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選挙:豊橋市長選 佐原氏が初当選 「新市政にチェンジ」訴え /愛知

 9日投開票された豊橋市長選は、新人の佐原光一氏(55)=自民推薦=が、新人の小久保三夫氏(67)と、4選を目指した現職の早川勝氏(67)を破り、初当選を果たした。佐原氏は「新しい市政にチェンジする」などと訴えて多選批判を展開し、国とのパイプも強調して支持を広げた。当日有権者数は28万9228人、投票率は45・55%(前回31・75%)だった。【加藤新市、中島幸男】

 佐原氏は国土交通省中部地方整備局副局長を今年1月に退職し、地元選出の自民党の山本明彦衆院議員の支援を得て立候補した。選挙戦では、「チェンジ・チャレンジ・クリーンの三つのCが豊橋を変える」と訴えた。日本一の医療が受けられる市民病院の実現▽国道23号バイパスの早期全面開通▽東名高速道路のスマートインターチェンジ開設▽三河港の特定重要港湾の実現▽芸術文化ホール建設の見直し--など、国交省出身らしい内容を盛り込んだ公約を掲げた。自民党県議だった小久保氏も立候補し、保守分裂選挙となったが、組織固めに全力を挙げ、保守票を掘り起こした。

 佐原氏は9日午後11時10分ごろ、同市大井町の事務所で拍手に迎えられ、「これからが本番。新しい豊橋をつくっていきたいとの思いは誰よりも強い。皆さんと手を携え、明るく楽しいまちに変えていきたい」とあいさつした。そして時習館高校の同級生らに胴上げされた。山本衆院議員は「自民党の中の戦いもあった。自民党の市議の皆さんが、こんなに団結したのは初めてではないか」と述べた。

 佐原氏は10日、市役所で当選証書を受け取り、「改めて市民に対して、精いっぱい尽くさなければいけない。一票の重みを感じている。市民に市政に参加できる機会を持ってもらい、市の行政は自分たちで変えていくことができることを理解してもらえるようにしたい」と抱負を語った。勝因を問われ、「市民は、豊橋を若い力で引っ張ってほしいと思っている。そこを訴えたのが一番」と答えた。

 一方、小久保氏は、市議、県議としての地元での長年の経験をアピールした。熱心な支持者に支えられ、「豊橋を変えることは市長を変えること」と訴え票を伸ばしたが、及ばなかった。早川氏は、3期12年の実績と市政の継続を強調した。しかし、有権者の多選批判は予想以上に厳しく、佐原氏に1万5000票以上の差をつけられた。

 ◇「政界、もういいかな」 早川氏、引退の意向示す

 豊橋市長選に落選した早川勝市長は10日、定例会見に臨み、「政治の世界はもういいかな」と、政界引退の意向を示した。市長の任期は16日まで。

 早川市長は「政治の裏方で15年、表舞台の国会で10年、市長として12年、合わせて37年、政治の世界に携わってきた。政治の世界はもういいじゃない」と述べた。

 市長選の結果について、「次の4年間を考えたが、民意はそこにあらずでした。結果を謙虚に受け止めたい。民意ですけど節目だと思う」と語った。3期12年を振り返り、「市制100周年の大きな節目を迎え、自分なりに努力し、成果があったと思う」と話した。

 早川市長は社会党本部職員を経て、86年の衆院選で初当選。大蔵政務次官や首相補佐を務め、衆院当選3回。96年に市長に転身した。【加藤新市】

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 ◇豊橋市長選開票結果◇

 =選管最終発表

当 51102 佐原光一  55 無新

  43481 小久保三夫 67 無新

  35868 早川勝   67 無現

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 ◇豊橋市長略歴

佐原光一(さはら・こういち) 55 無新(1)

 [元]国土交通省中部地方整備局副局長[歴]大使館一等書記官▽国土交通省環境技術課長▽東大=[自]

毎日新聞 2008年11月11日 地方版

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