比較にならぬ程の蘊蓄のある処を聴かされて驚いた。
 勢いで、彼の最近の人気作『マチネの終わりに』を買い、concert終了後に、書籍購入者向けのsign会でsignして貰った。

【後記】今、平野啓一郎の『マチネの終わりに』を読みかけている。
 因みに、マチネ(matinee)とは、フランス語で「お昼に行うconcert」のこと。
 題名からして「classic音楽」の用語だ。
 本作品のessenceを抽出してみると‥
 出会った時から惹かれ合った天才ギタリストの蒔野とFranceの通信社記者である洋子。
 婚約者のいる洋子と蒔野との関係を芥川賞受賞作家の平野啓一郎が鋭く且つ知的に絶妙なタッチで描いていく‥。
 小生、まだ読了していないが、スッと小説の中に惹き込まれて行く魅力的な作品だと感じた。

 さて、明日と明後日の旅行の話に変わる。
 時習26回生の同期、中嶋良行君【3-2】と谷山健君【3-3】他1名と、年2回実施している『城・城跡&史跡巡り』の旅に行って来る。
 今回の行き先は、以下にお示しした石川県と福井県にある『城・城跡&寺院』全8箇所。
 内訳は、以下にお示しした通り。
 城2箇所、城跡1箇所、松尾芭蕉『奥の細道』所縁の寺院4箇所、苔庭が絶景の寺院(=神社)1箇所である。

 ①多太神社‥石川県小松市【奥の細道】
 ②那谷寺‥石川県小松市【奥の細道】
 ③大聖寺城跡‥石川県加賀市【城跡】
 ④全昌寺‥石川県加賀市【奥の細道】
 ‥あわらグランドホテル‥福井県あわら市
 ⑤丸岡城‥福井県坂井市丸岡町【城〔=現存天守閣=〕】
 ⑥天龍寺‥福井県吉田郡永平寺町松岡【奥の細道】
 ⑦白山平泉寺〔=平泉白山神社〕‥福井県勝山市平泉町【苔庭】
 ⑧越前大野城‥福井県大野市城町【城〔=復興天守閣=〕】

 上記模様は、次号会報にてご報告する予定である。
 お楽しみに!
 ではまた‥。(了)

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